ミズオオトカゲ
みずおおとかげ
大型のオオトカゲの一つ。
概要
大型のオオトカゲ。本種のみでミズオオトカゲ亜属を形成する。(亜種を種類として独立させる考え方では、7種が含まれることになる。)
大きいものでは250センチを超えるものもある。
東南アジア、南アジア、中国の一部等に分布している生息域の広い種であり、「オオトカゲといえばミズオオトカゲ」といった扱いを受けることも多い。
「ミズ」オオトカゲの名の通り、原生林などの水辺に生息しているが、メルテンスオオトカゲやナイルオオトカゲなどの同属他種も水辺で生息しているため、特に変わった生態というわけではない。
肉食性で、小型哺乳類やヘビ、魚に鳥のほか、なんと猛毒のオオヒキガエルや若いワニまで捕食する。
また、市街地に住む個体ではレストランから出た残飯を食べることもあるという。
田畑や倉を荒らすネズミを捕食してくれるため、現地では有り難がられている。
学名の種小名が「救世主」を意味するが、このためという説も。
ペットとしても流通し、がっしりした体型やカッコいい顔つきから人気が高い。
大型のオオトカゲとしては飼いやすいが、大きく成長するため、しっかりと調べてから飼育したい。