概要
特徴としては『一人の人間に対して複数の人間が好意を寄せている』、『好意を寄せているだけでなく行動で示している』、『好意を寄せている側は一途』、『好意を寄せている側は恋敵が多くいることを知っているが、それで極端な修羅場になったりしない』等の状態のまま結末を迎えること。好意を寄せられる側の特徴は、誰にでも優しくしてしまう優柔不断なヘタレか、もしくは完全に開き直っているかのどちらかが多い。いわゆるハーレム状態である。
このエンディングでは恋愛関係が重要であるため、自然使われるのはアダルトゲーム(エロゲー)や恋愛シュミレーションゲーム(いわゆるギャルゲー・乙ゲー)に限られてくる。言葉本来の意味通りなら男性一人に対して女性複数なのだが(実際それが一番多いのだが)、男女逆の場合や中には全員同性という場合もある。漫画においても、複数の相手から好意を寄せられるという展開自体は別に珍しいことでも無い。しかし大抵は最後までに一人にしぼるか、始めから本命がいるため『ハーレムエンド』というのは稀。
これはある種夢のような話ではあるが、現実的な話をするなら当然倫理的(不貞)にも法律的(重婚など)にも許されない。よって、たとえご都合主義のエロゲーであってもこのようなエンディングは基本的に話の本筋とは別のおまけ扱いである。もちろん最初からない場合も多い。
ただし、元々原作には無くてもアニメ化の際にハーレムエンドを作ってお茶を濁すというケースもある。これはマルチエンディングゲーム原作の場合、主人公をどのヒロインとくっつけるか判断が難しいためだと思われる。
タグとしては原作でのハーレムの有無に関わらず、それを連想させるイラストにつけられる。