ディオ(なりきりダンジョン)
でぃお
概要
なりきりダンジョンの男主人公で、メルとは双子。どちらが上かは公式には言及されていないが、小説版ではメルが姉とされる。
緑の上着にゆったりしたズボンを着用。メルと共に「なりきり士」として、人の役に立つために頑張る。
山で遊んだりする事を好む行動的な性格。天真爛漫で元気いっぱいの少年。外界への興味を募らせ、たびたび家を飛び出しては周囲の森を冒険している。いざというときは慎重になりつつ、その状況を楽しんでしまう度胸の持ち主。
13年前の夜にメルと共に流れ星のように落ちてきたところを「あなた」(ゲームプレイヤー)に保護された。
言葉遣いは良く言えばフレンドリー、悪く言えば口が悪い。ネーミングセンスはカロルやアスベル並みに悪く、クルールに「スターロード・グレート」(原作にて)、時空戦士と合流した際のチーム名決めでは「勇気凛々胸いっぱい団」(X版にて。『TOV』のネタ)等とんでもない名前を提案した。
X版でのディオ
行く当てもなく彷徨っていた妖精エトスをノルンが介抱し、ディオとメルを託したという設定になっている。ディオは年相応に思慮が足りない部分があり、たびたび地雷発言をしては(主に女性陣に)制裁される。また、「誰得」のような(ゲーム外現実世界の)スラングを使うことがある。
趣味は読書で、100年前にダオスを倒したという時空戦士の話に関しては細かな部分まで内容を記憶している。それと同時に彼ら時空戦士たちを非常に尊敬している。
旅立ちの理由・原作版
ある日2人の前に現れた不思議な女性ノルンの導きで12の精霊による精霊の試練を受けることになる。
旅立ちの理由・ノベライズ版
13歳になった時、自分達が本当は「理想の子ども」を演じているだけであり、このままでは心の乖離から廃人になってしまう事を知る。それを回避するため、12の精霊の試練を受けて感情を取り戻す旅に出る。
旅立ちの理由・X版
なりきり士として働き始めた直後に暴れまわる魔物を倒すためにメルが放った魔術が暴走してしまいヴァルハラ町全域に、周囲のマナを吸い尽くす虹輪(プリズムリング)を発生させてしまい、その解決法を求めて旅立つ。
ネタバレ
なりきりダンジョンのストーリーのネタバレが含まれます!
実は、彼の正体(前世)は、ダオスと同じデリス・カーラーンの民である男性ディオス。メルの正体(前世)であるメルティアとは双子。
パレスグドラの軍隊に所属。養父であるバンディ将軍の命令に疑問を感じつつも育てた恩を振りかざされ従う。隣国同士の民族紛争の中でメルティアを失い、憎しみに任せて魔科学兵器を発動させた。その結果15万の人々の命を消し去った。魔科学兵器の発動によって大量のマナを失ったデリス・カーラーンは滅びの危機に陥る。「魔科学兵器の使用」がディオが背負った罪である。ディオスの本質が「悪」かどうか見定めようとするノルンによって別な場所別な時間に「ディオ」として生まれ変わったのだ。
X版では出自が異なり、メルティアとは義理の兄妹(姉弟)で、元々は戦災孤児であり両親を殺した軍と敵対する国に所属するバンディ将軍に拾われ、仇を自分で討つようにと言われ彼の養子となって軍に入ったという設定に追加変更されている。また、X版のディオスは自らがとった行動の罪を戦争のせいとして認めなかった。
物語終盤でディオはディオスの思念との戦いの後、本当の自分を取り戻して試練を終了する。しかし、過去の自分を倒したことにより時の波の修正を受け、存在する時空間を失い消滅した。エンディングのテキストでは、記憶を一新されて生まれ変わった2人があなた(プレイヤー)の前にいつか現れますと告げられている。
ノベライズ版ではフォート夫妻の実子として転生するというラストになっている。
X版でも生まれ変わりを受けたものの、何事も無かったようにディオの状態のままメルと共に、エトスの孤児院に戻ってきている。
他作品への出演
メルと共になりきりショップ(なりきりに必要なアイテムを作成・販売)の店主として登場。
2020年7月のイベントで、メルと共に登場・加入。CVはX版準拠で、これが初の3D化となる。
アルベルトが具現化していない為に、なりきり士の能力に制限がかかっており、使用できるのは斬刀系コスチュームのみ。普段は侍コスチュームだが、特定の条件下で一時的に剣帝コスチュームにクラスアップ。
本作で、地翔斬、斬刀割破、天空刃、空時雨、紅破月牙(紅破刃のクラスアップ変化)、陽炎・絶炎(陽炎のクラスアップ変化)、裂地崩斬(地翔斬のクラスアップ変化)、流刃割破(斬刀割破のクラスアップ変化)、天空連刃(天空刃のクラスアップ変化)、秋時雨(空時雨のクラスアップ変化)、閃空時雨(空時雨の技変化)、閃空秋時雨(閃空時雨の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、「衝空破斬」「天駆澄想刃」。