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バトレールの編集履歴

2020-07-23 11:07:18 バージョン

バトレール

ばとれーる

プラレールの自動で走行する性質を利用したタカラトミー非公認の遊び方。yukiyayukataがニコニコ動画に「プラレールVSプラレールの落下バトル」を投稿した事から始まった。

バトレール誕生

2007年9月22日15時24分。自分の発明した遊びを評価してもらいたかったyukiyayukata(以降、本家)が、ニコニコ動画に「プラレールVSプラレールの落下バトル」をアップロードした。

以下、その動画の説明欄の内容である。

プラレールで遊んでみた」シリーズ様に触発され動画を作るも、いいタイトルが思い浮かばず「バトレール」と名付けて見ました。軽さ重視で画質相当落ちてますが。そのうち真面目な鉄道のレイアウトも組んでみたいかな・・・・

これ以降、彼はプラレールを戦わせる動画を「どんどんぶつかるぼくらのバトレール(THE FIGHTING PLARAIL)」という作品名で投稿し続けた。視聴者たちはこうした斬新な遊び方に驚いて、やがて二次創作を投稿する者も現れた。

具体的には次のような内容である。普通、車両は先頭のみ使用される(2、3両編成だと決着が一方的になりやすい為)。


正面衝突バトル

車両同士を正面衝突するように列車を走らせ、どちらかが落下すれば、残った車両の勝ちとなる。両方落ちた場合、作者によっては後に落ちた方を勝ちとする(引き分けの場合もある)。主に上り坂/下り坂や高架上のカーブが多い。また、車両も新幹線及び特急で前面が四角くない車両がよく使われる(通勤電車や電気機関車など、四角い車両は圧倒的に有利か、決着がつかない事が多い為)。


タワーアタック

車両をループ上のレイアウトの頂上から落下させ、落下先を走っている車両をストップさせる。落下先で巨大ベイブレードを回転させてその外周の車両を弾き飛ばす事もある。車両や床の損壊、飛び散った破片による怪我につながりかねない危険な競技なので、ループを高くする場合は床に段ボールなどの緩衝材を敷く事もある。


バトルロワイヤル

現在一般的なバトレールのスタイルといえばこの競技の事である。自動ポイントレール・自動ターンアウトレールを使ったコースに複数の車両を入れて、最後までコースに残っていた車両の勝利。初期はコース上に複数の車両が残ったりコースに車両が残らなかった場合はドローとされる事も多かったが、やがて二次創作における判定が厳しくなり、スロー判定や車輪の接地状況、最後まで走っていたかどうかで勝敗が決まる事もある。平面コースでは妨害が、橋脚を使った立体コースではコース崩壊が多発するのが難点。


平面交差バトル(クロスランブレイク)

複線ポイントレールや交差ポイントレールなどを使用したコースを使い、どちらかが走行不能になるまで戦う。複線ポイント2本と1/4レール2本を使った正面衝突タイプがよく行われる。コースを広げて長編成バトルやストップレールを利用したリレーバトルを行ったり、複線ターンアウトレールを用いたり坂曲線レールなどを用いて大規模コースに広げる事も可能。


スピードレース

最速車両を競うレース。最初はモーターを変えただけの1.5V部門だけだったが、やがて二次創作でギアや電圧も改造した車両がその他部門として登場した。しかしその他部門では車両の故障が後を絶たない。個人競技だけでなくリレー競技も存在する。


ジャングルラン

レールアタックの作者が、本家の「プラレールでサスケ」を原案として発明した障害物競走。動画のサムネ画像にもよるが、とにかく視聴回数を稼げる競技で、バトレール全盛期に投稿された一部のジャングルラン動画は数百万回再生を達成している。難点は同じ箇所での脱落といった単調作業と化したり、仕掛けをいちいち元に戻さなければならないといった作者の心理的負担が大きい事で、プラパン最後のジャングルランでは「ジャングルランほど製作者泣かせの競技はない」と作者自身が述べている。


オープンコース

レールの上を走らない競技。レールをガムテープ等で固定した壁にして、どちらかが走行不能になるか場外に追い出されるまで戦う。対戦相手はプラレールだけではなくベイブレードやトミカ、ミニ四駆になることもある。


サバイバルバトル

バトロワコースに特定の車両を入れてその車両が脱落するまでに何両が脱落したかを競う。主役級車両の入れ替え戦によく使われる競技で、人によっては自分が撃破した場合と敵が撃破した場合で得点を分けることもある。

他に二次創作オリジナル競技も多数。


2012年頃から本家の投稿頻度は次第に遅くなっていき、2014年の動画で投稿を終えた。その後も改造プラレールは続けた模様だが、本人のTwitter(@yukiya30)も2016年4月14日を最後に更新されていない。

本家は後述のプラレールバトラーが本家をパクったオープニング等を用いた事から、二次創作の製作者は参考にした動画を説明欄に記載するという不文律を作った人物でもある。



改造車/改造レール

バトレールで自作の改造車や改造レールを出す人もいる。最初の改造車は本家のE3系こまちドリルカスタム。初期の改造車は一般車にあっさり負ける事も多かったが、全盛期以降は平面交差では一般車では勝てない改造車が多く登場している。それでもバトロワでは一部の一般車両に負ける事がある。二次創作では自作の改造レールを作って出す人もいる。


対戦車バトル

対戦車バトルとは、視聴者と投稿者が好きな車両を選んでバトルするものである。

初出はプラレールバルカンである。どの競技でも平均して、視聴者と投稿者が選ぶ車両の数は3両ずつの場合が多い。


推薦者バトル

2011年にゆうりん氏が行う。その後、高槻みさき氏を経てyufuin72氏が再興した。多数の視聴者と投稿者がコメント欄で車両をそれぞれ1両ずつ選ぶバトル。みんなでバトル(みんバト)とも。


各車両についての特徴

新幹線

バトロワでは遅い車両が有利な為、バトルで勝利等は少ない。しかし正面衝突や平面交差では持ち前の攻撃力もあり恐ろしい車両。また、名場面をこれでもかというほどよく残す。

攻撃力は高いが、その特殊な形状で防御力が弱く、渋滞や複線ポイントレール等の餌食、車両の妨害を処理できないといった事があがるが、平面交差やタワーなどでは有利になる。300系や100系といった車両を例外として大体は単三電池の車両が多く重量で負ける事が多かったが、昨今の「載せ替えシャシー」の車両はやや重心が低く重くなったので多少なり強化されている。


通勤電車

防御力があるものの、交差ポイントレールで弾き飛ばせない等攻撃力は若干ながら悪いようであるが、ターンアウトレールや複線ポイントではカウンターアタックを決める場合がある。バトロワでの勝率は高い。205系や211系のような古典的な単二電池タイプからメトロ01系のような重くて遅いというバトルをつまらなくさせる分強い単二車両、重心が下がり安定性は良くなったが重量が軽くなった分若干防御力で弱体化した載せ替えシャシータイプまで幅広く存在する。通勤車両同士で正面衝突をやると押し合いになって終わらない事が多い(決着がつく事もある)。同一型やボディの色が似たり寄ったりなので瞬時に見分けが付きにくい。


特急車両

初登場はプラレールクラッシャーの近鉄ビスタカーと特急あずさ(バトラーのラピートやバスターズのスペーシアが初登場という説もあるが、消されたので真相は不明)。スタジアムのE259系は史上初のバトロワ3連勝を実現したり(バスターズの京急旧1000系説も)、またバスターズでは3年連続名場面ランキング1位になったりとなかなか不思議な車両。その後、レールアタックの485系やソニック、ウォーズの253系とミュースカイの鬼コンビ、プラフィニのスペーシアとアーバンライナーnext、プラパンの南風等、名場面を作っていった車両たちが集っていったように、最もバラエティに富んだグループであり、通勤電車や新幹線のように一概にこういう傾向がある!とは言えないグループでもある。


機関車

初登場は本家バトレールのEF81。レッドサンダーや桃太郎など角張って強い車両が多いが、DD51系統の所謂ディーゼル機関車はそれらと比べるとデッキ部分が存在し防御力も攻撃力も比較的強くない傾向にある。蒸気機関車の初登場は本家の改造車・D51ロッドアタッカー。その後C62やC12などが登場しバトルをさらににぎやかにさせる。特にプラパンのSL人吉は平面交差で4連勝していたサンライズを負かしたり横転から復活したり、「人吉渋滞」と呼ばれる行為を行って後ろの車両を脱落させるなど名場面を次々と残しながらも勝っていく伝説の車両となった。


トーマス、チャギントン他キャラクター車両

脱落してもなお健気に笑顔を作る様子は視聴者の笑い泣きを誘うが、車両本体の価格が高い、ゴードンやジェームスのようなテンダー式機関車は分割ができず登場バトルが制限される、極端に遅い車両が多かったり、現実の車両を走らせたいという考えのバトレーラーが多い為、出場は結構稀だったりする。


その他

イベント特急やハイパーガーディアンなど。有名なのはプラバトで中間として初登場したドリルライナー(別名コンテナ)。見た目が角張っていたのと重量がそこそこあるので強い車両として君臨していたが、中間動力車を出して良いのかという議論やのっぺらぼうの様な見た目は賛否両論である。

ただバトルではめちゃくちゃ強かった。


主な作品紹介


どんどんぶつかるぼくらのバトレール

別名THE FIGHTING PLARAIL。開祖。全てはここから始まった。投稿者は0601yukata(ニコ動ではyukiya yukata)。出場車両は新幹線6両に205系とEF81を加えたレギュラーメンバー、そして4両の改造車。ミニ四駆やベイブレードなどのプラレール以外のおもちゃを用いた動画も特徴的。レイアウトはとんでもなく複雑で、コース崩壊が後を絶たない。 200系の伝説に始まる目を見張るような名場面があまりにも多く、百見の価値あり。バトレールの魅力がとことん詰まっていて、名実ともにバトレールの入門シリーズ。

しかし、ポケモンの通信バトルを始めた事でバトレールの投稿頻度は次第に遅くなっていき、2014年末に事実上終了。その後も改造プラレールは続けた模様だが、本人のTwitter(@yukiya30)も2016年4月14日を最後に更新されていない。

後述のPlarail Battlerが本家をパクったOP等を用いた事から、二次創作の製作者は参考にした動画を説明欄に記載するという不文律を作った人物でもある。


Plarail Battler

sope1992がYouTubeに投稿開始した最初のバトレール二次創作(投稿時期は2009年とみられるが削除された為詳しい事は分かっていない)。

視聴した事がある人の証言によると、taitaistudioやRave-SlaveをBGMに使用していて、出場車両は横綱がE231系0番台総武線とライト付レールスター、他にはEF81北斗星や東西線05系、総武線スペシャルセットなどが出場していたらしい。また、Twitter情報によると、「NEWスロープバトルEXTRA」なる競技を実施していた事が判明している。従来のスロープバトルは急勾配な坂からなる正面衝突用レイアウトだが「NEW」はオリジナル要素だろうか。正面衝突に関しては400系旧製品やE3系こまちなどの新幹線が登場しており、特急車両もラピートや681系サンダーバードが初登場していたという証言がある。

作品が存在していた証拠は後述のプラレールクラッシャーの説明欄で確認出来る。

削除に至った理由は前述の本家制作者とOPのパクリなどでもめた為。パクリを否定していたが、後に認め謝罪し、動画を削除した。


プラレールバスターズ!

2009年からKintetsu1020keiが投稿。名前の由来は当時作者がハマっていたゲーム「リトルバスターズ!」。

私鉄車両(京王8000系、東武8000系、阪急9000系など)の多用が特徴で、223系やE259系、営団6000系・7000系の営団コンビなどの定期的に名場面を生んでくれるコミカルな車両も多い。また、出場する車両は偶数で固定(一部除く)となっている(最小は6両、最大は{PB!バトルロワイヤル2010〜May〜}の12両)。初代横綱は京王8000系とE4系、2011年度は211系とAE形、2012年度は阪急9000系とE259系、2013年度は京急新1000形ステンレス車とE259系(2年連続)。2009年の横綱は京王9000系と500系と思われる。現在の横綱は211系とE259系の固定である。2012年にアカウントが削除されてしまいNankai9513Fに移行。2011年以前の動画は視聴できなくなった。

BGMについては、東方原曲やアレンジやアニソン(最近は消される可能性があるのだろうか不採用)が主流。2015年に投稿を事実上終了していたが、2019年5月復活。現在は過去撮っていた作品から投稿している。


プラレールクラッシャー

2009年にfyuki0406が投稿した現存する最古のバトレール二次創作。数本は削除され、現在は片手で数えるほどしかバトレール動画が残っていない。あの人形遊び通勤電車も登場している。第九回でバトレール投稿を終了したが、彼は10年経った今でも鉄道ファンを卒業していない。


プラレールスタジアム

2009年からmoonfire245が投稿。初めて倍速システムを取り入れた。初期の出場車両は全て新幹線だったが、E233系等の通勤車両、JR九州の特急なども投入されていき、現在はバラエティに富んだものとなっている。初代横綱は700系、2代目は300系、3代目は200系。さらにこの作品から「大関」や「小結」といった称号が生まれた。ボカロ曲の使用やコース崩壊時の修復が特徴。長らく休止していたものの2015年に新アカウントで復活。2013年以前の動画は削除されたが、代わりに10本の動画が投稿された。

2017年のSバトル2を最後に投稿されていない...と思ったらなんと2020年に復活。ライフバトルロワイヤル等活気を見せた動画を投稿し続けている。


レールアタック!!

ht228125sが2011年から19年まで投稿。2013年に投稿を事実上終了していたが、2017年再開。2019年、引っ越しによりプラレールとお別れするという理由で最終回が投稿された。ジャングルランを発明し、最も多い動画では300万回以上再生され、最も成功したバトレール作品となった。

主役は問題児485系(主役をトーナメントで選ばず最初から指定した最初の作品でもある)、横綱はE3系こまち、大関は883系ソニック旧製品。また、大人気の新幹線から当時敬遠されがちだった機関車やキャラクター車両まで幅広い車両を使用しており、後続作品の車両選出の参考となった。バトレール二次創作の参考の役割を担い、またバスターズやスタジアムと共に全盛期を代表する作品である。


プラレールウォーズ!

2011年からCamry Toyotaが投稿。 名前の由来はバトルに相応しい(事実war=戦争)名前を付けたというのであってスターウォーズから命名しているわけではない。

現在の横綱は京王9000系。保有車両数は他製作者から車両が譲渡された都合で400両を超えている。

大規模なレイアウトは少なく、小規模でコンパクトに纏まっている物が多いからか、試合の展開が早い。また、車両がやけに撃破されやすく、衝突状況では圧倒的に優位な車両でも脱落していく。

2017年に投稿を事実上終了していたが、2年後、プラレールバスターズの復活と同時期に復活(本人曰く、プラレールバスターズがバトレールを始めるきっかけだったのでそれに感動して再開した)。ブランクの間にプラパン、クリークからの車両の譲渡があり、順次参戦させている。


プラレールバルカン

2011年から、ゆうりん(現在は新垢)が投稿。初期は無編集で画質も悪く、まともになったのは翌年から。オリジナル競技「押し勝負」をやっていた時期もある。偶にBGMが流れなかったり字幕の色が安定しない。だが内容は良試合が多め。毎年投稿されているバトレール作品では最も長続きしている。 現在は移転先アカウントでのゲーム実況動画の投稿が殆どで、新作はほぼ出てこないが、昨今は投稿数を戻しつつある。横綱は300系と0系である。また、対戦者バトルを初めてやった制作者である。


プラレールエクスパンデッド

略してプラパン。2013年から18年まで、yufuin72が投稿。九州に暮らしていた事もあって、九州の鉄道をメインにレア車両も多数出場。車両回収の為のアームの使用や四天王制度などを発明し、コースや車両も大規模で、投稿頻度も高く、創作の連鎖を引き起こした。バトレール二次創作で初めて幽閉カタルシスなど艦これアレンジが採用された。

2018年2月に事実上終了。現在は車両を他のバトレーラーに譲渡している。後述のバトプロがプラパンを後継する事になった。

プラパンにより、後続作者の編集様式その他動画形式は原作バトレール系統からプラパン系統になりつつあるように、未だに影響力を持ち続けており、バトレール二次創作を語る上で外せないのは揺るぎない事実である。


プラレールバトラーズ

2013年からbluesuit0113が投稿。初期は画質の悪い3DSで撮影していたが、やがて高性能カメラに変更し、画質の良さはバトレール動画でトップクラス。彼のジャングルラン「青服の砂漠」はレールアタックと並ぶほどの再生回数を誇る。最近はラブライブのイベント参加や仕事に専念しており、一時期は形を潜めたが2020年に復活し新車を連続で投入するなど活気を見せている。車両は初期は本家寄りの車両でプラレールスタジアムに若干似ている点があったが、西武40000系やメトロ13000系等が登場しバラエティ豊かになっている。


バトレールproject

Mizuishi35が2015年から2019年まで投稿。その名の通り東方Project要素を多用しているのが特徴で、楽曲だけでなく車両にキャラ名を付けたり色を塗ったりと大幅にコラボさせている。2017年からはけものフレンズ要素も取り入れられ、35からFriendsに改名し、バトレールフレンズという外伝も作られた。1周年の特別編からバトレール史上初めてストーリーを取り入れ、さらに一般車両の敵となる「悪の車両」が設定された。バトレールと称しているが、一部プラレールの出ない動画が混じっている。18年4月からは2nd Edition、19年7月からは2nd Edition EXに改名し、同年12月に終了。しかし2020年から新たなシリーズ『バトレールproject festival』が開始する。また、年に1、2回程『バトレールproject special』と銘打たれた大規模な動画が公開される。


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プラレール ジャングルラン

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