登場話数:バクアゲ21「炎の届け物」
データ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
全高/196cm(ギャーソリン大暴走体/46.4m)
重量/268kg(ギャーソリン大暴走体/635.6t)
エンジン/真っ赤な消火器
スピード/カジ判定最速
カスタム/インチキ消火器、カジバーン
ナンバー/2401
ファーストラウンド(コース/市街地)
ファイナルラウンド(コース/ビル街)
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ハシリヤンが、真っ赤な消火器に込められた燃える火災魂をイグニッションし、地球に納車された苦魔獣。
消火器を丸々一本苦魔獣の素体に被せたシルエットで、噴出レバーを嘴、安全ロックピン2つを横に張り出す事で丸眼鏡風の両目とした頭部が特徴的。更に噴き出した炎が鬣となっており、さながらヒクイドリを連想させる。また腹周りに刺してある小さい消火器2本も、ノズル部分が同じレイアウトとなっている。
胴体には消火ホースが襷風に巻かれていて、放水ノズルが左肩を初めに胴体へ散りばめられている他、消防士の防火コートを羽織っている。しかしここまで防火・対火災用品で固められている外見が却って、後述する火災の権化というアンチテーゼな生態をより際立たせてもいる。
生み主のサンシーターに事前工作を頼んでもらい、赤字(火事)やカジ(火事)キマグロ(7年前のイエローとは特に関係ない)等、地球人が喋る『かじ』が含まれる単語に反応してノズルから消火剤ではなく火を放つ『インチキ消火器』(ショウカキグルマー曰く“息子達”)を人々の住居や職場へ配布。住人が無意識に作動のキーワードを言ってしまう点を突いて突発性の広範囲無差別放火を引き起こし、その際の恐怖や混乱等でギャーソリンを大量発生させ回収する。
戦闘では口や左肩の放水ノズル等より灼熱の業火を放つ『カジバーン』を使用。単純ながら火炎の弾幕で面制圧力に優れ、炎に巻いた敵を高熱で苦しめスタミナや装備の耐久性を削る搦め手にもなる、文字通り火力の高さが長所の攻撃型苦魔獣でもある。
総じて、エンジン(製造元)となった道具が火災を防ぐ道具にも拘らず、逆に火災を発生させ惨事を引き起こすという、製造元の器物の存在意義を真っ向から否定するアンチテーゼな生態を有した存在とも評せる。
“消火”器だからなのか「~でショウカ」を口癖に慇懃無礼な話し方をするが、声色が高く喧しさが隠せていないハイテンションな性格で、嬉々として街中に放火の仕掛けを巻き、それが作動して人々の悲鳴が巻き起こる様を安全な場所から俯瞰して楽しむ、最悪最低の愉快犯にして生粋の放火魔。
一方、そんな性格故に放火の下準備が効率良く行えないと考えたのか、自分より他人への物腰が低くて社会のモラルやルールへ従う妙な律義さのあるサンシーターに、インチキ消火器を地球人の住居へ配布してもらうのを頼み込む知略も見せた。
活躍![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
夏の酷暑に燃えそうになったサンシーターは、オーバービートのためか暴走したヤルカーを抑えきれず、落っこちてきた赤い消火器にイターシゃがイグニッション。「ショウカキ~!!」と言って誕生。
インチキ消火器を町中に配布して地球人に配布し、ギャーソリン集めに勤しんだ。(住宅に訪問する際、「消防署の方から来ました」と名乗っていたが、この常套句は現実世界での詐欺商売でもよく使われる。しかし顔まで変装していないのに誰も怪しいと思わなかったのだろうか…?)
しかし、聞き込みをしていた錠とアメ玉探偵に見つかった後他3人にも連絡され消化器を回収された事に激昂し交戦。カジバーンの火力でブンブンスーツを灰も残らず燃やそうとしたが、ブンバイオレットの攻撃に怯んだ隙に「大也の夢を叶える」為にブンブンが新たに開発したズンズンショウカブラスターを受け取ったブンレッドがブンレッド119となった事で形勢逆転。119の猛攻を受け「消火器で火を消すなんて!酷すぎるのではないでショウカ~~~~~!?」と存在意義に問われる叫びをあげて敗北した。
直後、ハイウェイ光線を浴びギャーソリン大暴走体となり復活。カジバーンで2体のロボを苦しめたが、ビュンディーがウイングをブーメランのように投げ「ブンブンジャーロボモンスターウイング」が完成。そのまま空からの回転攻撃をモロに食らい「ワタクシの...命の炎がアアアアアアアアアアア!!!」と悲しげな叫びを上げて爆散しフィニッシュした。
そして彼の敗北を見届けたサンシーターはいつも以上に雑かつ素のトーンで「お疲れサンシター」と言ってさっさと帰っていくのであった。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
演じる虎島氏は今作が特撮初出演。
ナンバーは不審火(2(ふ)40(しん)1(び))の意味を持つ。
消化器モチーフの怪人は妖怪カッパ以来。
30分前の作品にも『かじ』が名字に入る人物がいる。
関連タグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ショウキャクバンキ、バーナーロイド、ルーペシャドー、サンババ、ガラット・ナーゴ、カンクス・ブチルメルカプタン、オーブン邪面、救急鬼:火を操る、もしくは放火による惨事を引き起こすのを目的とした歴代の先輩怪人達。