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FRの編集履歴

2020-07-30 21:52:24 バージョン

FR

えふあーる

主に、自動車の後輪駆動方式の一種を指す。

曖昧さ回避

アメリカのライアン・エアロノーティカル社が開発した複合動力型艦上戦闘機

FR(戦闘機)


概要

Front-engine Rear-drive(フロントエンジン・リヤドライブ)の略称。


車体前部にエンジンを搭載し、プロペラシャフトを介して後輪を回転させる方式。現在もスポーツカーレーシングカー高級車トラックにおいてはオーソドックスな駆動方式である。


前後の重量バランスを50:50の理想比に近づけやすく、前輪と後輪とで役割を分担してタイヤの性能と負荷に余裕が生まれるため、FFに比べて高性能なエンジンを積む事が容易である。そのため加減速がしやすく、特に坂道では登坂力と下りでのブレーキとタイヤ負荷の少なさに優れる。

ステアリングの切れ角を大きくとれるのでFFや4WDよりも小回りが利く(最小回転半径が小さい)クルマに仕立てやすい。

同じ後輪駆動のMRに比べると運動性能で劣るイメージがあるが、MRはフロントが軽くてピーキーな特性を示しやすいのに対し、FRは誰でも扱いやすいというメリットがある。挙動に癖やムラがなく、言い換えれば自動車本来の自然体な運転を最も味わいやすい形式である。


このような特徴から、ドライビングを楽しむ事を第一に作られたスポーツカーや、高性能エンジンと走行性能がモノを言うレーシングカー、上質の乗り心地を求めるセダンなどの高級車、前後の重量バランスの崩れを嫌うトラックに採用されやすい。

特にノッチバック型セダンとの組み合わせは、走行性能と乗り心地のバランス性に優れ歴史的にも格式あるデザインになりやすい事から、乗用車として基本形かつ究極形のレイアウトであると言えよう。


一方で欠点として、エンジンと後輪をつなげる長いプロペラシャフトを床下に通すので床に凹凸ができ、後部中央席の足元が狭まるという点がある。

2020年現在の今日では、技術の発展でFFの方が生産コストを抑えられるようにもなったため、廉価車やミニバンなどにはほぼ採用されなくなっている。FR車自体の売り上げも悪く、FRに対応したプラットフォームを採算を取りながら維持するのも徐々に厳しくなっている。


またエンジンと駆動輪が遠いためトラクションを稼ぎづらいことや、重心と駆動輪が少し離れていることなどから横滑りを起こしやすく、未舗装路や雪道など滑りやすい路面での安定性ではFFや4WDに比べ劣っているとされる。FIA(国際自動車連盟)の定めるラリーカー規定の"グループRally"に、FR車が一台しか存在しないのもそれが理由である。

しかしながら、小回りの効きやすさとブレーキ効率の良さから滑り始めてもある程度の運転技術さえあればすぐに車体を止めやすく、むしろフロントヘビーで駆動輪のブレーキ負荷がかかりやすいFFの方が完全にロックしてぶつかるまで止まりづらい、というケースも多いようである。北海道のタクシーの運転手がFRでもスイスイ運転できるのは、このことをよく理解しているからだと言われている。


このFR車の横滑りやすさを逆手にとって、挙動をコントロールした状態でわざと車体をスライドさせるのがドリフト走行である。日本北米欧州の雪国では積雪時に広い駐車場等でスリップ時の練習を行う人も少なくない。



関連タグ

自動車 ドリフト 工業

FF 4WD MR RR

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