CV:川田妙子
概要
映画『爆睡!ユメミーワールド大突撃』に登場する女の子で、父親の貫庭玉夢彦と共に春日部へ引っ越してきた。母親の貫庭玉サユリとは死別している(理由は後述)。
特徴はサイドテールにした紫色の髪と右側に結んだ黒いリボン(カチューシャ?)。
服装は現実世界では黒いTシャツに紫のオーバーオール。
ユメミーワールドでは中央に水色のハート飾りがついた赤紫のドレスを着ている。
性格はかなり冷淡で、態度は横暴かつ高圧的で、意図的に他人を寄せ付けないようにしている節がある。
ふたば幼稚園に転入し、カスカベ防衛隊と知り合うが、それと同時期に春日部の大人達は悪夢にうなされるようになり…。
余談
CVを演じる川田妙子は過去のクレしん映画ではブリブリ王国の秘宝のスンノケシ王子を演じており(当時は山田妙子名義)、実に22年ぶりのクレしん映画出演である。
TVシリーズを含めれば2010年の「オラの花嫁が見たいゾ」に登場したちんのすけ役(スンノケシ王子同様しんのすけにそっくりなキャラ)以来の出演である。
関連タグ
CPタグ:しんサキ
真実(ネタバレ注意)
ある時期から連日悪夢に苦しめられており、サキを救うために夢彦が起こした行為が本作の事件の原因となった。
悪夢の原因は、夢彦とサユリの研究現場に入り込んだ時に爆発事故が起こり、自分をかばったサユリが命を落としてしまったからである。
サキの悪夢は『自分を責めるサユリの怨霊に苛まれる』というものだが、その実態はサユリの怨霊ではなく、「自分のせいで母親を死なせてしまった」自責の念が変化した自分自身である。
夢彦は自分の発明品を使用して他人の夢(正確に言えば夢のエネルギーである「ユメルギー」)を奪い、それを使ってユメミーワールドを造り出して隔離することで彼女の悪夢を抑圧していた。しかしユメミーワールドを維持する為のユメルギーは有限であるため、2人は町中のユメルギーが枯渇する度に居所を転々とすることになった。サキはそんな父の行為を理解しているため、他人と仲良くしないようにしていた。
カスカベ防衛隊が悪夢に捕らわれたことによって彼らに真実を知られてしまい、野原しんのすけ以外のメンバーと確執が生じるが、しんのすけが諦めずに自分を元気付けようとする様子を見て彼に心を開き、自ら悪夢に立ち向かうことを決意。悪夢を食べるバクを探すために積極的に行動し、他の4人とも和解した。
物語の終盤では悪夢の暴走によってユメミーワールドが崩壊、機械も破壊されたことにより髪が真っ白に変色してしまい、悪夢にとらわれたまま目覚めなくなるという最悪の事態が起こったが、夢に入り込んだカスカベ防衛隊の活躍と野原みさえの説得により、サキは悪夢を……いや自分の過去を受け入れることを決意する。その結果、サキは無事悪夢から解放され、楽しい夢を見られるようになった。
最終的には夢彦の研究の都合で外国へと去ることになる。
しかしそこにはもうかつてのように悪夢に怯えて孤立していた彼女の姿はなく、確かな希望を胸に友達と遊び、カスカベ防衛隊にまた会える日を楽しみにしながら元気な笑顔を見せる彼女の姿があった。