CV:吉瀬美智子(生前時・悪夢内での姿と兼任)
概要
「映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」に登場する人物。
サキの母親で夫の夢彦と共に夢の研究をしている。物語開始時点では既に故人。娘に良く似た紫髪サイドテールとメガネが特徴。
サキが悪夢を見るときは悪夢を食べてくれるバクのぬいぐるみで励ましていた。
研究している途中で研究現場に入ってきてしまうサキに手を焼いたりと厳しい一面もあるが、装置を「お花みたいで綺麗」と言われると、「お花みたいね」と優しい一面もある。
作中で起きた怪現象「集団悪夢シンドローム」と何か関係があるようで…?
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真実(以下ネタバレ注意)
サキがある時期から連日悪夢に苦しめられるようになり、サキを救うために夢彦が起こした行為が本作の事件の原因となった。
その原因とは、サキの幼少期に夢彦とサユリの研究現場に入り込んだ時に爆発事故が起こり、身を挺してサキを守ったが、代わりに命を落としてしまったからである。
夢彦は娘の苦しみを少しでも和らげるべく、自分の発明品を使用して他人の夢(正確に言えば夢のエネルギーである「ユメルギー」)を奪い、それを使ってユメミーワールドを造り出し、サキごと隔離することで彼女の悪夢を抑圧していた。しかし、ユメミーワールドの維持に必要なユメルギーは有限であるため、2人は町中のユメルギーが枯渇する度に居所を転々とすることになった。サキはそんな父の心情を理解していたため、わざと距離を置いて他人と仲良くしないようにしていたのである。
サキの悪夢は『自分を呪う母サユリの悪霊に襲われる』というものだが、その姿は老婆のように顔の頬が萎れており、白髪の髪で攻撃してくる。また、悪夢なので攻撃を受けても再生することも可能。
生前のサユリが姿を現した次の瞬間、突然老婆の怪物に変化するシーンはまさにみんなのトラウマである。
終盤にて姿を現し、サキを飲み込むが、救出に来たしんのすけ達かすかべ防衛隊によって阻まれ、バクに変身したしんのすけとの戦いの末に小惑星として落下したボーちゃんによって体を破壊されてしまう。
しかし、その実態はサユリの怨霊では無く、「自分のせいで母親を死なせてしまった」という自責の念が変化した自分自身である。
その後、幼い頃のサキの姿になってサキを責め立てるが、しんのすけの夢を介して入ったみさえが
『優しくしてくれるパパばっかりに甘えんなーっ!好きで嫌われ役やっているんじゃないわよ!嫌われたっていいから自分の子どもを守りたいだけ!それが母親ってものなの!』と一喝し、生前の本来の人間としてのサユリの幻影からの激励を受けたサキが自らの過去を受け入れたことで消滅し、無事悪夢から解放され、楽しい夢を見られるようになった。
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