会社・商標としてのダンロップ
ジョン・ボイド・ダンロップを創始者として、1889年イギリスに生まれる。
一時期日本の住友ゴム工業のブランドとして買収されたが、その後グッドイヤーに商標権を半分譲ったため、アジアで売っているダンロップタイヤは住友ゴム製、欧米のダンロップはグッドイヤー製というややこしいことになっている。
日本のダンロップは"DIREZZA"というスポーツタイヤブランドで、86/BRZレースや全日本ラリー、全日本ジムカーナなどにタイヤを供給している。
福山雅治とドラえもんが未来のタイヤについて語り合うCMが一般的によく知られている。
その他のダンロップ
- ダンロップ一家
公道を時速300km/hでぶっ飛ばすという危険極まりないバイクレース(リアル・ロード・レーシング)に参加し、数々の記録を打ち立てている北アイルランドの一族。
ジョーイ(またはジョイ)は最も有名な選手で、公道二輪レースの最高峰『マン島TT』において26勝という金字塔を打ち立てた。匿名での孤児院への寄付など、チャリティにも積極的であった。2000年にエストニアの公道レースで事故死。
ジョーイの8歳下の弟のロバートもマン島で5勝をマーク。2008年に北アイルランドの公道レースで事故死。
ロバートの長男ウィリアムはマン島でこそ勝てなかったが表彰台には何度か上り、アイルランドの公道レースでは10勝以上をマークした。2018年にダブリンの公道レースで事故死。
ウィリアムの弟マイケルは唯一現役で生存しているダンロップ家のライダーである。マン島TTでは歴代3位の勝利記録を持つ。