概要
初出はセガサターン専用RPG「真・女神転生デビルサマナー」。
全身を覆う毛や翼の構造などUMAとしての特徴を残しつつ、蛾をモチーフにした愛らしいデザインで登場する(種族も“妖虫”)。口調は『シニカル』で、外見に似合わず理性的かつ毒舌である。なおデザインをした金子一馬氏によると某アメリカオバケが隠しモチーフであるという。
「真・女神転生Ⅲ」で“妖獣”に分類されてからは、「デビルサバイバー」のヒーホー口調、「デビルサバイバー2」の関西弁で喋る個体、真Ⅲマニアクスの普通に喋る個体が存在するものの、片言口調が目立つ悪魔である。
またゲーム本作以外にも、蕪木統文の小説「真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE混沌」にも登場している。
作中、聖丈二がシンジュク衛生病院で初めて接触した悪魔であり、彼の交渉により仲魔となる。
赤ペンが好物で、それを与えてくれる聖とそれなりに良好な関係を結んでいる。
一方でシブヤの堕天使デカラビアと対等に語らうという意外な一面を見せている。
また舌を延ばして相手を捕縛したり、片足立ちでステップして歩いたり等3Dデザインでは見られないユニークな動作が描写されている。
鳴き声は“モスー”“モースー”で、人語こそ喋らないが理解はしているらしく相手の名前の最初の二文字を繰り返して意志疎通(ヒジー→聖丈二、デカー→デカラビア)する場面もある。とにかくかわいい。
このように愛らしいキャラクター性も見られる悪魔であるが、ゲーム本編では妖虫・妖獣ともにシステム上、通常の会話では仲魔にはできない邪悪なダーク種族であり、耐性やスキル構成にも偏りがあるので、連れて歩くのは趣味の世界である。だがかわいい。