KTM
1934年にオーストリアで設立されたオートバイ製造メーカー。オートバイの他にも自転車や特注のスポーツカーなども別会社名義で製作するなど、その事業内容は多岐にわたる。
1992年に一旦倒産した後に3社に分割され、インドのバジャージ・オートの傘下に入っている。
オートバイの特徴
KTMは完成度の高いオフロードバイクを世に送り出すことで知られており、モトクロス世界選手権やダカールラリーでも好成績を収め続けている。特にダカール18連覇は、今後打ち破られることはないであろう金字塔である。
オフロードバイクを長年取り扱っているため、小型で小排気量のバイクの開発を得意としており、逆に大型バイクはラインナップが少なめである。しかし近年はオフロード以外にもレーサーバイクやネイキッドバイクなども生産しており、順調にシェアを拡大している。
MotoGPにも2017年から参戦し、オフロード一辺倒であったイメージを大きく変えようとしている。
オレンジ色をパーソナルカラーにしており、バイクのデザインは鋭角を多用したシャープな印象を受けるモデルが大半である。
スポーツカー
アウディやダラーラの支援を受け、2008年から同社初のスポーツカーであるクロスボウを販売している。エンジンはアウディ製の2L直4ターボで、駆動形式はMR。
2009年からはグループGT4規定のレーシングカーも活躍しており、2019年から日本のスーパー耐久にも参戦している。
関連イラスト
余談
KTMはちなみに、マレー鉄道(マレーシア鉄道公社)の現地(マラヤ語)表記である「Keret-api Tanah Melayu」の略称でもある。
そちらのKTMについてはwikipediaの記事を参照。