物語
主人公、「佐々木いちろ」は放課後の学校で、いつものように一人コックリさんをしていた。
しかし呼び出したのはいいが、特に聞く事も思い浮かばない。
そこで、彼は学園の七不思議について聞くことにした。
すると、『やめろ』と返ってくる。なおも質問を続けると、今度は指が暴走しだして、『呪われて死ね』との回答が。
驚く「いちろ」、そしてその直後に幼なじみの「とおこ」に声をかけられた彼は、思わず指を離してしまう。事の最中に十円玉から手を離してしまった彼は、呪いをかけられ、学校から出られなくなった。
無事に学校を脱出するには、七不思議を解決するしかないようだ…。
舞台
八十上学園(ヤソガミガクエン)という高校。以下の七不思議が伝わる。
- 『階段落ちた女の子 身体がネジれて死んじゃった』
- 『首つり三年男の子 首が伸びてもまだ死ねない』
- 『鏡よ鏡よ鏡さん 私をどこかへ連れてって』
- 『校長先生犬嫌い バットで殴ってベッコベコ』
- 『ぐずぐず崩れる人骨標本 骨はどこで拾えるの?』
- 『家庭科室の熱子さん バーナーで焼かれて美味しそう』
- 『最後は屋上憑き子さん 取り憑き落とされ次は誰?』
登場人物
- 佐々木いちろ
本作の主人公。
八十上学園二年一組の生徒で、コックリさんが趣味。
帽子をかぶっている時と、かぶっていない時がある。
こっくりさんに失敗して呪いをかけられてしまい、それを解くべく七不思議に挑むことになる。
- 鈴木とおこ
いちろの幼馴染で、写真部に所属している。
常にカメラを持ち歩いている。
活発なポニーテールの少女。
いちろがこっくりさんに失敗した原因を作ってしまい、彼女も一緒に閉じ込められてしまう。
- 遠藤清丸
三年二組の生徒で、オカルト研究会の部長。いちろを度々部に誘っている。
青い長髪を後ろでまとめている。
七不思議について様々な情報を教えてくれる。
いちろ達の行動には特に関係なかったにも関わらず、なぜか巻き込まれてしまう。
学校に閉じ込められるという異常な状況でも動じず、事態をいち早く理解している。