クロエ・オベール
りむるだいすきっこ
ネタバレが多いので書籍11,12巻を読了した後がおすすめです!
概要
不完全な状態で召喚され、イングラシア王国の自由組合の学園で暮らす五人の子供の一人。
魔素の暴走による崩壊の危機があったがリムルに救われた謎の多い少女。
人物像
初登場時は10歳。常に本を手放さず大人しい。黒銀髪が特徴の美少女。
自身の膨大な魔素によって崩壊の危険があったが、リムルに救われた。
リムルを先生と呼び慕い、彼に好意を抱いている。
普段は控え目な性格だが、リムルの前では無邪気さと積極性を見せ、リムルを巡って友人であるアリスと争うこともある。
魔素を使って水を操ることが可能だが、他の子よりも異常に魔素の量が多く上位精霊に並ぶレベル。また精霊迷宮で召喚した精霊も他の子供らが身に宿らせた精霊と比較して非常に特殊なであり、リムル=テンペストのユニークスキル「大賢者」でも測定不能なエネルギーを持つ上位精霊以上の何かだったらしい。その危険度はラミリスが危機感を持って戦闘を行おうとした程。
リムルとの別れ際にはシズの形見である“抗魔の仮面”のオリジナルを譲り受ける。
その後魔国連邦の学校に転校し、クラスメイトたちと仲良く暮らしている。
大賢者《ここからはネタバレです。本当にご覧になりますか?YES/NO》
正体
その正体こそ、勇者の一人であり、召喚者である勇者クロノアである。
ヴェルドラを封印した他にもルミナスにとって最も重要な友人。
しかも、魔王レオン・クロムウェルが数百年前に異世界転移してきた時共にいた幼馴染だったらしく、未来に召喚されてしまった模様。
ユニークスキル「時間旅行(トキノタビビト)」にて時間に干渉する権能を持ち、何度も何度も二千年前に飛ばされる”時の輪廻”に囚われてしまっていた。
今までは何らかの形でリムルが死亡し魔国連邦が崩壊、ヴェルドラが暴走するというバッドエンドの末に、目の前で死亡した坂口日向の魂を取り込んで過去へ飛ぶ、というストーリーだったらしい。
跳躍後は2000年前に時間跳躍、その時点で記憶を取り戻し、勇者として1000年以上活躍した後、レオンと過去のクロエが召喚された時点でクロエの人格が眠りにつき、その後はヒナタの人格でシズを救うなどの活躍を続け、クロノアを制御できなくなった段階でルベリオスの“聖櫃”で封印される、というループをしていた。
最後のループでは、初めてリムルがいなくなる前に時間跳躍が発動するというイレギュラーが生じる。
グランベルの霊子崩壊からクロエを庇って死亡したヒナタの魂を取り込んで保護して装備ごと2000年以上の過去に跳び、前回までと同じくルミナスに会い、ヴェルドラの襲来や未来の出来事を伝えて友人となる。勇者として活動した後にこの世界に過去の自分が転移してくることから意識を保てなくなりルベリオスで眠りに就いた。
リムルの活躍で“時の輪廻”から解放された後も、友達がいる魔国連邦で生活を続けている。
“勇者”になるだけあって恐ろしいほどの才能の持ち主であり、ループの記憶が戻る前から子供達の中では別格に強く、訓練ではリムル、ヒナタ、ハクロウでも本気にならないと危ない。
帝国の侵攻で、刺客であったマサユキの仲間、ジウがリムルの命を狙った際にはそれを察知し、彼女の前に立ちふさがった。
始原の天使であるフェルドウェイに狙われたマサユキを守ろうとした際に、『希望之王』を得ていた為に”天使長の支配“で操られてしまうが、クロノアの尽力で支配を食い止めている。
残る謎
小説十一巻にてこの正体が明かされたが、それによって”抗魔の仮面”がタイムパラドックスの存在であることが判明し、謎は余計に深まった。