プロフィール
EP | 200万 |
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称号 | 自由組合総帥(グランドマスター) |
究極能力 | 強欲之王(マモン) 創造之王(アフラ・マズダ)(Web版のみ) |
ユニークスキル | 創造者(ツクルモノ) |
CV | 花江夏樹 |
概要
「転生したらスライムだった件」の登場キャラクター。また、書籍化に伴い、そのキャラクターの印象が大きく変化した人物。
書籍版で出番と描写が大幅に加筆されたことで、Web版に比べ物語に深く大きく関わり、彼の行動や動向がより掘り下げられている。
異世界に召喚された日本人であり、シズの元弟子。イングラシアに本部を置く冒険者の互助組織を自由組合として再編し、冒険者や魔物に主にA~Fを使った六段階評価を当てはめ、強さがわかりやすいように指標を作った。また、自由学園と言う自由組合委員の育成機関の理事長も務めており、冒険者たちの安全を向上させようと尽力している。
同時に、この世界について研究を進めており魔法の仕組みや不完全に召喚されてしまう現状を解釈、解明している。その不完全に召喚されてしまった子供たちをシズの意志をついだリムルに託して教師を任せることにした。
能力
異世界転移の時にまったくスキルを会得せずにいるが、その代わりに加齢しない肉体を手に入れている。また、魔法をまったく使えない。ただし、スキルや魔法を無効化する能力封殺(アンチスキル)という超特異体質の持ち主。また、身体能力は異常に発達している。また、能力封殺はオンとオフが自在であり、自分に有効な魔法やスキルは受ける事が出来る。
本編での行動
シズの弟子として登場。ヒナタが旅立った時に自由組合の設立を二人で行っており、行動を共にしていた。その後もいろいろと面倒を見て貰っていたらしい。
リムルの事は報告を受けており、また出会った時にシズさんと似ていたことと、シズさんを食べたと言う言葉から一度は戦闘になりかけるが、リムルのあの台詞で同じ日本人と気づき事情を聞き和解する。
同じ師を持つヒナタとは、袂を分かってからあまり連絡を取り合ってなかったらしい。
リムルのスキルによって生み出される漫画の複製品に自分が読んでいた漫画があったりしたことから、漫画の続きを読ませて貰い感謝する。
アニメ版では他局ネタまで交えている(アニメ版はテレ東系)。
リムル「『いいとも』は終わっ……」
ユウキ「何時ですかー!じゃあ、お昼休みは何をウキウキwatchingしろとー!!」
その後も自由学園での行動に協力したり、
OVA『コリウスの夢』では内乱の起きているコリウス王国の視察をリムルに頼んだりと、いろいろとリムルとは接点を持っているが……。
関連タグ
井沢静江…師匠
坂口日向…姉或は妹弟子
リムル=テンペスト…師匠の意思を継いだ同郷の転生者
以下、重大なネタバレがあります
ネタバレ
「ふふふさすがです まさかあなたが一番の脅威、だなんて」
その正体は、リムルと敵対した数々の存在と接点を持つ黒幕的な存在。世界征服を企んでおり、西側諸国のあちらこちらに手を伸ばし、弱みを握ったり弱体化を狙っていたりしている。
しかし、web版と書籍版とで彼のキャラクターに対する掘り下げが大きく変化しており、それに伴って物語での立ち位置でも大きく変化している。
web版では勇者でありながら世界征服の為に全てを踏みにじる単なるゲスとして描かれていたが、書籍版では最強の魔王であるギィ・クリムゾンを相手に度胸だけで取引を成立させたり、中庸道化連との絆が描かれていたりと、もう一人の主人公的な活躍が目立つ。
これ以降は、web版の活躍と書籍版の活躍とに分ける。
尚、書籍版は変更点は多いものの、物語の筋としてはおおむねweb版に沿って描かれている為、web版のネタバレの方を更なるネタバレとして扱う。
書籍版のネタバレ
数多くの策謀をもってしてリムルの前に立ちふさがるという点では、web版と変更点はない。
しかし、最大の相違点は、中庸道化連という組織の長となっていること。
中庸道化連のベースとなった組織はweb版の最終盤に登場こそするものの、正式な名称や彼らとの繋がりもかなりビジネスライク的なものであったが、組織の実態と名称が与えられたことでユウキとその周辺のキャラクターに大きな変更が加わった。
具体的には、かつての魔王である呪術王カザリームことユウキの秘書であるカガリとの関係性が大きく変化した。
書籍版においては、肉体を失っていたカザリームはユウキを自身の肉体を復活させるための生贄として召喚したが、返り討ちにされたのちに、自分に協力することを条件に肉体を復活させてもらっている。それ以降、カザリームはユウキに従い、ラプラスら中庸道化連は以降ユウキの仲間として活動することになる。
中庸道化連のボスとなったのちには、表面上は自由組合総帥(グランドマスター)として活動し、各国が勇者召喚に失敗して異世界転移をしてしまった子供を自由学園に集めるなどの支援を行いつつ、中庸道化連を率い、ジュラの森を舞台として人工的に魔王を生み出す策謀を弄したことで、間接的にリムルと激突することになる。
その後、神聖法皇国の七曜の老師と魔王ルミナス・バレンタインとの戦いの際にマリアベルに操られることになるが、実際にはマリアベルに操られていたふりをして彼女の能力を無効化しており、強欲者のスキルをマリアベルから奪い取る。
その後、リムルによって中庸道化連を使った一連の策謀の黒幕であることを明かされたことで東の帝国に逃亡し、そこで一年足らずで大将となり、帝国内でのクーデターを目論むもその計画がルドラ皇帝にバレたことで精神支配を受ける。
その後、ルドラの持っていたスキルであるミカエルが暴走したことで、そのままアルティメットスキルを通じて完全に支配されるも、裏をかいてその支配から脱出し、中庸道化連のメンバーと合流したが、ジャヒルの攻撃を食らって消息不明に。
全体的に見て、書籍版でのユウキは頭は切れて有能だが、詰めが甘いところが見受けられる。
敵に回した相手が悪かったのもあるが、計画を成功寸前まで進めておきながら窮地に追いやられる展開が多い。
一方で、土壇場での度胸と最後まで諦めることの無い悪あがきっぷりが事態を切り開く切っ掛けにもなっている。この土壇場での運を掴む諦めの悪さが故に、リムルもユウキを倒し切ることができず、結果として二人は腐れ縁的な関係になっている。
性格面はweb版とかなり変わっており、中庸道化連を道具としてしか見ていなかったweb版と異なり、かなり仲間思いな性格になっている。
当人曰く「この世界は自分の遊び場」。
実は元から超能力者らしく、生まれつきサイコキネシスを扱えている。
異世界に来たことでユニークスキル『創造者(ツクルモノ)』という、言うなればスキルを作り出すスキルを会得。それでスキル無効化のスキル(任意でオン、オフ可能という便利タイプ)を会得していたりしている。
ちなみに、リムルのおかげで漫画の続きが読めたのは本気で喜んでいる可能性が高く、現に『転スラ日記』ではリムルの要求を前に漫画で買収されたりしている。
真の関連タグ
この先さらに核心に迫るネタバレがあります。苦手な方はブラウザバックをお願いします
web版のネタバレ
web版における魔人暗躍編にて、彼の生い立ちが書かれている。
幼少の頃両親がトラック事故で死んだ時、この世の不条理を感じそれが現在の危険思想へと発展した。世界征服という目標も、歪な世界への報復である。
書籍版においては、カザリームはユウキを自身の肉体を復活させるための生贄として召喚した点までは一緒だが、ユウキと手を組んでいる理由が、
先述した「ユウキがカザリームを復活させた」というのは、実際は「カザリームがユウキを召喚したが、ニヒリズム的な危険思考からくる欲望のままに力を得た彼に逆に丸め込まれてしまった」というのが真相である。
その手中には伝説上の存在である勇者が存在している。しかし彼の能力をもってしても縛ることは難しいらしく、呪いという絶対不可逆の要求以外では、勇者はある程度己の意思で行動できる。
真相が明らかになった後逃走を謀ったが、それを察知した魔王レオン・クロムウェルと彼の部下達とで戦闘になり、強力な魔物であるカオスドラゴンを召喚したものの敗北。左腕を失うも、その足で軍事大国である東の帝国(ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国)に亡命した。
レオンはこの戦いで黒騎士クロードを“魅了”で奪われ、さらに赤騎士フランを殺害されてしまう。
しかし、クロードは実は勇者の時間逆行によって魅了が解除されており、以降はユウキ側に付いたフリをする事になるが、レオンに絶対忠誠を誓う彼としては相当酷なものらしく、「心とは何か」と度々自問自答する事になる。
その後は帝国に潜伏しつつも計画を遂行しており、一年足らずで帝国内でも上位の役職に就き、さらに世界を引っ掻き回す事になる。
関連タグ
エキドナ(リゼロ)/レグルス・コルニアス:他のなろう作品における「強欲」。