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東の帝国

ひがしのていこく

東の帝国とは、『転生したらスライムだった件』に登場する国家。
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場所編集

大陸東部に広大な領土を持つ戦闘国家。正式名称はナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国。

その歴史は古く、二千年前には既に帝国の基礎として国家を運営していたと言われている。

小国であったナスカ王国が長き年月をかけて、大国であるナムリウス魔法王国とウルメリア東方連合を吸収し、現在の帝国が生まれた。そして、統一皇帝、ルドラ・ナム・ウル・ナスカの名の下に、この二千年一切の反乱を許さずに、強固なまでの権勢を誇っている。


住民編集

臣民全員が統一皇帝であるルドラに忠誠を誓っている。

帝国皇帝は覇権主義であり、圧倒的な武力により近隣国家を統合してのけた戦闘集団を祖に持つ、純血の戦闘狂。


内情編集

『力こそ全て』という理念の下、実力があれば出世出来る特殊な形態を持つ軍を所有している。

帝国には、政治部と軍事部が皇帝の両翼として存在するが、政治の主権も軍事統帥権も皇帝が有している。

帝国には実権を持つ貴族は存在せず、貴族院は存在するが、名ばかりの家名を持つ者が投票を経ず議員になっているだけのため、領地を運営する貴族は、一代限りの者か特殊な状況にある者しか存在しない。

連邦制にも似た政治形態を取りつつも、その最高決定権は皇帝個人にあるため、皇帝の権力は絶大。

各州に滞在する防衛隊は、皇帝に貸し与えられたという形式を取っている。


軍事力編集

帝国は、異世界人の知識や技術を活かすことで近代兵器も量産しており、軍事力を増強している。

そして帝国の軍組織には、大きく分けて三つの主力軍団が存在する。


機甲軍団――機甲技師により調整された、機械化兵が主力となる軍団。戦車等を擁する近代的武装軍であり、帝国の技術の象徴。


魔獣軍団――世界各地で捕獲された魔獣を支配し、その力を操り使役する軍団であり、帝国の力の象徴。


混成軍団――規格外の機械化兵や、組織行動を取れない個体型魔獣の掃き溜め。個人に特化し過ぎており、組織行動には向かないとされる。しかしその力は未知数であり、一つに纏まれば大いなる脅威となる帝国の心の象徴。


「異世界人」は、帝国内で厚遇され、その数は他の国家に比べて圧倒的に多い。当然、ユニークスキルを持つ者も多く、その研究も進められている。

後、これら三つの軍団とは別に、皇帝を守護する近衛騎士団(インペリアルガーディアン)が存在する。最も規模の小さな軍団であるが、その実力は三つの軍団に相当する程に高い、帝国の最高戦力。

帝国軍は、『力こそ全て』という理念に忠実であるため、これらの軍団を纏める軍団長は、帝国内において最強の者が任命される。

元帥であるヴェルグリンドが皇帝の信任を得て、事実上、帝国軍の全てを掌握している。次いで三人の大将が存在し、この大将が各々の軍団を率いる軍団長。

三人の軍団長には、帝国の秘宝である神話級ゴッズの武具一式が貸し与えられている。

そして、近衛軍はたった100名で構成されているが、各軍団より選出された上位100名のみが近衛軍に所属資格を持つという事実が、彼等の能力の高さを物語っている。そうして集められた上位100名には、伝説級レジェンド武具が与えられている。一人一人が上級将校であり、特殊任務下での権限は、最低でも大佐クラスに相当する。


皇帝ルドラ・ナム・ウル・ナスカ編集

東の帝国・ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国の皇帝であり、ミリムの伯父に当たる。かつてヴェルダナーヴァを師とし、始まりの勇者となった人物。人間が幸せに暮らせる統一国家を作るという理想を持ち、妹ルシアと恋人のヴェルグリンドを相棒として師に認めてられていた

ギィに2000年以上も戦いを挑み、互いに好敵手となる。妹ルシアと子を為したヴェルダナーヴァを安心させたいとの想いから、互いに直接手は出さず配下を競わせるゲームを行っていたが、敵国のテロでヴァルダナーヴァとルシアを殺害され人の醜さを突きつけられる。

ヴェルダナーヴァから譲られた指揮系統に特化した天使系最強の究極能力「正義之王(ミカエル)」により支配の能力を保有し、自我と記憶および竜種に匹敵する力を自らの子に継承させてきたが、転生を繰り返すたびに魂が磨耗してゆき、理想や聖なる力を消失して勇者の資格を失い、ゲームの勝利にのみ執着するようになるが…。


元帥ヴェルグリンド編集

灼熱竜の異名を持つ、世界に四体のみ存在する竜種が一体。ヴェルドラの姉であり、ヴェルザードの妹。東の帝国にて代々総帥に指名されてきた皇帝ルドラの側近。巨大な深紅の竜形態と、蒼髪を特徴的なシニョンにした美女の姿を持つ。ルドラの恋人であり、帝国で“元帥”を務めると共に、“燃え盛る神山”に住まう守護竜として祀られるが、一般には両者が同一人物だとは知られていない。ルドラの為であればどんな事でもするが、政治等には無関心。実は金銭以外の賄賂に弱いという一面がある。

司る属性は火。力の性質は熱に由来する「加速」で、エネルギーを自在に操作し“支援”を本質とする天使系究極能力「救恤之王(ラグエル)」を持ち、直撃すれば相手を強制的に加速し情報すらエネルギーに換算して熱崩壊させる最強奥義「灼熱竜覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)」、熱量を極大に増幅し数万度という灼熱の溶岩の牢獄に閉じ込める「灼熱の抱擁(バーニングエンブレイス)」などの技を持つ。


カリギュリオ編集

機甲軍団を率いる軍団長であり、階級は大将。下級貴族から男爵家へ婿入りしたが、当時の妻マミアに裏切られ、薬を盛られて左目を失明して放逐される。その時の怒りと憎しみを原動力に出世を目指し、ミニッツやカンザスを味方に付けて30代半ば過ぎで軍団長となる。

策と必勝に拘る軍人らしい性格だが、損失を厭わない強欲さを持ち、迷宮の価値に目が眩んで魔国連邦の実力を過小評価し、戦争に反対するガドラを批判して開戦をルドラに強弁する。90万の軍勢を指揮して魔国連邦へ侵攻するが、リムルが新参の魔王である事を根拠に甘く見ていたのが災いし、悪魔三人娘迷宮十傑の猛攻撃の前に返り討ちにされ、自身を残して全滅する。その絶望から聖人へと覚醒するものの、目覚めたばかりの力を使いこなすせずにディアブロに瞬殺される。その後、70万程の部下と共にリムルに蘇生されて捕虜となった後、リムルの凄まじさと増長していた自分の愚かさを痛感し、失策を部下に謝罪すると共に、バーニィからこの戦争におけるルドラの真の目的を知らされる。リムルに感謝すら抱いて協力を申し入れ、魔国連邦への滞在を願い出る。

帝国を利用していた始原の七天使が魔国連邦の迷宮に侵攻してきた際は、ルドラと瓜二つなマサユキに敬意を抱き、彼を襲撃したコルヌから身を挺してマサユキを守り抜く。コルヌらを撃退した後、マサユキがルドラの転生者であると知り、新たな皇帝としてマサユキを仰ぎ、東の帝国の再興に尽力する。

戦後は、三大軍団長の唯一の生き残りであるため、軍の大将職と軍務大臣を兼任する。テスタロッサとモスの調査によりマミアの裏切りが陰謀に基づく不本意な物だったと知り、陰謀の首謀者を捕らえた後、彼女との復縁を果たす。


ミニッツ編集

機甲軍団の少将であり、カリギュリオの腹心の部下。侯爵家の出身でありながら、自分の才覚だけで勝負したいと軍に入った変わり者。精鋭部隊の指揮官として迷宮に突入し、アピトを相打ちに近い形で倒して生き残ったクリシュナたちと合流するが、ゼギオンに瞬殺される。リムルに蘇生された後、想像を絶する強者がいる事を身をもって知れて満足しており、特にリムルたちに恨みは抱いていない。マサユキを即位させるための会議で目立ってしまったため、リムルからマサユキの相談相手に任命される。

戦後は、貴族達への根回しを担当し、新体制では宰相職を任される。現侯爵である弟とは不仲だったが、モスの調査で尊敬する兄に侯爵家を譲られて拗ねており、責任感に押し潰されないよう表面上反発していたことわかり、その事実が伝えられた。


カンザス編集

ミニッツ直属の叩き上げの軍人であり、カリギュリオの腹心の部下。20年前の妖魔郷殲滅作戦を成功させた英雄だが、その本性は悪辣な卑劣漢で、どんな悪事も自分の中の身勝手な理屈で正当化する傲慢さを持ち、妖魔郷殲滅の大義名分も自作自演の奸計によるでっち上げだった。クマラにとっては故郷を滅ぼし自分をクレイマンに売り飛ばした仇である。精鋭部隊一人として迷宮に突入してクマラと対峙し、先代の九頭獣を使役して戦闘経験の少ないクマラの尾獣を圧倒したが、名前を得て進化している事に気付かず侮り、勝利の為に冷静になった彼女が尾獣を統合して反撃を行った結果、切り札を呆気なく失ってしまう。事ここに至って現在のクマラの力を思い知って焦るも時既に遅く、命乞いすら許されず切り刻まれて死亡した。

自分が敗北する可能性など露ほども想定していなかった為か、初めて直面した命の危機は凄まじい恐怖だったらしく心核も壊れてしまっており、リムルによる蘇生も不可能だった。


ガスター編集

機甲軍団の魔導戦車師団を率いる中将。20万の軍勢と2000台の魔導戦車を指揮してドワルゴンを攻めてゴブタが率いる第一軍団と激突するが、ランガと同一化した彼の力により部隊は壊滅し、テスタロッサの相手を近衛騎士団のデイビスらに任せて撤退を図るものの、瞬殺された。


ファラガ編集

機甲軍団の空戦飛行師団を率いる少将。ガドラの弟子の一人で魔導師だが師を裏切ってカリギュリオに忠誠を誓う。4万の兵士と100隻の飛行船を率いてドワルゴンに空から侵攻し、ガビルが率いる飛竜衆と交戦するが、ガビルの戦闘能力の高さから彼をヴェルドラと誤認し、艦橋に乗り込んできたウルティマを前にしても侮る等、致命的な勘違いを重ねてしまった結果部下を全滅させられ、自身は彼女の核撃魔法「破滅の炎(ニュークリアフレイム)」を浴びて飛行船もろとも蒸発し、リムルによる蘇生も無効だった。


ザムド編集

機甲軍団の少将。飛行船300隻を指揮して魔獣軍団3万名を大陸中央まで輸送する任務に就いたが、突如作戦が変更され、ルドラが乗艦し、ヴェルグリンドによってドワルゴンへ転移させられる。戦いの中、テスタロッサの核撃魔法「死の祝福(デスストリーク)」を浴びて肉体ごと消滅したが、戦後、カリギュリオからの助命嘆願により蘇生される。リムルが語った世界の空を支配する計画に感化され、自ら協力を申し出て迷宮内の飛行船改良場で働く。


グラディム編集

魔獣軍団を率いる軍団長であり、階級は大将。カリオンの腹違いの兄に当たる獣人族であり、かつて自分勝手が過ぎて前王に王位継承権を剥奪され、逆恨みで前王を弑逆するが、弟らの手でユーラザニア国を追放され、300年ほど前に東の帝国に身を寄せ、愚連隊の真似事をしていたが、討伐軍に敗れてルドラの配下となる。いつか元帥を倒し、皇帝を弑逆して国を乗っ取るという野望を抱いている。

3万名の魔獣軍団を率いており、その構成員は魔法と異界の知識を組み合わせた人為的な英雄と彼等が従える魔獣から成る。また、成功率は1%だが、特殊投与能力(メディカルスキル)により人魔一体となった人造合成獣(バトルキマイラ)となる「獣魔合身(ザ・ビースト)」を切り札とする。魔国連邦との戦争ではイングラシア王都を攻める役割を担い、飛行船により大陸中央に向かっていたが、ヴェルグリンドによってドワルゴンへ強制転移させられ、魔国連邦とドワルゴン国の幹部と対峙する。自身はガゼルの討伐を狙ったが、ガビルに邪魔されて援軍に駆け付けたカリオンと対峙する。相手の実力の高さから「獣魔合身」を配下に命じたが、図らずも副作用で死亡した配下たちから大量の魂を得たために魔王種への進化が始まった事で耐えがたい眠気に襲われて戦闘不能に陥ってしまい、護ってくれる味方もいなかった為、慌ててカリオンを言いくるめようとするが、そんなその場しのぎが許されるはずも無く、自分の敗北が確定した絶望に泣きじゃくりながら眠りにつき、直後に引導を渡される末路を辿った。

そして、それによって大量の魂を得る事になったカリオンも進化の眠気に襲われるが、こちらは味方であるガビルに護られて事なきを得ており、死んだ後まで差を付けられる形となった


ナジム編集

朱雀の異名を持つ魔獣軍団の三将。フルブロシア国出身の有翼族の変異種であり、フレイの双子の姉妹に当たるが、国から追放されてグラディムに拾われて配下となる。実力は魔王種への進化が間近な程。対峙したソーカを圧倒し、いたぶっていたが、救援に現れたフレイと因縁の対決をすることになり、女王として有翼族からの攻撃を無効化するフレイの特性を攻略できず、倒されて死亡する。


バラガ編集

青龍の異名を持つ魔獣軍団の三将であり、上位龍族の水撃竜(ウォータードラゴン)を従えている。初めはガビルに完敗するものの、「獣魔合身」化してグラディムと共に彼を追い詰める。グラディムとナジムが殺されたことで激昂し、仲間を吸収して人為的に覚醒魔王級の力を得たが、究極贈与を得たガビルに回復能力を奪われて死亡する。


ゴウザリン編集

玄武の異名を持つ魔獣軍団の三将。岩妖精(ローレライ)を従える異民族の巫女であり、魔術を得意とする。「獣魔合身」によって聖人に準ずる力を得て、一度はガドラを自爆にまで追い詰めたが、ディアブロとリムルの介入により、金属性悪魔族に転生して究極贈与を得た彼に敗れて死亡する。


ユウキ・カグラザカ(神楽坂優樹)編集

混成軍団を率いる軍団長であり、階級は大将。


ダムラダ編集

帝国の犯罪組織「三巨頭」の一人で金のダムラダの異名を持つ人物。

しかし、帝国での本当の立場は…。


ミーシャ編集

帝国の犯罪組織「三巨頭」の一人で女のミーシャの異名を持つ人物。

ユウキの部下でもあり、リムルと一時停戦した彼が起こすクーデターの為、戦争では機甲部隊に同行して戦闘を監視する等して行動していたが、準備中に企みに気付いた近藤に暗殺される。


ヴェガ編集

帝国の犯罪組織「三巨頭」の一人で力のヴェガの異名を持つ人物。

出身はイングラシア王国だが、魔物を取り込みすぎて暴走した魔法審問官が女性を陵辱した結果誕生した経緯を持ち、妊娠から出産までの期間も僅か三日で、誕生直後から自我があった事も影響して母親を含めた周囲から化け物と恐れられて孤立し、生きていくためにひたすら力を求め続ける日々を送りながら成長した。

ユニークスキル「悪食者(イヤシイモノ)」により、捕食した物を自分の力にする事を可能とするが、それで人間まで喰らう悪食を発揮した事で討伐対象となり、ユウキと戦うが、その強さから彼に利用価値を見出されて保護下に置かれ、後に帝国に送られてダムラダから教育を受けた。

獣以上に本能に忠実で、ボスのユウキを始め、後に与する事になるフェルドウェイヴェルザード達の様な強者の実力を認めて従ってはいるが、忠誠心は皆無で、利害関係や実力差を全く計算できない上に、失敗してもほとんど反省しない「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を地で行っており、敵味方問わず「能力は間違い無く脅威だが、頭が悪すぎる」と酷評されている。

下手な脳筋よりも無能で愚かな面が目立っていて、作中ではシオンを含めた多くの脳筋な思考のキャラ達がいるが、大体が察しは良くないが馬鹿では無い或いは愛すべき馬鹿なのに対し、ヴェガは所謂救いようの無い本物の馬鹿と言うべき人物で、戦闘狂である原初の悪魔達も彼に対しては「力ばかりの愚物」と呆れと不快感しか抱いていない。

魔国連邦との戦争の際、裏で暗躍していた天使の陣営にユウキが洗脳され、彼の手駒だったヴェガもフェルドウェイの手に落ち、紆余曲折を経て彼らの側で戦う事になる。

作中では名だたる強者と戦う機会が何度もあったが、持ち前の悪運の強さで敗北しても生き延びる事には成功しており、それを繰り返している影響で自分を過信して増長しているものの、それでも到底敵わない強者が多くいる事は理解しており、力を取り込む事で短期間でのパワーアップを試みていたのだが、その中には複雑な計算を必要とする権能もあり、大した知恵の無いヴェガでは扱いきれず力だけが肥大化しただけで、宝の持ち腐れとなってしまっていた。

本人もそれを多少は自覚していたが大して気にしておらず、そうやって後先考えず無闇矢鱈に力という力を喰らい続けた結果、全く予想していなかった最悪の結末を迎える羽目になる


帝国近衛騎士団編集

帝国最強の100人(ただし元帥と皇帝を除く)


ひとけた数字編集

帝国近衛騎士団上位10人であり、帝国の最高戦力。


戦後編集

戦いが始まる前、勇者クロノアのもたらした情報から内部にリムルを殺せる程の強者が存在すると知った魔国連邦は帝国を大いに警戒する。

リムルも対策の為に配下達の「真なる魔王」への進化を実行し、聖魔十二守護王を結成。

神智核(マナス)として覚醒したシエルの能力もあって何とか勝利が確定…したかと思いきや、その最中に天使勢が出現して戦いに介入してきた。

実は帝国は既にヴェルグリンドも含めて彼らの支配下にあり、頭目である妖魔王フェルドウェイの謀略に利用されていたのだった(真の敵である天使勢の事実上の前座扱い)。


そして、この戦いにおけるフェルドウェイ達の目論見も辛うじて阻止し、帝国との戦争は終結した。


戦死者ゼロの魔国連邦に対して帝国側は多くの犠牲者を出したが、ミカエルとフェルドウェイの支配から脱する事になり、迷惑をかけたリムルに謝罪し、救ってくれた事への感謝の意を示すヴェルグリンドの協力により、皇帝ルドラと同じ魂を持つ「勇者マサユキ」を新皇帝に擁立し、魔国連邦はその後ろ盾となる。

魔国連邦・東の帝国・武装国家ドワルゴンで三国同盟が締結され、西側とはまた別の経済圏が誕生する運びとなった。

帝国臣民の人心掌握では守護竜であるヴェルグリンドや、テンペストの外交武官テスタロッサ、帝国軍大将カリギュリオ、新宰相ミニッツなどが腕を奮い、帝国の地盤を固めることに成功した。


その後の、妖魔族・蟲魔族との戦いでは、国家や種族を超えて共闘する。

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