※コメントタグが名前(テスタロッサ)のみでは他作品のキャラと重複してしまうため、作品名を付ける事を推奨する。
「ねえ、そんな真似、許されると思うのかしら?」
解説
“原初の白(ブラン)”と呼ばれる、ディアブロとギィ・クリムゾンを含め七柱いる原初の悪魔の1柱。
尚、名前の元ネタは、車のフェラーリ社の「フェラーリ・テスタロッサ」から。
プロフィール
EP | 333万3124 |
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種族 | 悪魔族(デーモン)/上位魔将(アークデーモン)→悪魔公(デーモンロード)→魔神(マジン)=原初の七柱ーー悪魔王(デヴィルロード) |
所属 | 魔国連邦 |
加護 | リムルの加護 |
称号 | 原初の白(ブラン)、虐殺王(キラーロード) |
魔法 | 暗黒魔法,元素魔法 |
究極能力 | 死界之王(ベリアル)・・・思考加速、万能感知、魔王覇気、時空間操作、多次元結界、森羅万象、生命支配、死後世界 |
耐性 | 物理攻撃無効、状態異常無効、精神攻撃無効、自然影響無効、聖魔攻撃耐性 |
CV | 内山夕実(コリウスの夢、魔王と竜の建国譚) |
人物
白髪と赤い瞳を持つ美女で、淑やかそうな見た目とは裏腹に、とても好戦的で苛烈な性格の持ち主である。
原初の悪魔の中でも一番誇り高い性格で、“原初の赤(ルージュ)”こと最古の魔王ギィをして、「誰かの下に付くのは考えられない」と思われていた程。それだけにリムルの配下に加わった事を知られた際には本気で驚愕された。
またかなりワガママな所があり、自身の癇に障るような事があればたとえ忠臣であろうと簡単に滅ぼしてしまう。彼女の配下(モス、シエン)はそれを熟知しているからこそ、細心の注意を払って長年付き従っている。
戦闘のみならず仕事面に関しても極めて優秀で、上司たるリムルの先を読んで的確な行動を常にとっている。紅茶の腕前もシュナ以上で、細かな気配りも上手。リムルの秘書の座を賭けて喧嘩ばかりのシオンやディアブロと比べると、テスタロッサのほうが遥かに秘書に相応しいが、彼女を秘書にしたらシオンかディアブロのどちらかを外交武官にしなければならないため、リムルは泣く泣く断念している。
経歴
本編が始まるまでは東側の地、すなわち東の帝国の近隣を統べる白い悪魔として君臨しており、長年“紫(ヴィオレ)”と“黄(ジョーヌ)”(後のウルティマとカレラ)と自身の3柱で勢力争いに明け暮れていたのだが、ディアブロが自分の部下とする為に勧誘に現れる。他の2人が戦闘の末に強引に連れてこられたのに対し、彼女だけは好奇心から特に揉めたりせずにそれにひとまず応じた。
当初こそはディアブロの交渉により一時的にリムルに力を貸すだけのつもりだった(自分の同胞であるディアブロが大切にしている主に興味が湧いたのも要因の1つ)上に「つまらない相手だったら殺そう」とすら考えていたが、初対面でその理由に納得した上逆に惚れ込み、自ら臣従の意を示した。
その後はリムルから依代(美人である事に気を良くしたリムルが外見を自ら調整し、サービスで骨格を神輝金鋼(オリハルコン)へと変質させた特別製)と名前を受け取り、忠誠を誓った。
その後は、リムルの提案で自分の全権代理たる外交武官の役職に就いた。そして西側諸国の評議会に送り出された際には、ギィの従者を巻きこんだ謀略を自身は一切手を下す事なく解決してみせ、魔国連邦の立場を盤石のものとした。
ただこの件についてテスタロッサは、「全てリムル様の手のひらの上」だと思っている。
東の帝国との戦争においては、彼女自身東の帝国と浅からぬ因縁があるからか、活躍の場に恵まれていた。
終戦後は天使との戦いに備えて、帝国の外交武官に就任している。
強さ
戦闘力は原初達の間でもディアブロと並んで危険視されていたなど折り紙つきで、特に精密な魔力操作や戦闘の技量に長けている。
これによって自身の10倍のエネルギー量を持つ恐るべき相手とも、互角に渡り合う事が可能。
- 死の祝福(デスストリーク)
東の帝国との戦争の際にテスタロッサが使用した黒炎核(アビスコア)を用いた禁呪魔法。黒煙核を握り潰して『黒い光』を放射する事により周囲の生命を全て死に絶えさせるという危険極まりない魔法。なお、テスタロッサによればギィが魔王になる際に用いた魔法がこれらしい。条件が満たせば人間が魔物に転生できる事もあるようだが、その確率は極めて低い。更に言うと、この魔法は対象の『魂』まで破壊してしまう為、今までこの魔法で死んだ人間が魔物になって復活した例は一例も存在していない。
- 死界之王(ベリアル)
テスタロッサが会得した究極能力。東の帝国との戦いの際に獲得した。ルミナス・バレンタインが扱う色欲之王(アスモデウス)と同じく生と死を司るが、こちらの方がより死の方に傾いているのが特徴。
余談
web版にも登場しているが、その時はギィと同じく赤い髪をしていた。
当初は原初の悪魔という設定が存在しなかったために、色が被っていたのである。
書籍版ではリムルの全権代理という立場ゆえか、webに比べてかなり出番が増えており、彼女の過去が明かされる短編も収録されるなど、正直ディアブロを除けば原初の悪魔の中で最も優遇されていると言っても過言ではない。
ただしアニメ版以降のメディアミックスではウルティマにもフォーカスが当たっており、その限りではない。