プロフィール
種族 | 天使族/熾天使(セラフィム)→妖魔族/妖天 |
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称号 | 始原の七天使の長、妖魔王 |
究極能力 | 正義之王(ミカエル) |
概要
フェルドウェイとは、始原の七天使と呼ばれる、星王竜ヴェルダナーヴァが光の大聖霊から生み出した七柱の熾天使(セラフィム)の最初の一柱。
反動で闇の大聖霊から生まれた原初の七悪魔と対をなす存在。
人物
原初の黒たるディアブロをして「頭がおかしい」と言わしめる程の超危険人物。
性格は真面目で融通が利かず、一度思い込んだら自分の意志を曲げず、他人の意見など参考にも聞かない。ヴェルダナーヴァが健在だった頃は周囲との関係は上手くいっていた様だが、現在では他者からの評価など気にもとめず、合理主義を貫いているため人望は薄い。
同僚であるディーノも、「自分の頭がいいせいで他人の意見など求めず、自己完結してしまっている」と評している。
ヴェルダナーヴァ消失以降は、ヴェルダナーヴァの復活のみに固執し、それ以外のことはどうなっても構わないという狂気に取り憑かれており、仲間であるオベーラの部下をミカエルが殲滅した際も非常に冷淡な態度であり、主の愛娘であるミリムに対してさえもオベーラと違って何の情も抱いてないどころか、主の復活のだしに利用しようとしている有様で、あまりにも常軌を逸した振る舞いとその危険性故に同胞達から離反される事態すら招いている。
経歴
星王竜ヴェルダナーヴァによって、光の大聖霊から生み出される。
覚醒魔王に匹敵する熾天使(セラフィム)にヴェルダナーヴァが「名」を与えたことで、神に準ずる存在へと進化する。
最初の一体としてヴェルダナーヴァへの忠誠が厚いフェルドウェイは、世界を支える意志ある存在としての役割を期待され、その期待に応えるため、ヴェルダナーヴァの愛する人類の敵となる存在を次々と排除していった。
そして最後に残った敵が後に幻獣王となる滅界竜イヴァラージェであり、知性がないだけで竜種に匹敵するイヴァラージェ相手では、フェルドウェイ単独では対抗できず、ヴェルダナーヴァが対処し異界に封印した。フェルドウェイは討伐を進言したが、いつかイヴァラーシェにも知性が宿るかとも期待したヴェルダナーヴァによって、あくまで封印と監視が選択された。
その後フェルドウェイは、ヴェルダナーヴァからイヴァラージェの監視役を任命され、同じく始原の七天使であるザラリオ、オベーラ、コルヌを引き連れて異界へ向かう。
のちにヴェルダナーヴァの期待通り、幻獣族から意思のある存在として蟲魔族が誕生。その中でも強大な力を持って生まれた蟲魔王ゼラヌスと仲は悪かったものの、幻獣族を撃滅するために手を組むことになった。
やがてフェルドウェイ達は、長年異界でイヴァラージェの妖気を浴びたことで熾天使から「妖天」へと種族が変質する。また、天使達は人の姿をした妖魔「幼魔族(ファントム)」に進化した。
基軸世界でヴェルダナーヴァが消失すると、ヴェルダナーヴァを奪った地上の人間を憎悪し始める。また、フェルドウェイは自分達がヴェルダナーヴァに見捨てられた可能性を考え、全ての種族を憎しみ、滅ぼそうと決意。自らを「妖魔王」と名乗り、ヴェルダナーヴァが寵愛した世界を統一し、破滅させる事を目的に動き出す。
しかし、ヴェルダナーヴァがいないため天界に戻ることも出来ず、地上に繋がる「門」の奪取を試みるも黒の王(ノワール)を筆頭とした悪魔の邪魔が入り、異界とどまり続ける。
そのまま異界で三つの種族(妖魔族、蟲魔族、幻獣族)の戦いが始まり、長い年月が流れていった。
ある時、自我の芽生えた究極能力「正義之王(ミカエル)」から話しかけられ、ヴェルダナーヴァ復活に協力して欲しいと言われる。初めは怪訝に思っていたフェルドウェイだったが、ヴェルダナーヴァへの愛情により意気投合し友となる。そして戯れに「ミカエル」と名付けたことで究極能力「正義之王(ミカエル)」が「神智核(マナス)」に進化した。
ミカエルにヴェルダナーヴァ復活のための協力を求められたフェルドウェイは快諾、ミカエルがヴェルグリンドから習得した「並列存在」の依り代となるこで、フェルドウェイも「正義之王」の権能が行使できるようになった。その際、ルドラが消えてフェルドウェイが「正義之王」の権能主になれば、万を超える妖魔族がエネルギー源となるため最強に近い存在になることが判明した。
その後は帝国の皇帝近衛騎士団(インペリアルガーディアン)の序列10位として潜伏。ドワルゴン東部の戦いでは、戦闘には参加せず状況を見守っていたが、突如現れたディアブロに妖魔王であることを暴露された。しかし、フェルドウェイとディアブロは互いに「勝てない」と判断し撤退。
ルドラの魂が完全に肉体から出ていったタイミングを狙い、ミカエルと協力してヴェルグリンドから竜の因子を奪取し、時空転送で世界から消滅させた。
また同じ頃、「並列存在」を用いて三妖師、と共にラミリスの地下迷宮に侵攻。フェルドウェイの目的はマサユキの殺害と迷宮の破壊であり、コルヌの近くに隠れ潜んで観察、マサユキが戦場から抜け出したところで殺害を試みるも、クロエ(クロノア)の邪魔が入り失敗する。ただ、フェルウェイはクロエ(クロノア)の中に天使系究極能力「希望之王(サリエル)」があることを発見、「天使長の支配(アルティメットドミニオン)」で支配し、コルヌに合流しマサユキの殺害を命じ、自身は地上に戻った。
その後、北の大地へ向かいヴェルザードを支配し、彼女を引き連れ「天星宮」へ向かう。天星宮でヴェルザードの竜の因子を獲得、天使勢の陣営の増強をしたのち、まずは天使系究極能力「純粋之王(メタトロン)」を保有する魔王レオンから切り崩すべき判断、カガリ達を先鋒の主戦力とし、黄金郷エルドラドへの襲撃を開始する。
当初はザラリオと共に上空で戦場を眺めているだけだったが、そこへディアブロがやって来たため、彼の相手をザラリオに任せて、当初の目的であるレオンの支配を実行することに。
予定通りレオンの支配が成功し、自力で支配から逃れたユウキ達の相手をジャヒルに任せ、またもや静観していたところに、今度はリムルがベニマルを引き連れやってきたため、自身はリムルの相手を、ジャヒルにはベニマルの相手をさせた。
リムルが初手で放った必殺技「虚無の剣撃(イマジナリーブレード)」を「王宮城塞(キャッスルガード)」で完璧に防ぐも、王宮城塞の副作用で反撃に転じられず千日手に突入。
外で天使陣営の主力が敗れていくとフェルドウェイは撤退を判断、ジャヒルを伴い天星宮へと帰還した。
天星宮へ戻ったフェルドウェイは天使陣営を再編成、残る竜の因子の獲得のため、魔王陣営の拠点を襲撃しヴェルドラを引っ張り出す作戦を提示。
フェルドウェイはイングラシア王国でマサユキを狙うチームを統率、王城の間でヴェルグリンドと対峙し、彼女に深手を与えることに成功したが、それがきっかけで激怒したマサユキの究極能力「英雄之王(シンナルエイユウ)」が覚醒、始まりの勇者ルドラの魂が召喚され、マサユキの肉体に宿ったルドラと対峙することに。
フェルドウェイはヴェルダナーヴァより授かった宝剣「虚空(アーク)」を取り出すも、ルドラの剣技は凄まじく、敗北。トドメを刺される前に古城舞衣の「瞬間移動」で逃走した。