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概要編集

ヴェルドラの兄であり、ミリムの父。

「転スラ」の舞台となる世界を創造した存在であり、創造した世界に様々な生物を作り出して住まわせることで、多様性を生み出した。



プロフィール編集

種族竜種
誕生天星宮
究極能力天使系究極能力14個→正義之王(ミカエル)→誓約之王(ウリエル)















以下、原作のネタバレが含まれます。閲覧の際は注意してください。











経歴編集

上述したように「転スラ」世界とそこに住む生命体を創造したヴェルダナーヴァだったが、作り出された生命体の中でも特に人類を溺愛した。そして、人類同士が争うことによって世界が崩壊することを憂慮したヴェルダナーヴァは、かつて存在していた人類の上位種族である「真なる人間(ハイ・ヒューマン)」によって現世(作中では『基軸世界』と表記)に召喚され、時を経て自分に挑んてきた悪魔の王、ギィ・クリムゾンに「調停者」として世界のバランスを保つことを依頼。

これを了承したギイによって、人類の管理者としての「魔王」が誕生した。


その後、ナスカ王国の王子にして最古の勇者であるルドラ・ナスカと出会ったヴェルダナーヴァは、彼の語る「人類による統一国家の樹立」という理想を応援し、自身が持っていた究極能力「正義之王」とルドラの持っていた「誓約之王」を交換することとなった。

しかし、ヴェルダナーヴァはルドラの理想が実現する可能性は低いことは承知であり、その上でギィに挑ませることで、現実を教えようとした。


そうしてルドラとギィが戦っている間に、ヴェルダナーヴァはルドラの妹であるルシアと結婚し、子供までもうけた。だがその代償として、普通の人間と同程度にまで力を失ってしまったのである。結果的に、この事実はルドラとギィが直接戦うのをやめ、彼らが持つ手駒によって戦う「ゲーム」を始めさせるきっかけとなった。


だが、二人が「ゲーム」を開始して間もなく、ルドラが国を留守にしていた間に敵国が起こしたテロに妻共々巻き込まれ、帰らぬ人となってしまった。

この事実はルドラの心を砕き、やがて彼の、そして世界の運命を大きく狂わせてしまうのであった。



能力編集

世界を創造しただけあり、本来は全知全能の存在であり、「全なる一」というべきものであったが、それを嫌ったヴェルダナーヴァ本人の意思で、(少なくともギィと初めて相対した時点で)全知全能ではなくなっている。

とはいえ、創造主としての力は凄まじく、当時究極能力はおろかユニークスキルも所持していなかったにもかかわらず冥界で最強の存在であったギィを圧倒するほどの実力を持ち合わせていた。

この時点では数多くの権能(上記の「究極能力」欄にある14個の天使系究極能力か)を有していたらしいが、ある時に妹であるヴェルザードやヴェルグリンド、そして資格のあった天使たちに能力を譲り、自身には最強の権能である「正義之王」を残して残るすべての権能を世に解き放った。

そして、ルドラが発現させた「誓約之王」と、自身に残していた「正義之王」を交換する形で

最終的には「誓約之王」を所持していたと思われる(作中の人物が『誓約之王』はヴェルダナーヴァの死とともに失われた、という趣旨の発言をしているため)。



余談編集

本来「転スラ」世界において竜種という存在は不滅であり、仮に魂すら砕かれて完全に消滅したとしても、世界の何処かで人格と記憶の一部をリセットされた形で復活するため、竜種としての力を失っていたとはいえ本来は完全な精神生命体であるはずのヴェルダナーヴァが復活しないことは不自然なことである。

































※ここから先の情報にはWeb版の核心に迫るネタバレが含まれます。

小説版、漫画版、アニメ版、ゲーム版においても語られない情報が含まれますので、観覧の際はご注意ください。

































 ネット上では以前から「実はリムルがヴェルダナーヴァの転生体なのでは?」と予想されている。

真実は不明だが、決して根拠無き話ではない。

ウェブ版最終場面でリムルはウェブ版の黒幕ユウキに「お前は一体何なんだ!?」と言われ下記のセリフを心の中でつぶやいていた。


三上悟。リムル・テンペスト。――それとも、ヴェルダナーヴァだとでも思っているのか?


俺か? 俺が・・誰か、だって?そんなのは、決まってるだろ。俺の名は――――――――


 その他にもweb版、書籍版問わず作中で疑われる点がいくつかある。


  • 上記のセリフに加えてリムルが248話で三上悟とヴェルダナーヴァ双方の立場で話しており不自然。
  • ヴェルグリンドの回想で「リムルがヴェルドラの魔素から発生したのは偶然ではないのでは?」と疑問を抱いた。
  • ヴェルグリンドがルドラの魂を集めるべくリムルによって異世界に飛ばされた際に「このような芸当は我が兄(ヴェルダナーヴァ)にしかできないはず」と驚愕している(少なくとも彼女はリムルの正体が兄と関係する可能性を疑っている模様)。
  • ユニークスキル『大賢者』が、創造主のみが知りえる高度な情報を理解している。
  • この世界ではルドラ=マサユキという事例(ルドラの魂が異世界にわたり、記憶を失ってマサユキに転生し、再びルドラの世界へ転移した)がある。
  • 虚無崩壊』は元々ヴェルダナーヴァの力だった。リムルも『智慧之王』+『暴食之王』=『虚空之神』として『虚無崩壊』を得ている。
  • 転生時に得た二つのユニークスキルが、進化するたびヴェルダナーヴァ(及びその妻であるルシア)の保有スキルと酷似していく。『虚無崩壊』はヴェルダナーヴァの力であり、『智慧之王(ラファエル)』はルシアの力だった『知識之王(ラファエル)』と似通っている。
  • 現存する竜種の中で最大の魔素を誇るヴェルドラよりも大量の魔素をアルティメットスライム進化時に獲得したが、本来ならそのレベルの魔素はヴェルドラ以上の魂がなければ獲得・制御できないはずである。
  • 不滅のヴェルダナーヴァがいまだ転生してこない=三上→リムルに変質したから?
  • リムル転生時から世界が激動し始める。(これは主人公補正かも)
  • ヴェルドラを奪われた際に怒りで発した覇気が竜種のそれと酷似している。(この時はまだ竜種へと進化していない)
  • 俺の名は――――――――――――――――に丁度ヴェルダナーヴァが収まる。(ただし「リムルテンペスト」も収まる)


・・・という、不自然な点が多いリムル。

もしかすると本当に・・・?



作者が明言していないため真相は不明だが、事実ならば色んな謎が腑に落ちるのもまた事実。果たして??

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