※この記事はアニメ派、漫画派の皆様にとって十分なネタバレを含みます。予めご了承ください。
「初めまして、かな?もうすぐさようならだけど。」
概要
本作の主人公リムル=テンペストの『運命の人』井沢静江の教え子の一人。女性。
神聖法皇国ルベリオスの守護を主とする聖騎士団の団長。
高校の入学日に、偶発的に日本から異世界へとやって来た。
プロフィール
EP | 100万強(真意の長剣[トゥルース]+大幅増) |
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種族 | 人間(聖人) |
称号 | 聖騎士団長・法皇直属近衛師団筆頭騎士・十大聖人・勇者の卵→一度消滅したがある人物から譲り受け覚醒 |
究極能力 | 『数奇之王』(フォルトゥーナ)……思考加速、万能感知、神聖覇気、時空間操作、多次元結界、森羅万象、演算領域、仮想世界 |
ユニークスキル | 簒奪者(コエルモノ)→消失・数学者(カワラヌモノ) |
エクストラスキル | 不明(だが何らかのスキルは所持していると考える) |
耐性 | 魔法無効 |
担当声優 | 沼倉愛美 |
人物
元は日本に住んでいた異世界人。
見る者に冷たい印象を与える黒髪黒眼の麗人。
年齢はおそらく20代後半だが、外見は10代後半〜20代前半。
冷徹な合理主義者であり、神の右手。
「魔物を滅する」というルミナス教の教義を体現したような人物。
事実上西方聖教会のトップに座する。
元いた日本で父親を殺害しており(蒸発した様に証拠隠滅したらしく事件などにはなっていない)、異世界に来たばかりの頃も野盗を屠るなど殺すという行為に抵抗が無く、曰く「自分は壊れている」との事。
カリスマ的な魅力を併せ持っており「法皇の懐刀」である枢機卿ニコラウス・シュペルタスは彼女を崇拝している。
また「精霊に愛されている」人物であり、人でありながら人の身を超越した「聖人」。
剣の腕前も超一流で、「剣鬼」ハクロウと並ぶ。
経歴
地球時代~転移
日本の中流家庭で育ち、特に不自由のない生活を過ごしていたが、ある時父親の会社が倒産。更には再就職が上手くいかず精神が追い詰められていった父親がギャンブルに手を出し失敗、多額の借金を背負った事で家庭崩壊。
そして自身と、宗教に嵌り込んだ母親に対して暴力を振るうようになった父親を殺害。以降人間不信に陥る。
それから少し後、高校の入学式の帰りに異世界に偶発的にやって来る。転移直後に野盗に襲われた事で能力に目覚め、野盗を返り討ちにして殺害。以後、自身に襲い掛かる人間・魔物を殺して力を奪いながら異世界を彷徨う。
シズとの出会い
イングラシアにて、異世界に来てゆく当てのないヒナタを、当時異世界人を集め教師となった井沢静江が教え子にする。
ヒナタは凄まじい吸収速度でシズの技術を自分のものとし、シズを越える強さを身に着けた。
自身と似ている境遇のヒナタをシズは何かと気にかけるが、人が信じられなくなっていたヒナタは1ヶ月でシズの元を去ってしまう。
だが本当はヒナタもシズのことを慕っていた。
書籍11巻ではヒナタはシズと対面し、今までのことを詫びて感謝している。
聖騎士を目指す
シズと別れた後、世界各地を転々としていたが、ある時滞在していた小国が魔王ロイ・ヴァレンタインに襲撃される。
その際、自らの身を顧みず人々を守る聖騎士達の姿を見て感銘を受け、聖騎士を志す。
魔王ルミナスとの出会い
類稀な戦闘センスと強力なスキルを駆使し、途轍もない速さで聖騎士としての頭角を表す。
が、
「ルベリオスの法皇ルイと魔王ロイが実は兄弟で、魔王が脅威となりそれを聖騎士が倒すということで勢力を保つ」というルミナス教の真実を知り、激怒する。
単身で神が住うとされる「奥の院」へ乗り込み、ルイとロイを粛清することに成功するが、自身も瀕死の重傷を負ってしまう。
そんなヒナタの前に、真の魔王でありルミナス神その人であるルミナス・バレンタインが姿を現す。
ルミナスはヒナタに、「驕った考えを抱いたまま死ぬな」と言い、ヒナタを死の淵から救う。
ルミナスから課せられた「七曜の試練」を突破したヒナタは、全力のルミナスに敗北する。
それでも折れなかったヒナタは、神の右手__万難を排する剣として、ルミナスに仕えることとなる(ルミナスの軍門に降ったのは、ルミナスが人間を傷付ける気がないと本人の口から聞いたため)。
リムルとの戦い
聖騎士団長として活動をするヒナタの元に、恩師・井沢静江の訃報が届く。
実はこの時点で東の帝国の手によって情報が改竄されており、リムルがシズを殺したとヒナタには伝わっていた。
ファルムス王国が魔国へと侵攻する為の足止めとして、リムルを排除する事を決め、イングラシアから魔国連邦に帰ろうしていたリムルを襲撃。シズの件に関して真実を話そうとするリムルの言葉に耳を貸そうともしなかったが、リムルを侮っていたため、彼が事前に分身を出していたことに気付かず、まんまと欺かれてリムルを殺せたと勘違いしそのまま帰ってしまった。
(ちなみにこの時完全にリムルを倒せていた場合、数年の時を経て復活したリムルにより世界は混沌の時代を迎えることが「魔王と竜の建国譚」で語られている)
魔国連邦への侵攻はファルムス王国軍と神殿騎士団に任せていたが、レイヒムからの定期連絡が途絶えたことで聖騎士団を率いて自ら魔国連邦に出陣することを決める。しかし、ヴェルドラの復活を感知したルミナスの指示で大聖堂の守護に就くことになり出撃を見送る。
魔国との和解
ヴェルドラの復活と同時にリムルの魔王化の報せが届き、リムルを仕留め損ねていた事を初めて知るが、更に帰国したルミナスから「リムル=テンペストが八星魔王になり、ヴェルドラとは盟友」という予想外の報せを受け驚愕。
そして、自分にリムルの情報を届けた東の商人が不審な行動を見せた事で、「リムルの話は全て本当であり、巧妙な嘘に騙されて彼を殺そうとした」事実に思い至り、聖騎士団長としての立場上の問題もあったが、どちらにせよ大きな失敗を犯したと自覚し後悔する。
その後は他の十大聖人達と魔国を敵対するか否かという協議を交わすが、レイヒムの情報から既にリムルが覚醒魔王に至っていると知り、ヴェルドラとも協力関係にある事から、安易に敵対すれば勝敗に関係に無く甚大な被害が避けられないとして紛糾。
リムルはその事を見越して「ヒナタ達とは和解を望み、それでも駄目だというなら最終的に一騎討ちで決めよう」という内容のメッセージを送っていたのだが、これもまた黒幕達によって改竄されており、あたかも一騎討ちをリムルが望んでいるように書き換えられていた。
疑念を抱きつつもその内容をのんだヒナタは、単身で魔王リムルとの戦いに挑もうとするが、覚醒して大幅に力を増していたリムルには剣術も『簒奪者』も一切通じず、磨き抜いた技量で対抗しようとするも『予測演算』を解析されてより上位の『未来攻撃予測』を習得されてしまいそれも通じなくなる。
部下達も敗れ、やむを得ずリムルに「自分の攻撃を堪え切れたら負けを認める」という条件を提示。了承したリムルに『崩魔霊子斬(メルトスラッシュ)』放つも、完全に防がれ、力尽き負けを認める。
直後七曜が竜破聖剣に施していた細工により心臓を穿たれ死亡するが、駆け付けたルミナスの“死者蘇生”により復活。大罪を犯した事でルミナスに見限られた七曜達はその場で彼女に処刑され、争いは終結。改めてリムル達と話し合い、謝罪をリムルが受け入れた事で和解。
以降は交流を重ね、互いに心を許した親しい間柄となっていく。
「時の勇者」と巡る因果
魔国連邦の開国祭での話し合いでルベリオスとの文化交流が計画される中、七曜の老師達のリーダーであり西方諸国を裏で牛耳るロッゾ一族の長・グランベル・ロッゾとユウキの陰謀が絡み合い、西方諸国は混乱に陥る。
ロッゾ一族は次々と策を弄してリムルの失墜を狙うが、いずれもリムルを侮った所為で尽く失敗に終わり、逆に要となるマリアベル・ロッゾを含めた多くの幹部を喪ってみるみる弱体化。
交流会前日、最後の手段に出たグランベルとその配下がルベリオスを襲撃。
ヒナタはグランベルとの戦いに挑むが、圧倒的な勇者の力を見せつけられる。
更に「近しい者を殺したという心の闇を抱えているから、光の精霊を受け入れられず勇者として覚醒出来ない」と心の傷を抉られ、完全に余裕を無くす。
奥の手であった『強制簒奪』も攻略され、絶望的な状況に。
グランベルの放った必殺技、『崩魔霊子突(メルトストライク)』からクロエを庇い胸を貫かれ、ヒナタは魂ごと消滅した。
そして同時期、ユウキがルベリオスに封印してあった聖櫃を破壊し、最強と謳われた勇者を解放した…
この先、ネタバレ注意
消滅したはずのヒナタの魂は『数学者』の中に自我として残った状態で「時の勇者」クロエと融合しており、そこでクロエから衝撃の真実を告げられる。
これまでにクロエは自身が持つユニークスキル『時間旅行(トキノタビビト)』により、幾度も時間軸をループしていること。
その度にヒナタはクロエの魂と融合し、これまではどれもバッドエンド(リムルが死に魔国が滅亡する・ヴェルドラが暴走しそれを止めるために多くの者が犠牲になるなど)を迎えていること。
今回の時間軸では、初めて最善の方向に進みそうだということ。
ヒナタとクロエはルミナスと出会ってからシズと勇者として出会い、そして『邪悪なる存在』であるクロノアとしてルベリオスの聖櫃に封印されるまでの時を旅し、ヒナタがクロノアの体の主導権を握った状態で封印され眠りに落ちる。
(同時期にヒナタがこちらの世界にやって来る為)
現在の時間軸でリムルは、ルミナスとの一瞬のやり取りで告げられた(加えて「智慧之王」の高度な推察に基づく)これらの事実からクロノアの魂へ直接干渉することを決める。
そして、リムルがシズから、シズは勇者クロノアから受け継いだ『抗魔の仮面』を使い、リムルはクロノアの魂に侵入する。
リムルはクロノアの精神内にて自身が持つアルティメットスキル『智慧之王』を駆使し、《情報子》を操作して『無限牢獄』からヒナタの魂を救出する事に成功。
ルミナスはグランベルとの決戦の最中に手に入れたアルティメットスキル『色欲之王』を使い、現実世界のヒナタの肉体を修復する。そして、その肉体にヒナタの魂を入れ、ヒナタを生き返らせることに成功した。
同時にクロエはヒナタの持っていた「勇者の卵」を取り込み自身の「勇者の卵」とくっ付く事で卵が孵り、真なる勇者として覚醒したのだった。
魔国連邦が東の帝国との戦争に突入して以降はしばらく出番が無かったが、遂に勃発した新たな天魔大戦でリムル達と本格的に共闘する。
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ブランディッシュ・μ・・・FAIRYTAILの中の人繋がり。こちらも過去に起因する誤解から主人公に殺意剥き出しで襲いかかり、誤解が解けて和解したと思ったら味方に襲われて死にかけた点がヒナタと重なる。
ナーベラル・ガンマ・・・オーバーロード(アニメ)の登場人物。魔王配下且つ中の人繫がり。但し、人間に対する対応や認識が正反対。もし2人が遭遇したら、どう考えても反りが合わず、一触即発の事態に……?