概要
web版には登場していない書籍オリジナルキャラクターであり、書籍7巻~11巻までの事件の黒幕。
経済力によって西側諸国を裏から支配していたロッゾ一族の首領。
どんどん力を増していくリムルに危険を抱き、同時に魔国連邦に西側諸国の支配権を奪われることを恐れて敵対することになるが、ルミナス達他の魔王から見ても異質且つ規格外なリムルと魔国連邦の戦力を前に目論見は尽く失敗し…。
プロフィール
スキル | ユニークスキル「不屈者(アキラメヌモノ)」➡究極能力「希望之王(サリエル)」 |
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武器 | 「真意の長剣(トゥルース)」 |
称号 | 光の勇者、七曜の老師の長 |
担当声優 | 小野大輔 |
人物
ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国であり、西側の支配が完了した暁にはそれを皇帝に献上し、帝国に戻る予定だった。皇帝や宰相と友であるため、元々はなんらかの大臣であった可能性が高い。『光の勇者』と呼ばれ、東西人類を一つに纏め魔王や天使からの人類守護を目的としていた。覚醒勇者でもあり、人類生存圏をかけて魔王ルミナスとも戦ったことがある。
神聖法皇国ルベリオスの最高指導者「七曜の老師」の長である日曜師グランとしての立場もあり、ルミナスの行っている自作自演の統治機構も、人類守護に役立つ一面があると評価し許容している。各国の連携を強め魔物に対抗するために「西方諸国評議会(カウンシルオブウェスト)」を立ち上げ、それを裏から支配し人類に約千年の平穏をもたらしていた。
グランベルには聖女としても支えてくれていた妻マリア・ロッゾがいたが、魔物ではなく人間の手によって彼女の命が奪われると発狂。精神的に狂ってしまい、目的が「人類守護」から「人類支配」へと変わってしまう。マリアの遺体も保存しており、禁断の死霊魔法「死霊蘇生(レイズデッド)」を用いて、異世界より召喚した多くの異世界人から抜き取った力(命)を注ぎ込み、最強の使い魔として復活させる。
そしてある時ロッゾ一族にマリアベルが誕生する。当時3歳だったマリアベルの強大な力を見抜き、自分の後継者として認め寵愛を注ぎ指導していく。
しかしマリアベルがアムリタ遺跡で命を落としたことでもう一度発狂。一周回って正気に戻り、目的も「人類支配」から「人類守護」に戻る。そして人類の生存圏確立を果たすため、自分に変わる覚醒勇者 の誕生を計画していくことになる。
強さ
ユニークスキル「不屈者(アキラメヌモノ)」
詳細は不明。
究極能力「希望之王(サリエル)」
ユニークスキル「不屈者(アキラメヌモノ)」が進化した天使系究極能力であり、その中でも最強とされる美徳系。
ルミナスの所持する究極能力「色欲之王(アスモデウス)」と対をなし、同じく生と死を司る。
最終的には人類繁栄の希望と共にクロエに託された。(移植はルミナスが行った。)
「真意の長剣(トゥルース)」
勇者時代から愛用している神話級武器。
普段は使用していなかったが、ルベリオスの大聖堂での戦いの際は本気を出すために使用した。
以下、本編のネタバレ注意。
かつての師に召喚されイングラシア王国に再臨した際に、最高の弟子であるヒナタが覚醒勇者に至っていないことを嘆き、光の聖霊と共にこの宝剣を譲渡した。