概要
60秒で12問という超ハイペースで出題されるクイズ番組。
元々は1969年1月から1986年3月まで、木曜19:00-19:30に放送されていた(第1次)。その後、1989年10月から1990年3月まで、水曜19:00-19:30に放送された(第2次)。このときは(基本的には)一般参加者が参加するタイプの番組で、正解数に応じた賞金があった。
その後2000年10月から2002年6月まで、月曜20:00-20:54の時間帯に、「タイムショック21」として一般参加者型として放送後、2002年8月以降は特別番組「タイムショック(時期によってはタイトルが「新タイムショック」や「超タイムショック」になる場合もあった)」で芸能人専用番組として放送されたが、2014年9月の放送をもって終了した。
だが2017年3月に、2年半ぶりに「ザ・タイムショック」として復活。以後春と秋の年2回放送されている。
ルールと出題傾向
問題は一問一答方式で5秒ごとに出題で、厳密にはタイマーがスタートして問題を読み上げられてから答えるまでが5秒。短いようで長い、長いようで短い1問である。
言い直しやタイムオーバーは無効であり、たとえ正解⇒不正解の言い直しでも無効となるが、答えを言い始めたのが時間内ならば、言い終わりがタイムオーバーでもセーフ。
規定ルールで敗北・失格扱いになると、椅子が原則的に回される罰ゲームが通例。敗北・失格条件は放送時期によって異なり、3問以下ないし5問以下というパターンがほとんどだが、過去には以下のような変わったパターンもあった。
- 特定な問題に間違えることが条件(通称「ショックポイント」)
- 6問以下(サバイバルタイムショックでは最大10問以下)
- 対戦相手の正解数を下回る(この時は1つの時計台の中に解答席が2つ用意された)
椅子の回転は横方向が原則になっているが、過去のバージョンでは宇宙飛行士の訓練に使われるような360°フル回転する「トルネードスピン」だったり、全く回されずに炭酸ガスが出てくるパターン(炭酸ガスを浴びる上に横方向に回る場合もある)もあった。
「今、何問目?」「昨日の明日の明後日は何日後(=2日後)?」「おかあさん(サザエ)の従兄弟(ノリスケ)の子供(イクラ)、あなた(タラオ)からみたら何(=はとこ)?」などといった、学力の知識が全く必要ない判断力と精神力を試されるアドリブクイズもチラホラ登場し、クイズ番組といえど必要となるのは知識だけではない、新しい切り口が取り入れられたのが特徴。
完全なアドリブ問題でなくても、微妙な引っ掛け問題が数多く、頭の回転が速ければ知識では他の参加者に多少劣るところがあっても、総合成績で勝ててしまうパターンも意外にある。しかし、当時から最近に至るまで、11問正解までと12問パーフェクトの差が非常に激しく、1分間というプレッシャーの重さがそれだけ見て取れる。基本的にシンプルなルールなので、主に他局からたびたびパロディにされている。
余談
第1次に関しては、NET(→テレビ朝日)の系列局が少なかったこともあり、番販購入が盛んに行われていたが、(NET→)テレビ朝日と同時ネットで放送したクロスネット局や系列外局もあり、引き継ぎやネット打ち切りの放送局が現れた。
第2次に関しては、系列フルネット13局とテレビ信州で放送され、石川テレビでも番販購入が行われた。
「タイムショック21」は、チューリップテレビ、福井放送、山陰中央テレビ、高知放送、テレビ宮崎でも番販購入という形で放送されたが、特番移行後は、クロスネット局や系列外局では放送されていない(『超タイムショック』は山陰放送で放送)。
司会
田宮二郎(第1次)
山口崇(第1次)
生島ヒロシ(第2次)
中山秀征(「タイムショック21」以降)
新山千春(「タイムショック21」〜「超タイムショック」)
鹿賀丈史(「タイムショック21」)
大下容子(テレビ朝日アナウンサー、「ザ・タイムショック」)