少年王ビアス「まだまだこんなのはほんのお遊びさ。ほんの遊び。ここからが本番さ」
CV: なし
登場話:第49話「大教授ビアスの崩壊!!」
概要
少年王となったビアスが生み出した最後の頭脳獣。
頭が肥大し、真っ白に病みきった虚ろな歪んだ顔が二つ合わさったような、かつダメ押しとばかりに中央の単眼以外にも左肩の顔の口部にも1ツ目が付いているため怪人の素顔自体も虚ろに歪んで見える、見ただけで吐き気を催すフリーキーな容姿が特徴。顔がないと見せかけて実は二つの顔があったと気付かされるショックを見る者に期待させる“デザイナーの悪意”が鋭いデザインである。
急遽作り上げた即席の戦力なため、スペックは低い。
活躍
少年王ビアスが千点頭脳の一つに光線を照射することで誕生し、レッドファルコンを迎撃した後、ヅノーベースのコードに自身を接続して電撃による破壊活動を行う。
ヅノーベース墜落後はビアスを護衛するためガードノイド・ガッシュと共にレッド以外の四人を攻撃するが、地球に帰還したケンプを含む千点頭脳たちが郷愁の思いから反旗を翻したため、ビアスが老人の姿に戻ってしまう。ビアスを護衛するガッシュの時間を稼ぐためジンマーを率いて四人に戦いを挑み、四人を相手に一時が優位に立つが、ファルコンの参戦で形勢が逆転し、トリプルバズーカとバイモーションバスターを連続で受け倒される。
その直後、ガッシュのギガファントムによって再生巨大化する。
スーパーライブロボを相手に大した抵抗もできぬまま、最期はスーパービッグバーストを受け爆散した。
それに続く形でビアスとガッシュは崩壊するヅノーベースと共に運命を共にし、今ここに運命を歪められてしまった哀しき天才たちの野望は完全に潰え、武装頭脳軍ボルトは壊滅した。
余談
その容姿はまさに「頭でっかちになるばかりで心身ともに歪んだ末に人間を辞めた異形の怪物」と形容するにふさわしく、ボルトの構成員のみならず、周囲の期待や学歴主義が齎した競争に巻き込まれた「実際の被害者」をも象徴しているともいえるだろう。制作陣からの強烈なメッセージが籠った1体である。