群れに意味はない。生き残るものが生き残るだけだ。
概要
多くの人々に恐れられている最強の魔法使い。冷酷で心無い魔法使いと言われている。他者に干渉されることを煩わしく思っており、人前に姿を現すことは少ない。
(公式サイトから引用)
▼ プロフィール
年齢 | 2000歳以上 |
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誕生日 | 4月27日 |
身長 | 185cm |
出身 | 北の国 |
家族構成 | 不明。師はスノウとホワイト、兄弟子はフィガロ |
特技 | 破壊魔法 |
好きなこと/もの | 細氷 |
嫌いなこと/もの | 弁えない者 |
得意なこと/もの | 大体の魔法全て |
苦手なこと/もの | 愛想よくすること |
CV | 近藤隆 |
※名字の文化がない時代に生まれたため名字はない
▼ 魔法関連
所属 | 中央の魔法使い |
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呪文 | 《 ヴォクスノク 》 |
魔道具 | 杖 |
紋章 | 左鎖骨の下 |
マナエリア | オズの城の一番高い塔から見る細氷の景色 |
アミュレット | マナエリアの幻影を閉じ込めたガラスケース |
得意な魔法 | 天候操作 |
厄災の奇妙な傷 | 夜に魔法を使うと眠ってしまう (弱い魔法なら辛うじて使える) |
人物
※以下ネタバレ注意 |
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人の想像や書物の中では怪物のような恐ろしい姿で描かれているが、リケ曰く、風も雲もない静かな夜空のような、大人しい穏やかな顔をしている。威厳と畏怖を感じさせるオーラのある寡黙な美丈夫。外見年齢は20代後半程度。
世界で唯一天候を操ることができるほどの魔力を有している。オズの感情に天候が左右されてしまうこともあり、オズの気が荒ぶると風も荒れ、オズが塞ぎ込むと世界が吹雪に閉ざされる。他に天候を操作することができる生き物はドラゴンくらいなもの。
中央の魔法使いとして召喚されたが生まれは北の国で、物心ついた時にはひとりぼっちだったらしく、スノウとホワイトに拾われる (※ボコボコにされて無理矢理連れ帰られる) までは、幼いながらに強大な魔力を狙って襲い来る魔法使いたちを返り討ちにし、殺した魔法使いのマナ石を食べて生きていた。
双子に拾われてから数十年の間は2人の屋敷で兄弟子のフィガロと共に4人で暮らしていた。オズの魔道具である杖や、アミュレットのガラスケースは双子が可愛い弟子のために手作りしたもの。
昔、フィガロとともに他者干渉のない自由な世界を求めて世界征服をしていたことがある。甲斐性のあるフィガロが参謀に徹し、オズは敷かれたレールの上でただ破壊するだけだったが、瞬く間に世界はオズのものとなっていった。
大陸の半分ほどを支配下に治めた頃にホワイトが亡くなり、少なからず衝撃を受けたオズは世界征服を放棄する。突然支配者を失った世界は混迷の時代を迎え、この事が現在の中央の国が建国されるきっかけとなった。
上記の理由で、大陸の各地にオズの魔法の痕だとされる「オズの爪痕」と呼ばれる場所があり、オズに関する伝説 (大半は信憑性に欠ける) が語り継がれ、ちょっとしたパワースポットのように観光名所化している。
オズは強大すぎる魔力を持つがゆえに、誰からも恐れられ、誰とも心から寄り添えず、孤独に生きていたが、2000年ほどを生きたある日、吹雪の中で死にかけている幼い魔法使いと出会ったことで運命が急転していく。
幼い魔法使い・アーサーは子供にしては比較的強い魔力を有していたため、オズはアーサーをある程度成長して魔力がさらに増えてから殺そうと気まぐれに拾い育てた。
しかし、恐れることも疑うこともなく命の恩人・育ての親・魔法の師匠としてオズを純粋に慕い、屈託なく微笑みかけてくるアーサーに、オズの孤独は緩やかに解かれていく。
目にした全てのものに瞳を輝かせるアーサーの「これは何ですか?」「何故ですか?」に答えるために、オズはそれまで欠片の興味もなかった世界のことを学び、好奇心旺盛ですぐに危険に突っ込むアーサーから様々な危険を遠ざけた。
「魔法書には書かれていない事実だが、男の子はわんぱくで手がかかる。」
アーサーが中央の国に連れ戻された際には、別離の悲しみからアーサーを忘れてしまおうと思い出の品を燃やしては後悔して元に戻し、また燃やして……を何千回と繰り返し、心が壊れかけたという。また、オズの嘆きによって北の国が常以上の寒波と猛吹雪に襲われ、多くの死人が出たらしい。
これらのことからオズは他者への愛を獲得したように見えるが、そうではない。
オズはアーサーただひとりを子のように宝のように愛しているだけで、その他のものに危害を加えないのは「自分を信じているアーサーに嫌われたくない」という恐怖心があるからである。つまり、オズの中から躊躇いも感慨もなく人を殺し都を滅ぼす魔王の性質が消えたわけではない。
ただし、以前はスノウとホワイトやフィガロに対しても数百年に一度しか口を聞かなかったほど他者との関わりを遮断していたにもかかわらず、必要に応じて協力を試みたり、意見に耳を貸したりとオズの中で変化があったことに間違いなく、彼らと関わるうちに妙な縁、絆のようなものを育みつつある。
スノウとホワイトは「賢者の魔法使いに選ばれたアーサーが〈大いなる厄災〉との戦いで命を落とす」と予言している。中央の魔法使いたちが助力を求めに来た際、アーサーの手の甲に浮かぶ紋章を見たオズが愕然とした表情を浮かべたのは、恐らくそれが理由。
アーサーにもしものことがあれば〈大いなる厄災〉ではなく、オズの嘆きによって世界が滅びるだろう。
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