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AzPainter(Linux)の編集履歴

2020-10-25 13:37:09 バージョン

AzPainter(Linux)

あずぺいんたーりなっくす

AzPainter(Linux)とはフリーのLinux用ペイントソフトである。 Windows版AzPainter2の後継。製作者はAzel氏。 (Windows版のAzPainter2は2011年11月22日に開発・サポートが終了されている)

概要

作者がLinux環境に移行したことによって開発されたLinux用フルカラーペイントツール。

GPL3ライセンスのもと、誰でも無償で使用できる。正式名称は「AzPainter」。

Windows版AzPainter2の機能に加え、さらに新しい機能が追加されている。

最新版はVer2.1.7b4(2020/10/25)


2017年2月にVer2へのメジャーアップデートがされ、ユーザーインターフェイスや機能が大幅に強化された。

(しかし作者はAzPainter2(Linux)との呼び方に変更する意志はないとのこと)


2.1.7b3より、ARM環境(Raspberry PIなど)での動作が可能となった。


インストール・セットアップ

ライブLinux仮想環境でもインストール・起動できるため、Windows利用者などでもOSに変更を加えることなく試用できる。


インストールは作者サイトよりソースをダウンロードし、各自の環境でコンパイルする必要がある。

最近のLinuxであれば依存解決を含め、4コマンドでインストールが完了するので難しくはない。


 Ubuntuでのコンパイル・インストール例(詳しくはREADMEを参照)

  $ sudo apt install 必要依存パッケージ群...

  $ ./configure

  $ make

  $ sudo make install



特徴

AzPainterの一番の特徴は、初代AzPainterより引き継がれる操作の快適さ。

Linux版においても独自設計により、全てにおいて動作が非常に軽く、起動も一瞬である。

そして操作面において、ほぼ全ての動作にショートカットを設定できる。


その他フィルターや、レイヤの合成モードが豊富に用意されている。




機能

  • 筆圧対応(XInput2)
  • キャンバス回転機能
  • 投げ縄・選択ブラシ等による自由選択機能(選択ブラシはVer2で廃止)
  • DPIの設定が可能
  • 内部では16bitカラー(15bit固定小数点)で色を扱うため、精度が高い
  • レイヤのフォルダ・アルファマスクなどの機能
  • 各レイヤのイメージは通常カラー(RGBA)、グレイスケール(色+A)、アルファ値のみ(16bit)、アルファ値のみ(1bit)の4種から選択でき、この使い分けでメモリを節約できる
  • イラスト描画の他にドット絵の編集(Ver2で機能減)やフィルタを使った画像編集などが行える
  • ブラシの詳細なカスタマイズが可能
  • サブウィンドウのウィンドウタイプの切り替え機能。サブウィンドウを単体で別のワークスペースへ移動可能。

Windows版AzPainter2 との操作面での大きな違い(Ver2.1.7b4現在)

  • 最大画像サイズが20000x20000まで対応
  • 作業時のキャンバス回転
  • 最大レイヤー数2000
  • レイヤのフォルダ分け
  • レイヤマスク(指定レイヤのアルファ値を描画時のマスクとして使用)
  • レイヤスポイト機能(触ったレイヤを選択)
  • 発光レイヤ
  • 範囲選択の強化(自動選択(投げ縄)、フリーハンド選択等)
  • 選択範囲の変形機能(別窓ダイアログにて)
  • スタンプ機能
  • ブラシの種別が統一され、詳細なカスタマイズが出来る
  • ファイル形式が独自のAPDv3へ。下位互換あり。

保存対応形式

  • APDv3(Ver2から採用のAzPainter標準形式)
  • PSD(PhotoshopGIMPなど。レイヤのフォルダ構造は保存されない(読込は可))
  • PNG、JPEG、BMP

APD形式の注意点

AzPainter Ver2で保存されるAPDファイルは新形式のV3なので、旧形式の読み込みにしか対応していないソフト(AzPainter Ver1など)では開けない。


読み込み対応形式

  • 上記保存形式に加えて、GIF, ADW, APD。


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