AzDrawing2は、Azel製作のペイントソフト(フリーソフト)であり、
同じくAzel製作の「AzDrawing」のバージョンアップ版である。
投稿時の使用ツールでは他のAzシリーズと離れたところにあるので見落としがち。
Windows版については、2011年11月22日に開発とサポートを終了している。
名前はドローイングだけど
線画やモノクロ漫画を描くことに特化したペイントソフトであり
ドローソフトではない。
動作が軽く、手軽に扱うことが出来る。
白黒じゃない
モノクロと表現されるので白黒2値と思われがちだが、それは誤解。
・表現できる色は多くのペイントソフトと同様、RGB各256段階。
・アルファ値、つまり透明度の濃淡がある描画ができる。
・ただし、1レイヤで1色。
簡単に言うと、レイヤを何枚か重ねることによって
浮世絵(錦絵)などの多版多色のように表現ができる。
もっと簡単に言うと、
モノクロ漫画とか、フルカラーの線画から色の塗り分けまでとかに便利だし、
色数の少ないアニメ塗りだったら、なんの不都合も無い。
こんなに便利
アンチエイリアスの掛かった綺麗な線が描ける。
タブレット(筆圧)に対応。
補正の度合いも変えられる。
多岐にわたるブラシ設定はどんどん保存できる。
テクスチャ・ブラシ画像の追加は、画像ファイルをそれぞれのフォルダに入れるだけ。
(※ブラシは正方形のみ)
レースや破線も思いのまま。
ベジェ曲線、スプライン曲線有り。設定やキー押で入り抜き表現が可能。
平行線や、集中線などの定規もあるよ。
自動選択は無いけど、自由選択はあるし「塗りつぶし参照レイヤ」や
「閉鎖領域塗りつぶし」が有るからへっちゃら。
ドット塗り残しが出来ちゃう描き方の人には「閉鎖領域塗りつぶし」は便利。
点、線、市松トーンならドット数指定で生成してくれる。
縦書きでも半角文字だけ横にしてくれたりする、小粋なテキストツール。
キャンバス左右反転、回転が簡単。描き易い角度にぐるぐる回る。
PSDで保存可能(但し、グレースケールで統合した1枚レイヤ)。データ入稿に便利。
「各レイヤを連番出力」で一気にレイヤ毎にPNG出力。モノクロ何枚も描く時便利。
アニメGIFも作れる。
レイヤ構成などの情報をそのまま保存するADWファイルは、同じくAzel製作の「AzPainter2」で展開可能。
関連タグ
ペイントツール AzPainter2 AzDrawing AzPainter