概要
AzPainterとは、Azel製作のペイントソフト。ver1.36をもって開発が終了し、後継のAzPainter2に製作が移行した。現在は、AzPainter2の開発も終了し、AzPainter(Linux)が開発されている。
レイヤーやマスク処理に対応するフリーのペイントソフトで、投稿時の「使用ツール」の選択項目にあるソフトの1つ。
インストール不要で、Windows標準の「ペイント」と同じくらい軽快に起動するのが特長。
機能
画像形式は、レイヤーを含められる独自形式のほか、BMP/JPEG/GIF/PNG形式の読み込み・保存に対応する。
ブラシは「鉛筆」「水彩」「スプレー」などが、描画方法は「自由線」「直線」「四角枠」などが用意されている。
レイヤーは、種類を「乗算」や「オーバーレイ」など15種類から選択することが可能。マスク処理にも対応しており、指定色が塗られた部分を上書きできないように保護したり、あるいは指定色以外の部分を保護できる。
そのほかレタッチ関連では、トリミングや90度単位の回転といった基本機能や、明度・コントラスト・レベルの補正、ぼかしやシャープ化、モザイク、セピア化などの機能を備える。
ただし、筆圧感知、自由選択機能(いわゆる投げ縄)、PSDファイルの読み込み・保存に対応していないなど、ツールとして不足感を禁じえない点もあったが、後継のAzPainter2では、PSD形式の読み込み・保存と筆圧感知に対応した。
このほかに線画に特化したソフトとしてAzDrawingがある。AzPainter2共々投稿時の使用ツールとしては選択出来ないので、AzPainterで代用されることが多い。別途それらのタグが付けられることもある。
なお、AzPainterはキャンバスサイズが4500×4500pxまでしか作成できない。
窓の杜などのソフト配布サイトには「AzPainterで印刷用の作品は作れません」と注意書きがなされている