クソみてェな概要
『彼岸島48日後…』の224話に登場した、吸血鬼が占拠した国会議事堂に立てられた旗。
その旗の中央には吸血鬼の王である雅様の姿がそのままプリントされてしまっている。
吸血鬼のシンボルと言える存在だと思われるが、まるで証明写真のような雅様の顔(それも満面の笑み)が描かれているという驚くべきセンスの塊である。
それを見た陸上自衛隊隊員、十条二尉の「国会議事堂にクソみてェな旗立てやがって」という
全く以てその通りとしか言えないセリフから独特のセンスも相まって一気に呼称が浸透した。
雨が降りしきる中、旗が「ばさっ ばさっ」とはためいているのも笑いを誘う。
そもそも彼には陰陽玉を模したシンボルマークがあるのだが、作者はそれを忘れているおそれがある。
案の定とも言うべきか、旗の部分が無惨の顔に差し替えられたりと言ったコラにも使われている。
クソみてェな懸垂幕
旗が登場する前の東都ドーム(彼岸島世界の東京ドーム)の武闘会に登場した、雅の顔が描かれた巨大な懸垂幕。
それを見た吸血鬼たちがワアアアアアアアと歓声を上げた。
本項目の如くクソみてェなデザインではあるものの、東都ドーム編後半において山本勝次(勝っちゃん)救出のためにドーム上層に登った鮫島一行が逃走の際にクッションとして利用する場面があり、人間を嫌った雅の姿を誂えた事物が人間を救うという皮肉なシーンとして描写されている。