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悉くを殲ぼすネルギガンテの編集履歴

2020-10-28 22:08:44 バージョン

悉くを殲ぼすネルギガンテ

ことごとくをほろぼすねるぎがんて

「悉くを殲ぼすネルギガンテ」とはモンスターハンターシリーズに登場するモンスター、ネルギガンテの特殊個体である

概要

持ち前の再生能力を活かして、強大な力を持つ古龍にも臆せず立ち向かっていくネルギガンテの特殊個体。初登場作品はモンスターハンターワールド:アイスボーン。

数多の死闘を制し続けて生き長らえている極めて強大な個体であるとされ、ラージャンや怒り喰らうイビルジョーに拮抗できる腕力とバゼルギウスの爆鱗をものともせずに一方的に攻め立てる強靭さを兼ね備える。

外見上の違いは全身の棘や角が根元から黒く変色しており、一部の棘は龍結晶のような独特の光沢を帯びた「金剛棘」となっている点が目立つ。ダークな色が特徴的だった従来のネルギガンテと比較して、金剛棘による白銀の輝きが増している。その傾向は特に背中や翼が顕著。

この金剛棘は通常の棘よりもより鋭く強力なものになっており、飛散した棘に触れようものならたちまち裂傷状態に陥ってしまうだろう。


初登場したアイスボーンでは大いなる存在のいる淵源の孤島で遭遇するが、込時点では前哨戦に留まり、本格的な討伐はクリア後に行ける導きの地にて行う。

ただし本種のクエストを出現させるにはMR99まで上げないといけないため道のりは長い。ちなみにMR100の上限解放クエストが彼の討伐クエストかつ(無料アップデートで追加された猛り爆ぜるブラキディオス等を除き)始めてクエストの舞台が導きの地で狩猟することになるモンスターとなる。尚、クエスト仕様の導きの地では鉱石や骨塚は出ないため導き素材の収集はできない。


歴戦の個体は発売当初は存在しなかったが、2019年12月5日のアップデートにてようやく追加された。


戦い方

基本的な戦い方は従来のネルギガンテと同じである。最初は


滅尽龍ネルギガンテ

ある程度のダメージを受けると、彼は今までに聞いたことが無いような怒りの咆哮をあげ、より荒々しい振る舞いをして自身の棘を敢えて破壊する行動を取る。こうすることで金剛棘の発達を促し、自身をより強化することを可能としている。


『不倶戴天』と言われるこの技によって破却された金剛棘は広範囲に飛散して絶大なダメージをハンターに与える他、その時に地面に自分を叩きつけるモーションが当たると特大吹っ飛びを受け、その間に起き攻めを食らい見事に殲ぼされることになる。

一方で原種の大技だった『破棘滅尽旋・天』はオミットされており、バインドボイスで拘束してからの即死級の超高威力技を頻発するということは無くなった。

その代わり黒く硬化した棘をネルギガンテ自身がリセットすることもなくなったため、万が一「全身の金剛棘が完成」したうえ「全身の棘が黒化」してしまった場合、「金剛棘の完成促進の為の大技が封印」され、「金剛棘の巻き添えで吹き飛ぶはずの黒化棘が吹き飛ばなくなる」ため「コチラの攻撃はまるで通らず、向こうは金剛棘を乱射し続ける」という地獄絵図が発生する。

そのため挑むときは龍封力に優れた武器を用いたい。もしくは彼にクラッチ傷付けをして落ちる石が「滅龍弾」か「粘着弾」であるため、肉質軟化も兼ねて積極的に傷付けを狙うのも良い。その時間を彼が与えてくれるかは別の問題であるが。


不倶戴天を行ってからは「翼をたたんで低姿勢のままダッシュして突っ込んでくる」「吼えた後にジャンプして滅尽掌」といった距離を詰める技を積極的にかつコンボとして派生させて使ってくるようになる上その一部に「金剛棘の飛散」も加わるため、飛び道具使いは勿論、負傷して一度退こうとした一瞬の油断が命取りとなる。ジャーキー食って裂傷を治した瞬間棘が飛んできてジャーキーが無駄になるのは恒例行事。彼との戦いでは「裂傷耐性」と「満足感」のスキルが輝く。

隙を晒せば縦横無尽に暴れ回ってどうしようもなくなってしまうが彼も生き物。無茶苦茶に動いた後は息切れのように動きを完全に止める時が来るため、そこが攻撃や傷つけのチャンスとなる。


ちなみに、アップデートによって追加された歴戦の個体は歴戦王ネルギガンテがやった高速ダイブに似た技を使う。

歴戦王程の頻度やコンボ派生の突拍子の無さを持ち合わせていないものの、腕の『不倶戴天』を済ました後は高速ダイブに金剛棘の飛散がプラスされるため、高速ダイブは避けたのにその後の金剛棘がぶっ刺さるという別の脅威に晒される。



『不倶戴天』(ふぐたいてん)

『破棘滅尽旋・天』の代わりに実装された、体力が一定以下になる度に行う形態変化技。だいたいHPが15%分無くなる度に行う。

咆哮(大)で拘束し、真上に飛び上がって、順序はランダムで「右腕」「左腕」「左翼」「右翼」「頭」のうちどこかの部位を地面にたたきつけて金剛棘を破却する。この技の後、発達した金剛棘が爛々と伸びて輝き、以降その部位を使ったモーションに「金剛棘の飛散」が加わる。

「金剛棘の破却」モーションによって飛ぶ金剛棘の範囲と飛距離はかなり広く、弓やボウガンを使うハンターが中距離を維持して余裕をこいていると、飛んできた棘が直撃し裂傷状態にされる危険性がある。

一方で発達した金剛棘は以降部位破壊が可能であり、破壊に成功すると金剛棘を破却する攻撃の範囲が狭まり、火力も落ちるようになる(食らったら確定で裂傷するのはそのまま)。破壊王スキルがあると調査ポイント的にも美味しいだろう。


この技は出されたら避けるのはタイミング・運ゲーというわけではなく、翼か腕の棘を破却する際、「破却する方向の腕を上に挙げる」というモーションを取るため、挙がってない腕の方向にいれば金剛棘が飛んでこない。しかし頭のを破却する時だけは「両方の腕を挙げ」て、「狙った相手に突っ込んでくる」というニア『破棘滅尽旋・天』を行ってくるため注意。少なくともやるときは狙ったハンターの方角に彼が顔を向けるので、「狙われているッ!」と思ったらすぐ緊急回避をとろう。



余談だが、『不倶戴天』の意味は「俺とお前は分かり合えない。殺しあうしかない」という決定的な拒絶を表す意味であり、この技名について「『彼』と呼んで『愛しの君とこの世のはたて』等というクエスト名を付けて(表面上は)友好的なアプローチをかけてくるハンター達への絶対の拒絶」と取るか、「古龍を食らう古龍として全てを滅尽する誰とも分かり合う気が無いネルギガンテの凶暴さの体現」と取るか等、色々な考察がある。



「殲滅の主はまた鐘を鳴らす」

ラスボスの前哨戦とした初めて彼と戦う事になった「淵源の孤島」を舞台に、歴戦の悉くを殲ぼすネルギガンテを討伐するイベントクエスト。

「淵源の孤島」は闘技場の如くちょっとした段差と石ころがある以外は広々とした円型のバトルフィールドなのでモドリ玉が無いとBCへ戻れず救援ののろしを上げてもネコは誰も助けに来ない。一方で縦横無尽に暴れ回る彼の動きを阻害する障害物は何もないため、彼は伸び伸びと暴れ倒し、金剛棘を撒き散らす。しかもその上歴戦の個体なので火力も高く、前述のように歴戦の追加モーションもあって、一度何かの拍子に戦線が崩れるとドミノ倒しの如く一瞬で悉くが殲ぼされる危険が常に隣り合わせの高難易度クエストとなっている。


・・・・・と、ここまで書くと手を出しにくいプロハン専用クエのように聞こえるが、このクエストは報酬がただでさえ手に入りにくいのにカスタム強化等でバンバン消費する「大霊脈玉」であるため需要が極めて高く、舞台構造もガチンコ勝負になるが逆を言えば彼を追っかける必要も無いため周回が容易ということもあって、彼を容易く討伐できる実力派なハンターたちはこぞってこのクエストを受注する事態に。結果、「5月の期間中に最も多く狩猟されたモンスター」のベスト(彼ら的にはワースト?)4にランクインすることになった。南無。

ちなみにこの時の1位はムフェト・ジーヴァであった。古龍ェ…




余談

名称をとにかく間違えやすく、特に「殲ぼす」を「滅ぼす」と書かれやすい。

「ほろぼす」と打つと3つほど漢字が出るが、わかりやすい覚え方は「滅(せんめつ)」のせんの方。

各種攻略サイトや大辞典wiki、名のあるゲーム実況者などがこぞって「滅ぼす」の字を用いていたくらいには誤植率が高く、こちらの記事も先に存在していた記事が漢字を間違えていたため作成した次第である。


関連項目

モンスターハンター モンスターハンターワールド:アイスボーン

古龍種 特殊個体

傷ついたイャンガルルガ…「死闘を制し続けた猛者」として特殊個体になった点が共通する。

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