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悉くを殲ぼすネルギガンテ

ことごとくをほろぼすねるぎがんて

「悉くを殲ぼすネルギガンテ」とはモンスターハンターシリーズに登場するモンスター、ネルギガンテの特殊個体である
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概要編集

滅尽龍ネルギガンテの特殊個体。初登場作品はモンスターハンターワールド:アイスボーン

数多の死闘を制し続けて生き長らえている極めて強大な個体であるとされ、ラージャン怒り喰らうイビルジョーに拮抗できる腕力と、バゼルギウスの爆鱗をものともせずに一方的に攻め立てる強靭さを兼ね備える。そのため、一種の歴戦個体のような存在であるともいえる。


外見上の違いとしては、全身の棘や角が根元から黒く変色しており、一部の棘は龍結晶のような独特の光沢を帯びた「金剛棘」となっている点が目立つ。ダークな色が特徴的だった従来のネルギガンテと比較して、金剛棘による白銀の輝きが増している。特に背中や翼の色合いの変化が顕著であろう。この金剛棘は設定上、「古龍を喰らい続けて得た莫大なエネルギー」を糧に生成している模様。龍結晶のような見た目にも納得というものである。この金剛棘の変化は通常の棘よりもより鋭い見た目のみに留まらず、攻撃時には恐るべき脅威となる。詳しくは後述。

また、通常のネルギガンテも持っていた再生能力をも超えた超回復能力を有しているようで、一度は討伐されたと思われた個体が蘇生するという事態を引き起こしたこともある。


初登場したアイスボーンでは大いなる存在の住まう淵源の孤島で遭遇するが、この時点では前哨戦に留まり、本格的な討伐はストーリークリア後に行ける導きの地にて行う。

ただし、本種のクエストを出現させるにはMRを99まで上げないといけないため道のりはそこそこ長い。このため、ラスボス戦の前座でありながら事実上の裏ボスも兼任しているという特殊な立ち位置のモンスターでもある。

ちなみに、MR100の上限解放クエストが彼の討伐クエストであり、なおかつ(無料アップデートで追加された猛り爆ぜるブラキディオス等を除き)初めてクエスト受注導きの地で狩猟するモンスターとなる。なお、クエスト仕様の導きの地では鉱石や骨塚は出ないため導き素材の収集はできない。


また、発売当初は歴戦個体は存在しなかったが、2019年12月5日のアップデートにてようやく追加された。導きの地の氷雪地帯をレベル7にすることで出現するほか、後述するイベントクエストで戦うことが可能。


戦い方編集

従来のネルギガンテと違うところは、最初から体力低下後に移行する、翼を広げた形態がデフォルトであることくらいである。最初は


滅尽龍ネルギガンテ

ある程度のダメージを受けると今までに聞いたことが無いような怒りの咆哮をあげ、棘を自ら破壊する行動を取る。こうすることで金剛棘の発達を促し、自身をより強化することを可能としている。

金剛棘は通常よりも広範囲に爆裂しハンターに絶大なダメージを与える他、その時に地面に自分を叩きつけるモーションが当たると特大吹っ飛びを受け、その間に起き攻めを食らい見事に殲ぼされることになる。


通常種の大技だった『破棘滅尽旋・天』はオミットされており、バインドボイスで拘束してからの即死級の超高威力技を頻発するということは無くなった。

その代わりとして、両前足、翼の4部位のうちいずれかの棘が黒く硬化すると『破棘豪撃』という技を使用して黒い棘を破却する。高く飛んでから地面に棘を叩きつけたのち、両足の場合は地面を抉りながら対象へ突進、翼の場合は薙ぎ払って広範囲を攻撃する。これらは棘が黒くなるとすぐに使ってくるため、全身が黒くならなければ発動されなかった『破棘滅尽旋・天』と比べ、「棘のリセット」よりも「棘を破壊できなかったことへのペナルティ」の側面が強い。なお、尻尾の棘をネルギガンテ自身がリセットする技は存在しない。

また頭部も後述の大技使用時に一度だけリセットされるが、それ以降のリセットは無い。そのため、尻尾と金剛棘完成後に頭部の棘が黒化してしまった場合、こちらの攻撃は硬化した黒棘により通らず、相手の棘飛ばしが行われ続けるという地獄絵図と化す。

これを警戒する場合は、龍封力に優れた武器を用いたい。もしくはクラッチ傷付けをして落ちる石が「滅龍弾」か「粘着弾」であるため、肉質軟化も兼ねて積極的に傷付けを狙うのも良い。傷をつければ全部位で、そうでなくとも頭部限定でぶっ飛ばしダメージを発生させて強引に破壊を狙うこともできる。その隙を彼が与えてくれるかは別の問題であるが。


『不倶戴天』(ふぐたいてん)編集

『破棘滅尽旋・天』の代わりに実装された、悉くを殲ぼすネルギガンテの大技。

体力が一定以下になる度に行う形態変化技で、HPが約15%分無くなる度に行う。


咆哮をした後に飛び上がり、「右腕」「左腕」「左翼」「右翼」「頭」のうちどこかの部位を地面に叩きつけて金剛棘を破却する。この技を行うと発達した金剛棘が爛々と伸びて輝き、以降その部位を使ったモーションに「金剛棘の飛散」が加わる

この棘は攻撃範囲が非常に広く威力も凄まじいことに加え、ダメ押しとばかりに確定で裂傷状態となってしまう。さらに、「翼をたたんで低姿勢のままダッシュして突っ込んでくる」「前足を一度素早く振るったあと地面に足を突っ込み、一拍置いて金剛棘を爆裂させる」「咆哮のあとにジャンプして滅尽掌」といった、金剛棘が生えた部位を使用する技が次々に追加されていく。これらは既存の行動後に派生として繰り出すことが多く、通常種ネルギガンテの感覚で攻撃を回避して近づくと直撃を喰らいやすい。当然ながら事前の攻撃を貰ってしまえば追撃の形になるため、飛び道具使いは勿論、負傷して退こうとした一瞬の油断が命取りとなる。アステラジャーキーを食べて裂傷を治した瞬間に棘が飛んできて一連の行動が無駄になるのは恒例行事。彼との戦いでは「裂傷耐性」と「満足感」のスキルが輝くことだろう。


金剛棘が生えた後の危険性は前述の通りだが、一方で発達した金剛棘は部位破壊が可能となる。破壊に成功すると炸裂する金剛棘の範囲が大幅に狭まり、火力も落ちる。確定で付与される裂傷は残るが、蓄積値がかなり減るためしゃがんでもすぐに解除を狙うことができる。さらに破壊後は白棘が無くとも肉質が軟化し、ダメージを通しやすくなる。

さらにさらに、金剛棘は白棘や黒棘とは異なり明確に部位破壊として扱われるため報酬もしっかり貰える。破壊王スキルがあると調査ポイント的にも美味しいだろう。


この技は発動されたら避けるのはタイミング・運ゲーというわけではなく、翼か腕の棘を破却する際、「破却するほうの腕を振り上げる」というモーションを取るため、上がっていない腕の方向にいれば金剛棘が飛んでこない。しかし頭のを破却する時だけは「両方の腕を上げて狙った相手に突っ込んでくる」というニア『破棘滅尽旋・天』を行ってくるため注意。少なくともやるときは狙ったハンターの方角に顔を向けるので、狙われていると思ったらすぐに緊急回避をとろう。


ちなみに、アップデートによって追加された歴戦個体は上記モーションに加え歴戦王ネルギガンテが行ってきた高速ダイブに似た技を行ってくる。

歴戦王程の頻度やコンボ派生の突拍子の無さを持ち合わせていないものの、『不倶戴天』を発動したあとは高速ダイブに金剛棘の飛散がプラスされるため、ダイブは避けられてもその後の金剛棘がぶっ刺さるという別の脅威に晒されるので注意。


「殲滅の主はまた鐘を鳴らす」編集

ラスボスの前哨戦とした初めて彼と戦う事になった「淵源の孤島」を舞台に、悉くを殲ぼすネルギガンテの歴戦個体を討伐するイベントクエスト。

「淵源の孤島」は闘技場の如くちょっとした段差と石ころがある以外は広々とした円型のバトルフィールドなので、モドリ玉が無いとBCへ戻れず救援ののろしを上げても誰も助けに来ない。一方で縦横無尽に暴れ回るネルギガンテの動きを阻害するものは何もないため、彼は伸び伸びと暴れ倒し、金剛棘を撒き散らす。その上歴戦個体で火力も高く前述のように追加モーションもあるため、何かの拍子に戦線が崩れるとドミノ倒しの如く、一瞬で悉くを殲ぼされる危険性を孕んだ高難易度クエストとなっている。



……と、ここまで書くと手を出しにくいプロハン専用クエのように聞こえるが、このクエストではただでさえ手に入りにくいのにカスタム強化等でバンバン消費する「大霊脈玉」が確定報酬であったため需要が極めて高く、狩り場も所謂「決戦場フィールド」のため周回が容易ということもあって、飢えたハンターたちがこぞってこのクエストを受注する事態に。

結果、「5月の期間中に最も多く狩猟されたモンスター」のベスト4(彼ら的にはワースト4?)にランクインすることになった。南無。

ちなみにこの時の1位はムフェト・ジーヴァであった。古龍ェ…


余談編集

  • 名称をとにかく間違えやすく、特に「殲ぼす」を「滅ぼす」と書かれやすい。

「ほろぼす」と打つと3つほど漢字が出るが、わかりやすい覚え方は「滅(せんめつ)」の「殲(せん)」の方。

各種攻略サイトや大辞典wiki、ゲーム実況者などがこぞって「滅ぼす」の字を用いていたくらいには誤植率が高く、こちらの記事も先に存在していた記事が漢字を間違えていたため作成した次第である。


  • 『不倶戴天』の意味は「倶戴天(俱に天を戴く=同じ空の下に居る)」+「不(否定系)」、「俱に天を不戴(いただかず)」、これは「同じ空の下に居ることすら許容できない」「俺が死ぬなりお前が死ぬなりしてでも別の世界に行ってもらわないと気が済まない」「俺とお前は分かり合えない。殺しあうしかない」という決定的な拒絶を表す意味である。

この技名について、「『愛しの君とこの世のはたて』などというクエスト名を付けて(表面上は)友好的なアプローチをかけてくるハンター達への絶対の拒絶」と取るか、「古龍を食らう古龍として全てを滅尽する誰とも分かり合う気が無いネルギガンテの凶暴さの体現」と取るか等、色々な考察がある。


  • 彼がアン・イシュワルダにとどめを刺した事に関して「ネルギガンテは強すぎる力を持った古龍を仕留める抑止力のような存在なのかもしれない」との結論が出されるのだが、直後に(隠しボスの示唆として)「次はネルギガンテを追う」と言うセリフが入ってしまった事で「生態系のバランサーと判明したネルギガンテをわざわざ殺しに行く」という意味になってしまい、モンハン用語で調和は「目についたやつは皆殺し」の意味にされ、導きの地等目についたモンスターを討伐するコンテンツに入り浸るものを「頭調和」と呼ぶ風潮ができてしまった。

関連項目編集

モンスターハンター モンスターハンターワールド:アイスボーン

古龍種 特殊個体

傷ついたイャンガルルガ…「死闘を制し続けた猛者」として特殊個体になった点が共通する。

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