概要
CV:水城レナ
本名はシンシア・ウェラ・レーン。 18歳。気温がマイナスを下回るシベリアの地で水着みたいなコスチュームを着こなす元気すぎる女の子である。
オーバーマン乗りの少女で、シベリア鉄道総裁キッズ・ムントの秘蔵っ子である。
趣味で遊ぶ対戦型ネットゲーム・オーバーマンバトルでは連続200回対戦チャンプの「クィーン」の称号を持つ。本人が登場するのはずっと後になってからだが、ゲーム内では第一話からゲイナーのゲーム友達として登場している。
シンシアを倒したゲイナーが「キング」となった所から物語は始まっている。このときには仕事で徹夜明けと言っている。
ただ、連続200回という事はその間ゲイナーとは戦っていない事を示し、ゲイナーがエクソダスの影響で、オーバーマンバトルにアクセス出来なかったり、やる暇が無かった事も示している。
性格は快活で裏表が無いが、残酷なこともしれっと行えるような幼児性を内包しており、ある意味小悪魔のような存在である。
ゲーム内ではゲイナーにわずかに及ばないものの、卓越したオーバーセンス(オーバーマン操縦能力)を持つが、それは高いオーバーセンスを持つ家系の娘だからでもある様子。亡き母親が最高のオーバーマン乗りであることがシンシアの自慢でもあるが、母親の顔は写真でしか見たことが無い。
ずば抜けたオーバーセンスで愛機ドミネーターの能力を縦横無尽に駆使し、ゲイナー・サンガをも打ち倒す力を持つ劇中最強のオーバーマン乗りである。
世間知らずな一面がありオーバーマンを使って相手を打ち倒す事と、コンピュータゲームで他プレーヤーを倒す事を同一視していた。しかしゲーム仲間のゲイナーを実戦で徹底的に打ちのめし、ひどい怪我を負わせてしまったことに強いショックを受け、戦うことに忌避観を感じるようになる。「ゲーム好きだが現実とは区別している」ゲイナーに対し「ゲームも現実も同一視している」シンシアは好対照と言えるが、組織の人材として育てられたシンシアにはそもそも”相手を打ちのめすこと”が人を傷つける行為であるという認識が無かったのである。
しかし自分を育て鍛えてくれた恩人であるキッズ・ムントを裏切ることも出来ず苦悩することとなり、それが物語後半で大きな役割を果たす。
甘い物好きで棒付きキャンディやチョコレートなど、いつもお菓子を頬張っているが、本人はかなり痩せっぽちで背も小さい。
しかしそれが、ケジナンにはたまらなく魅力的なようである。
キッズの許にはオーバーセンスを持つ多くの少年少女が集められていたが、一人また一人と脱落していき最後にはシンシアしか残らなかった。そのためゲーム内はともかく現実には友達がおらず、ゲイナーやサラとの友情を大切にしていた。
立場的にはライバル悪役だが、個性的な容姿と人間関係に思い悩む等身大のキャラクター造形から根強い人気を誇っている。