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カンムリツクシガモの編集履歴

2020-10-29 00:58:25 バージョン

カンムリツクシガモ

かんむりつくしがも

主に東アジアに生息していたカモの仲間。一応日本にもいたらしい。

概要

大きさ60センチくらいのカモの仲間で、というよりもロン毛に見える後頭部の飾り羽が名前の由来。当初は雑種とされていたが後に新種だとわかった。

 

現在は絶滅したとされ、確実な記録は1917年に韓国で捕獲されたメスの個体が最後。現存する標本はこれを含めて3つあり、あとはロシア産のメスと日本産のオス。

日本では「チョウセンオシドリ」と呼ばれていたらしく、江戸時代に朝鮮から持ち込まれた個体や北海道で捕獲された個体の絵が残っている。


同じツクシガモ類のカモは現在も元気に生きているが、このカモが絶滅した原因は不明。ただしダックハントのターゲットになっていたようなので、狩猟によって数が減り絶滅に至ったと思われる。

元から数が少なかった可能性も考えられるものの、何しろそうした調査記録がないため真相はもはや闇の中。

 

ちなみにツクシガモは「筑紫鴨」と書き、断じて「土筆」ではない。筑紫は福岡県の地名であり、冬鳥として九州地方によく飛来する事からこう呼ばれる(西日本や東日本にも来るが東日本ではかなり稀)。

主な生息地

朝鮮半島~ロシア東部、中国北東部、日本(北海道で捕獲例がある)。

生態はほとんど不明だが、一説にはロシア東部で繁殖し、冬越しのために朝鮮や日本に飛来していたと言われている。

生存説?

1920年代には絶滅したとされるこのカモだが、ロシア東部で60年代半ばに3羽、挑戦半島辺りで71年頃に目撃情報がある。その後も中国で70年代後半~80年代後半頃に目撃されたという情報があるものの、根拠が弱いのでせいぜいウワサ程度の話。

なお日本での記録は江戸時代の終盤(1820年代)が最後で、以降の目撃情報は皆無。なので万が一生き残りがいたとしてもそこに日本産の個体はいない可能性が高い。

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バライロガモ→同じく絶滅種のカモ

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