概要
5歳のころから囲碁を習いはじめ、小学2年生の時に小中学生むけの全国大会「少年少女囲碁大会」にて優勝する。プロ入りは中学1年生の2002年のとき。
段位は九段。囲碁棋士としては珍しく、得意な型や決まった型を持たない。
19歳で張栩名人に挑戦して「史上初の10代名人なるか」を期待されたが惜敗。しかし翌年に再び挑戦して今度は見事奪取。その後も順調にタイトル獲得数を増やし、十段・天元・本因坊・碁聖・王座・棋聖のタイトルを順に獲得。2016年と2017年には囲碁棋士として初めての七冠独占を達成している。七つのタイトル独占を2度果たしたことが評価され、2018年には国民栄誉賞を受賞した。2020年に芝野虎丸から名人位を奪取して、大三冠(七大タイトルで特に格の高い棋聖、名人、本因坊を独占すること)に返り咲いた。
2020年現在、名誉棋聖、名誉天元、名誉碁聖の名誉称号資格保持者であり、二十六世本因坊 本因坊文裕の号を持つ(本因坊は現在保持中)。