概要
1993年7月14日にスーパーファミコンから発売されたリメイク作品で、
後に2010年10月21日に『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』として
Wiiから発売された。
ファミリーコンピュータで発売された下記の4作品がリメイクされて収録されている。
欧米では『Super Mario All-Stars』として発売。向こうでは『USA』が代わりに『2』として発売されていたため、日本版『2』は『Lost Levels』に改題されて初登場となった。
また、限定版として上記の4作品に加えて『スーパーマリオワールド』も収録された別バージョンがSNES本体とセットで発売されている。
バーチャルコンソール化はこれまでの所全くされていない。おそらくオリジナル版が既にラインナップされている事からだとされている。
…が、ニンテンドースイッチの『Nintendo Switch Online スーパーファミコン』に2020年9月3日に追加される事となった。つまり、スイッチ一台でオリジナルのファミコン版(Nintendo Switch Online ファミコンにラインナップされている)とリメイクのスーパーマリオコレクションの両方ができてしまう事となったのである。
オリジナルからの変更点
- 『USA』だけにあったタイトル曲が『1』『2』『3』にも新規で追加。全て『1』ならびに『2』の海ステージのアレンジ曲で元々『USA』からしてそれだった。
- 進行がバッテリーバックアップで『ワールド』同様記録する事ができるようになった。『2』のみステージ単位で記録できる。セーブファイルから開始ワールドを進めてセーブしている分だけ自由に選ぶ事が可能。ワープを使うとクリアしていないワールドでもセーブさえすれば選択可能。
- エンディングの変更。『1』と『2』ではピーチ姫が檻に幽閉されている。『3』では大広間でステージ紹介がそれぞれのステージ画面が背景になっている。
- 『1』のコース4(城)クリア時に、『2』と同じく残り時間に応じて得点に加算。
- 『1』の3-4に唯一穴からバブルが噴き出す場所があったがリメイクでは炎の池に変更されている。
- 『1』と『2』の土管内・豆の木で行ける雲の上のボーナスステージ、クッパ戦に新規BGMが追加。無限増殖の天井が128でカンストするようになりそれ以上マリオを増やすことができないようになった。つまり1ミスしただけでゲームオーバーということがなくなり安心して無限増殖できるようになった。
- 『1』と『2』の城ステージで、分岐ルートで正解・不正解のルートを通った際の音判定が出るようになった。
- 『1』と『2』の地下ステージBGMは『3』と同じアレンジになった。
- 『2』のA~Dワールドの出現条件を8回クリアから1回もワープゾーンを使わず1回クリアに変更。つまり1回でもワープすると9ワールドやAワールド以降に行くことが出来ず8-4でゲーム終了となる。9ワールドは前述の条件に加え1回もコンティニューしないことが出現条件となりこれを満たした場合は8-4の残機没収(スコア変換)がなく、8-4クリア時の残機のままもしくはセーブに記録された残機数でプレイ可能。9-4をクリアするとA-1にそのまま進む。その為、マリコレ版『2』は9ワールドとA~Dワールドを両立できる仕様になっている。ただし、9ワールドはセーブで記録ができるが、セーブファイルで再開する際にコンティニューやワープゾーンを1回でも使ってしまうと選べなくなるので注意(加えてワープゾーンは1回でも使うとAワールド以降も選択できなくなる)。
- 『2』のA~Dワールドの敵の仕様がオリジナル版と違う他に中間リトライが無い。
- 『3』でステージ開始時に「MARIO START!(LUIGHI START!)」と表示される。所持アイテムもセーブで記録できるようになった。
- 『3』のワールド7までの王様達はFC版と違い魔法でマリオシリーズのキャラクターに変えられてしまっている。
- プレイヤー人数はセーブするとそれで固定されるので注意。また、二人プレイを選んだ場合は2コン側に何も接続しなければ1コン側だけで交互にプレイ可能。
- オリジナルにあったバグの修正。
- 『USA』のゲームオーバー後のコンティニューの回数制を廃止。ミス毎にキャラクターが変更可能。ボーナスのスロットにスリーセブンが追加。
- 『1』のエンディング曲は『3』と同じタイプになり、『2』はオリジナル版であるロングバージョンのアレンジ曲になっている。
・・・など。
ニンテンドースイッチ版
- どこでもセーブ・ロードが可能になった。
- スーパーマリオコレクションを持ち運んでどこでも遊べるようになった。