概要
CV:関俊彦
日刊エヴリースポーツの若手新聞記者。登場時24歳。身長は173~175ぐらい。
自分の仕事に情熱的であり、試合の感動がよく伝わるよい記事を書く。作品の要所要所において登場するサブキャラ達には日刊エヴリーの松田耕作署名記事のファンもいる。そのため、実際に松田と面識が無くとも、「信用できるのは松田だけだ」とか、「松田の記事が一番うまい」などのエピソードが挿入される。また、虎滋郎の件でショックを受け柔道をやめていた柔が再起したきっかけも、松田の記事だった。周囲からは「三流紙の三流記者」と表現されることが多々ある。
いでたち
山形県村上山村(架空の地名)出身、民宿まつだを営む父母の元で育つ。若い頃は自分がスーパースターに憧れ、野球、サッカー、ラグビーなどを経験する(アニメ版のみの語り)が挫折を繰り返し、いつしか自分がスーパースターを追いかけることを夢見て「日本一のスポーツ記者になる」と母親に告げ、故郷を飛び出し上京した。
しかし、彼に待ち受けていた現実は三流スポーツ新聞「日刊エブリィ」でのスキャンダル、ゴシップ記事ばかり。そんな失意の元に現れたのがひったくり犯を巴投げで投げ飛ばす猪熊柔であり、彼はその姿を追いかけるようになる。つまり、彼にとっても猪熊柔は自分に生きる希望を照らしてくれた光として映り、それが後の展開や想いにつながっていく。
一方で、取材対象「猪熊柔」の、普通の女の子でいたいという切な気持ちも酌み取るようになり、ほのかな恋心も交えながら、彼女の気持ちを尊重してあげたいという心とスーパースターとして輝く彼女の取材を続けたい、という二つの相反する心の相剋が始まる。彼自身、終始猪熊柔に一途なのに紆余曲折を繰り返すのは、この二律背反の感情が常に取り巻いているからである。また、自分は三流新聞の一介の三流記者(これは卑下)でしかなく、彼女とは月とスッポンだという気持ちも、向こうからの次第に強まる想いに対し、後込みを続けてしまった原因となっている。
性格
情熱的で行動力旺盛。鶴亀トラベルの羽衣係長など熱意に漲った彼の記事のファンもいた。また、周囲の気配りができる人間であり、ときにマスコミの立場も忘れ、柔や富士子たちの味方になったりするなど公私をしっかりと弁えることができる人格者である。一方で、常にジャンパーにジーンズとファッションセンスは疎く、一人暮らしのアパートは常にゴミまみれで、日夜カップラーメンと生活能力は低い。英語は苦手だが地理には強い。
二輪免許を持っており、アニメではスズキGSRやホンダVFR400などを乗りこなしているなどバイク姿がサマになっている(高校時の柔でもバイク姿がかっこいいと思っていた節はあった)。また、もともとスポーツ経験者だけあって基礎体力は高く、運動神経は決して悪い方ではなく体格も良い(原作ではバルセロナでマフィア相手に大健闘している)。