概要
漫画『地獄先生ぬ~べ~NEO』に登場する新5年3組の男子児童。
クラスのリーダー格で立ち位置は前作の立野広に近いが、成績は彼より優秀でIT系にも強い。一人称は1話のみ「僕」だが以降は「俺」になっている。作中では名前は「ケント」と表記されている。
人前では否定しているが、クラスメートの橘百合愛とは両想いの関係。
両親の離婚後は「名字や住所が変わらずに済むため」という理由で父親の元で暮らしているが、実質は一人暮らしの状態で、家事も難無くこなしている。しかしその反面、極度の味覚オンチになっており(殆ど味覚障害になりかかっていると言ってもいい)、ゲテモノ料理を友人たちに振舞った際にはかなりドン引きされていた。
両親の不仲により半ば見捨てられて育った経路から大人全体に不信感を抱いており、その事情もあって新任教師として就任した童守小の卒業生の稲葉郷子を上から目線で見下していた。
その後、その心に付け込んで憑りついた妖怪・わいらに取り込まれそうになるも、ぬ~べ~の助太刀で救われる。その件もあって以降は担任であるぬ~べ~や郷子を信じるようになると同時に第一の理解者としてぬ~べ~達に協力するようになる。
しかし、あくまでも信頼を寄せている大人はぬ~べ~や郷子のみである等、その本質の問題面は一行に改善していないままとなっており、ぬ~べ~以外の大人の言う事には素直に聞かないどころかわざと反抗的な行動に出る事さえもある。更にはその反抗的行動にクラスメート達まで半ば強引に巻き込もうとし、結果的にクラスメート達が大変な騒動に巻き込まれる事も少なくなく、現在もクラス内では滝川衞や苫米地茉莉と1、2を争うトラブルメーカーになってしまっている。
とはいえ、ケントがこういった問題面の多い人物になってしまった原因は、家庭内を機能不全にした実の両親にある。特に、一応という形でケントを引き取っている父親の栄二の方は酷く、当の本人はケントが自身に何の期待もしていないのを良い事に浮気相手の家に入り浸っている身勝手な有様で、一度はケントを助けようとした事もあるものの、その後も愛人の土屋多絵の同居を独断で決めてしまう等、自身の行動に何の反省もしていない様子となっている。
ぬ~べ~もケントの家庭の問題については気にかけているものの、生徒の家庭事情にまで干渉してしまう事は教師として逸脱した行為になってしまう為、うまく協力できない状況が続いており、このまま状況が改善しないままだと、ケントの身に取り返しのつかない事が起きるのではと、不安を抱く読者も少なくないと言える。
備考
名前の由来は恐らく「北斗の拳」から。