概要
飛来骨(ひらいこつ)とは、高橋留美子のマンガ・アニメ『犬夜叉』で珊瑚が使いこなす巨大ブーメラン。
実在のブーメランと同じように敵に向かって投擲し返ってくるのを待つ武器の一種だが、大きくちがうのは一般のブーメランは手首のスナップを使い目的に向かって投擲するのに対し、飛来骨は全身のバネを使い妖怪に向かって投擲することにある。
その威力は不明だが、普通に投擲しても、雲母に乗ったまま投擲しても、妖怪に多大なダメージをダメージを与えることができることから、人にあたれば悪くすれば死亡、運が良くても全身骨折は免れないと思われる。
ブーメランだけでなく、手持ちの刀または盾代わりにする場面もある。
続編となる『半妖の夜叉姫』では、珊瑚の息子・翡翠に受け継がれ、彼の武器として引き続き活躍している。
材質・強度
珊瑚の主要武器であるが、かつて退治屋に退治された数多くの妖怪の骨を固めて作られたもので、公式での設定によると重量は50kgほどになるとか。
ありふれた体格の彼女がそんな超重量武器を簡単に使いこなし、妖怪に多大なダメージを与えていることから、一体どんな鍛え方をしているのだろうか。大きな謎である。
その巨大さから防御にも使用でき、闘鬼刃などのよほど強大な力を持った武器でない限り、破壊される描写がなかったことから、かなりの強度を有している模様。
由来
珊瑚の武器として最初から登場、当然、由来も先祖伝来のものか、他の妖怪退治屋も使う量産品もしくは最新式のものなのかさえ、一切語られていない
戦いで損傷したり、闘鬼刃によって両断された際、珊瑚は刀鍛冶の刀々斎に修理を依頼しており、これらのことも併せてすべてが謎となっている。