概要
飛来骨(ひらいこつ)とは、高橋留美子のマンガ・アニメ『犬夜叉』および『半妖の夜叉姫』で珊瑚やそのほか妖怪退治屋が使いこなす巨大ブーメラン。
実在のブーメランと同じように敵に向かって投擲し返ってくるのを待つ武器の一種だが、大きく違うのは一般のブーメランは手首のスナップを使い目的に向かって投擲するのに対し、飛来骨は全身のバネを使い妖怪に向かって投擲することにある。投擲だけでなく、手持ちの刀または盾代わりにする場面もあり、毒気を防ぐことも可能。
その威力は不明だが、普通に投擲しても、雲母に乗ったまま投擲しても、妖怪に多大なダメージをダメージを与えることができることから、人にあたれば悪くすれば死亡、運が良くても全身骨折は免れないと思われる。
材質
退治屋が退治した複数の妖怪の骨を、邪気や怨念を浄化してから何らかの方法で固めたものとされる。
この妖怪達の魂は飛来骨に宿っており、珊瑚を戦友として見守っている。
由来
珊瑚の武器として最初から登場。当然、由来も先祖伝来のものか、他の妖怪退治屋も使う量産品もしくは最新式のものかも不明となっている。
灰刃坊の闘鬼神で一刀両断されたこともあるが、刀々斎に修理してもらった。
とある妖怪との戦いで弥勒を守ろうとした珊瑚が毒を塗って使用したために腐食してしまい、珊瑚に裏切られたと恨みを抱く。
その後、毒と薬に詳しい仙人・薬老毒仙が修理を受け持つこととなり、その一貫として飛来骨の魂と珊瑚が対峙。弥勒の尽力もあって和解し、修復された。
この時に「邪気に投げ込むとそれを纏い、敵の邪気を打ち砕く」という機能が追加され、一度は奈落を再生させず一方的に粉砕し撤退させる活躍を見せた。