概要
ロシアのミニ四駆レースチーム「ССРシルバーフォックス」でユーリが使うマシン。
初期は設定が安定しておらず、シルバーフォックスのマシン自体がオメガ01と称されていたが、後にリーダーのユーリ機がオメガ01、メンバー機はオメガ1、オメガ2…とメンバーに倣ったコードネームが振られることになった(例:FOX3であればオメガ3)。従って、チームマシンとしての名称は「オメガ」が正しい。
本稿では、便宜上ユーリ機以外の機体も併せて取り扱う。
01のみヘッドライトとシャークアンテナが赤である。1~4はヘッドライトとシャークアンテナが黄。
寒冷地でも安定した走りを行えるように設計・開発されているが、マシンスペックは、NAアストロレンジャーズのバックブレーダーを始めとした他国のグランプリマシンと比べると突出したものを持っておらず、驚異的なチームワークでその性能差を補っている。
※ビクトリーズとの初試合の前に行った練習走行で得たデータ、試合中に得たコースコンディション、天候データを観察・伝達し最適なセッティングを施して勝利を掴みとっている。
単独でのマシンスペックはレーサーによって大きく変化してしまう欠点を抱えているのだが、リーダーのユーリは、TRFビクトリーズのネオトライダガーZMCとの一騎打ちで勝利を手にしている。
主な装備
- スパイクタイヤ:金属製のピンスパイクが装備されたタイヤ。 コースコンディションに合わせてレインタイヤのようにスリットを加える時もある。
- クローチェーン:タイヤ全体を覆う爪型のチェーンユニット。雪原・氷原でのグリップ力が強くなりスピンをしにくくなる。オメガ01は、四輪全てに装備された。
- ???:本機の最大の装備。個々のマシンを各コース毎に分担して最適なセッティングを生み出し、それらを合わせることで一台の強豪マシンを凌駕する性能を引き出すことができる。
ユーリ達と歩んだ戦の歴史
- 試合前日、チームで練習走行を行っていく。 各々でコースに打ち込んで、コースに慣らしていった。
- WGPにて、ビクトリーズと【5vs5 バトンリレー】に挑む。 その中でコースコンディションの変化、装備の変更などの伝達を各走者が行っていき最適なセッティングが施されて勝利を掴んだ。
- 試合前日、鷹羽山のロードワーク中に見つけたコースで練習走行を行う。※01のみ
トレーニングコースでは、ユーリ機の参加はなくFOX1~FOX4の参加となりセッティングを行う。
- WGPにて、ビクトリーズとの試合に挑む。 春セクションでは、FOX2がサイクロンマグナムと接戦を繰り広げる。 夏セクションでは、オフロードタイヤに変更し再スタートしていく。FOX1 FOX3 FOX4 FOX01が突破していく。 秋セクションにてFOX2が、モーターが熱ダレを起こし離脱。
同時に発生したトラブルをFOX1 FOX3 FOX4が攻略し、FOX01が冬セクションに進むための道を確保し、ビクトリーズのマシンを相手にしていた。
冬セクションにてFOX01は、ネオトライダガーとの一騎打ちを挑む。 ゴール寸前でネオトライダガーを僅差で退き1位を獲得した。 FOX3は、ハリケーンソニックとプロトセイバーEVOとの三位争奪に勝利し3位を獲得し勝利へ導いた。
ゲーム作品では
- PS用作品「爆走兄弟レッツ&ゴー!!エターナルウィングス」
プレイアブルマシンとして選択が可能。(仕様はFOX01)このゲームでは雪道のコースが1つあり、そのコースではほとんどのマシンはスタートダッシュが鈍くなるのだが、このマシンのみ、その影響を受けない。
- SFC用作品「爆走兄弟レッツ&ゴー!!POWER WGP2」
アニメ本編では特に因縁の無かったプロトセイバーEVO.と二度レースを行っている。一回目はチーム戦、二回目はある事情を証明させるためのレースで活躍。物語終盤では、ある暴走ミニ四駆を停めるために、FOX01が援護に駆けつけた。
立体物
残念ながら、販売されていない。そのため、近い形状のマシンのボディを改造するか 複数のマシンのカウルをミキシングして製作するのが良いだろう。
実は
トライダガーXの初期デザインが、本機にそっくりらしい。 その流れだったのかトライダガーXXのウイングの形状は、オメガのものとそっくりだという・・・