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ブルー(サガフロ)の編集履歴

2021-01-30 13:32:01 バージョン

ブルー(サガフロ)

ぶるー

スクウェア・エニックスのコンピュータRPG『サガフロンティア』のキャラクター。

概要

サガフロ」こと『サガフロンティア』の主人公の1人。ヒューマンの青年。22歳。術士のリージョン「マジックキングダム」出身。双子として生まれ、キングダムの掟で弟ルージュを殺さなければならないという使命がある。冷静沈着で、術のためなら殺人も厭わない冷徹さを備える。ただしそれは、キングダムの命令だからやることであって、裏を返すとそれだけ純粋な性格でもある。彼の行動原理は、全てマジックキングダムの方針をそのまま実行している形。


他の主人公を選んだ際に仲間にすることは不可能。

他主人公のシナリオでは唯一レッド編でのみ登場するが、そのときも「名前が気に入らない」(レッドは英語で、ルージュはフランス語でそれぞれ「赤」という意味)と言われ仲間にすることはできない。


また、外面に反して性格が悪く、誰に対しても敬語で会話するが、内心ではよく毒を吐いている。

例えば術イベントで仲間になるエミリアに対しては「頭の悪そうな女だな」、T260Gに対しては「使えない機械」等


ある時はあちこちのリージョンを回り、またある時は術の持ち主を戦って倒し奪い、あまたの資質を集めてルージュとの決着をつける。しかしそこで彼を待っていたのは「勝者がどちらでも同じようになるよう仕組まれていた」という仕込みだった。

マジックキングダムで生まれた双子は、不完全な形で生まれてくると言う。実際彼は、心がルージュと2つに割れており、精神素養の「心術」の資質を身につけることが出来ない。

…そう、勝負の果てに待っていたものとは、ルージュとの融合

本来陰と陽、印と秘、魔と妖、心と邪、時と空のような相反する術は獲得することはできない(幻術と命術は特殊な術のため反術が存在しない)が、殺された側の持つ資質や術の全てを殺した側が吸収し、一人となることで人が持つことができる全ての術を手に入れる事を狙ったものであった。

そして一人になったブルー(ルージュ)は悟る、自分たちは元々一人の人間であり、双子などではなかったのだと。

勝敗どちらでも同じ、という理由も当然これが根拠。勝った方が完全な術士になるというキングダムの触れ込みは、半分本当で半分ウソだったのである。

キングダムに騙されていた——!? そう確信した彼は、故郷キングダムへ帰り、事の真相を暴こうとする、だが、怒りに震える彼を待っていたのは更なる衝撃だった。


マジックキングダムは、廃墟になっていた。


無数の術士たちが瀕死で街中に倒れている。そして、まだ息のあるものから事態を聞き出すと、地下からバケモノがあふれ出してきた、という。地下にそんな者がいるとは聞いたことも無かった彼は、いよいよもって自分の知らないところで大きな計画が動いていたことを察する。

そして、ついに全てを知るときがやって来た。


マジックキングダムに建てられた女神像、何か悍ましい計画を裏で進めていた者達を守る偽りの女神の内部に侵入したブルーがみた光景とは、たくさんの新生児がカプセルに入れられており、それがなぜか同じ数だけ別々の色のカプセルに分けられている光景だった。

嫌な予感は、最も嫌な形で的中した。キングダムでは新生児を人為的に双子に分割し、それぞれを別の場所で育て、学院卒業時に互いに殺しあうよう命令し、殺し合った2人が決着後に融合し、元は一人であった事を悟り、真実を知る為にここへ戻ってくる——そんなシナリオの通りに踊らされてきた事実。

そして、その目的こそが…地下にある「地獄」の封印管理のために強い術士を所望したことだった。


「地獄」、それは昔マジックキングダムが魔術の粋を集めて作った人工リージョンであり、人類が夢見る楽園を創造する計画であった。

しかし計画は失敗、実際に出来た楽園は「見た目はまるで御伽噺の天界」といった様相だが、その実「天使のような姿をした魔物」が勝手気ままに暴れ回るという状態であった(また皮肉にも、地獄は常時上級秘術「愚者」と同じ効果が発動している状態であり、あらゆるダメージが四分の一となるが、愚者と同じく術で解除できる)


外見は天国だが、実情は地獄…こんなリージョンを放置するわけにもいかず、マジックキングダムは地獄の封印を行うこととなった。


しかしその封印が緩み、化け物が外に出てきたのだ


非人道的な手段で、歪な「製造過程」をもって最強の術士をつくり、今度こそ完全に地獄を封じる…

その計画の完成を待たず、地獄の蓋は開いた

魔術の総本山の術師達も地獄の魔物たちには勝てず、学院は瓦礫の山となった…


彼は、初めて自分の意思で、地獄へと突入する。


地獄に蔓延る天使(まもの)を蹴散らし、最深部にたどり着いたブルーは天使に守られる卵のような物体が孵るのを目撃する、地獄を封印するために新たに産まれた地獄の君主を打ち倒そうとする。

これまで学院の決まりしか知らなかった彼が、やっと、自分の足で生き始めた瞬間だった。


そしてその結末は————— 知らされていない。


比喩ではなく、最終バトルの決着と同時に場面は停止し、the endで〆となる。

結末は自由に想像してほしいというこの前代未聞のエンディングは、多くの波紋を呼んだ。

しかし伏線はあった。ルージュとの決着後に、いきなりスタッフクレジットが流れること。

したがってこの真相解明と地獄封印自体が、エンディングという説が最も強いようだ。

また、戦闘中に終わってしまうことから、システム上地獄の君主のHPは0になったが、地獄の君主は実際には死んでおらず、どちらかが死ぬまで永遠に戦い続ける=封印であり、地獄の封印が解けたのは前回の封印者が死んだからという説が存在する


余談ながら、彼のエンディングは非常に独特で初見の際はバグやフリーズと勘違いしたり呆然とした人も多いとか。

開発中は非常に救いの無い結末が用意されていたらしく、それが軌道修正されて「結末不明」というものになっている。手直しされてなお結末不明というあたりに衝撃の大きさが読み取れよう。実際、全キャラクリアで行かれる開発2部マップで聞ける曲「運命〜さだめ〜(ブルーエンド)」はあまりにも物悲しい。


なお、裏解体真書のヒューズが主人公の小説では冒頭部分に登場。女の子と思って近付いたヒューズを落胆させた。京で「心が分かれている」事を理由に心術の修行を受けられない(実際のゲーム中でも心術の修行は受けられない)事にショックを受け錯乱気味であった。

なお、この小説で地獄が開放されつつあるマジックキングダムに帰還したのはルージュの方。

ルージュが秘術を選択していたので、「塔」や「死神」を食らって負けたのだろう。


作中の性能

術師らしく、技は全体的に苦手としている。

閃き適正が少ない為、大人しく剣技・体術は使わない方が良いだろう。

 

ステータスの成長率もINT・WILがトップ、続いてPSYが高めという完全な術師タイプ。

術を使わせるだけで術の威力がどんどん上がり、仲間内では真っ先に学習をし始める。

 

ただし、HPとVITの成長率が非常に低く、とても打たれ弱い。

術の学習をし始める頃になったら銃を少しずつ交えると、耐久力の足しになる。

元よりWILが非常に高い為に銃の威力が非常に高く、INTも高い為にどんどんと技を編み出す。


剣技・体術は偶然に閃いた際は使うかもしれないが……これが、実はルージュ戦で思わぬバランスブレイカーと化す。どういった光景が待ち受けるのかは、習得して使用した者だけが知る。


また、魔術の反術は妖術であり、魔術の資質を失う代わりにブルーもファシナトゥールで購入することができるのだが、合体前にブルーが妖術を購入しておくと合体後も妖術を使用することができる。

だからなんだという性能の術しかないが、術コンプ勢は試してみよう。


余談

ルージュとの決戦でブルーが敗北しても主人公のグラフィックが、ルージュとなるだけでそのまま進行していくのだが、ルージュが敗北した場合は「信じられん…」と呆然と死ぬのに対し、ブルーが敗北した場合は「この私が…お前より…劣るとでもいうのか〜」と妙に気の抜けた台詞を吐く

「いうのか…」でも「いうのか!」でもなく「いうのか〜」である、なんでこんな台詞になったのだろうか?同じ一文字のはずだが


地獄へと突入する直前、虫の息の術士が「お前達は本当の…」という言葉を言うのを最後まで聞くことなくブルーは地獄に飛び込む。

本当の…なんなのかは言及されておらず、本当の英雄であるという自分勝手な賞賛であるという説や、ブルーとルージュは分割された人為的な双子ではなく本当の双子であったという説(この場合心が不完全だから合体するまで心術を獲得できないという設定が矛盾するが)等様々な説が唱えられているが、結局説止まりになっている。


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