「僕はこういう戦いのために……命を燃やす瞬間のために<Infinite Dendrogram>にいる」
「だから……僕の全てで勝つさ」
プロフィール
通り名 | 無限連鎖、アルター王国三巨頭 |
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本名 | ヴィンセント・マイヤーズ |
年齢 | 21歳 |
メインジョブ | 【超闘士】(闘士系統超級職) |
エンブリオ | 【獅星赤心 コル・レオニス】 |
CV | 鈴村健一 |
概要
かつてグローリアを討伐したアルター王国三巨頭の一人であり、同時にアルター王国決闘ランキング一位の決闘チャンピオンでもある。
人物
アバターは金髪細マッチョ、整った顔立ちをした糸目の青年。
髪は書籍版では長髪だが、漫画版ではやや短くなっている。
目を引くのはその装備で、軽装の金属鎧を着込みながら下半身には袴を穿き、両手全てに指輪を嵌め、足には金属製グリーブ、頭部には羽飾りのついたテンガロンハット、極めつけに蒼いロングコートと、和洋折衷を通り越したチグハグな格好をしている。
アバターネームはオペラ「フィガロの結婚」から。
性格
気さくな雰囲気で口調も穏やかな一見すると優男な好青年。しかし内面は相当な脳筋であり、問題が起こるととりあえず戦闘で解決しようとする。
デンドロをやる理念は「生を謳歌する」ことであり、血湧き肉躍る戦いを至上とする戦闘狂。
強者と相まみえるときの笑みはまさしく悪魔か猛獣の如き形相であり、彼と相対したPKを戦慄させている(特に漫画版で見せた笑みは一見の価値あり)。
またその目的から、痛覚オン勢である。
こういった一面は彼のリアルでの事情に起因しており、エンブリオの能力も彼の望みを色濃く反映したものになっている。
リアル
世界的大企業マイヤーズ・コングリットの嫡男。
しかし重度の心臓病を患っており、少しでも興奮するようなことがあると心臓への負担で入院するくらい虚弱な体。
そのため幼少期のほとんどを病院で過ごし、学校に通うどころか走ることや劇を鑑賞することなどもできない。
そんな時家業を継いだ「弟」からInfiniteDendrogramを勧められ、始めることにした。
デンドロのリアリティはリアルではできない体を動かす感覚を経験させ、彼を熱中させるには十分なものだった。
そして体を動かす感覚を求めてログインし続けて、立派なデンドロ廃人と化した。
戦闘能力
超級職【超闘士】(オーヴァー・グラディエーター)をメインジョブにしており、初登場時と<凶城>との戦いでは鎖状の武器【紅蓮鎖獄の看守】(クリムゾン・デッド・キーパー)を駆使した戦闘を行っていた。
しかしこれらの戦術はまだ序の口であり、その真髄は数多の戦いで得た様々な武器を状況に応じて使い分けるオールラウンダーな戦いである。
加えてフィガロ自身が卓越した戦闘センスの持ち主であり、
スキルのタイミングを調整しノータイムで連続使用する、光速の攻撃を砲口から見定めて回避する、視覚や聴覚など感覚がほぼ機能しない状況下で攻撃が当たる感触だけで相手の位置を特定するなど、常人ではまず不可能な芸当をも可能にする。
前述のように彼は痛覚をオンにした上でこれらの芸当を行っており、リアルな痛みを受けた上でこういった無茶苦茶な芸当の数々をこなせるという異常な精神力も持ち合わせている。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【獅星赤心 コル・レオニス】 |
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TYPE | アームズ系列 |
能力特性 | 装備品の強化 |
到達形態 | Ⅶ |
紋章 | ”獅子の頭” |
フィガロが所持するエンブリオ。
その能力は装備数に反比例した装備品の強化であり、現在はフル装備で一律二倍の補正がかかる。装備品の数を減らすことでその倍率は三倍にも四倍にも膨れ上がり、ギリギリまで制限すると十倍以上の出力を発揮する。
しかもこの倍率は初期値であり、もう一つのパッシブスキル《生命の舞踏》(ダンス・オブ・アニマ)によって戦いが長引くほど倍率は上昇する。
フィガロの通り名である”無限連鎖”とはこの能力に由来し、戦いが長引くほど無限に強くなる能力によって最初はバランスのいい装備で挑み、相手の性質を見てそれに対応した装備に切り替えて倍率を高めた武器でとどめを刺すのが彼の常套戦術である。
作中での行動
本編で初登場したのは第一章で、神造ダンジョン<墓標迷宮>でレベル上げをしていたレイをモンスターと間違えて攻撃してしまう。すぐにその場で謝罪し、お詫びとして便利なアイテムを彼に渡した後、王国の道を封鎖しているPK集団の一角を潰しに行った。
関連タグ
InfiniteDendrogram マスター(デンドロ) 戦闘狂
シュウ・スターリング:友人。