専用武器:刀(一般武将共通)
無双奥義・奥義皆伝の文字:『尖』『継』
概要
『戦国無双真田丸』から参戦した無双武将(プレイアブルキャラクター)。
肩書は「尊大なる二代将軍」。
徳川家当主・徳川家康の三男で、後の徳川幕府二代将軍。家康の長男・信康は敵との内通を疑われて切腹、次男の秀康は他家へ養子に出されたため、三男でありながら嫡子となる、家康の後継者という立場にあるが、名君として誉れ高い父の威光に内心息苦しさを抱えており、それが彼に対する皮肉や家臣への尊大な態度として現れ、それは父・家康に対しても例外ではない。その言動から家中でも持て余されているが、実はそれらは全て、大義のためなら非情となれる父への恐れと反発心から出たものだった。父・家康に反発していた一方で、実は父の偉大さを深く理解し、敬愛している。それが影響しているのか、自己評価は低いことが台詞の端々に窺える。
徳川家の重臣・本多忠勝の娘・稲姫と婚姻し臣下に加わった真田信之には懐疑的で、家中でも特に高圧的な姿勢をみせたが、「関ヶ原の戦い」において別働隊として同行した際、とある出来事から信之に一喝されて以降その心境に変化が生じ、「大坂の陣」では家康の後継者たる名君へと成長。幸村達の信念と覚悟を知りつつも、父より受け継いだ泰平の世を守るため、それらを踏み越えていく覚悟を持って戦場に立つ、真田・徳川両家の積年の因縁に決着をつけるべく真田幸村と激突した。
人物像
低身長でずんぐりとした体格の父とは対称的に、身長190cmのスラリとした長身痩躯の男性。
前述の皮肉屋で尊大な性格を表すように目付きは鋭く何処か刺々しさを感じさせる。髪は黒~濃い茶系の長髪で、前髪が七三に分けられ後ろ髪はハーフアップ。壮年期には口髭を蓄え、髪も若干白みがかっている。
衣装は、父・家康の過去のタイトルでの衣装を彷彿とさせる点が随所に見られ、兜は『3』の家康が着用していた「大釘後立て一之谷兜」に近い形状となっている。衣装はマントの付いた青い陣羽織姿で、概ね南蛮胴を着用した徳川軍武将の中では珍しく和装・軽装となっている。
武器は刀。一般武将共通の凡庸モーションとなっている。
その他
NPC時代は、主に「上田城の戦い」や「大坂の陣」などで登場。父の代理で徳川軍総大将を務めることが多いが、基本的にはやられ役が多い。
『4』までは特に特徴の無い一般武将だったが、戦闘中の会話などでやや特徴的な声質で演じられることが多かった。2ではモブキャラで唯一やや低めの声で喋っている。(ただし2Empでは普通の豪将モブと同じ声で喋る。)3ではしゅっとした外見とは裏腹に肥満体のようなややくぐもった声になっている。
『100万人の戦国無双』では、本編より先んじて固有デザインの武将としてイラストが追加される。切りそろえられた前髪と凛々しい目元、それに反して恰幅の良い体格にりんごのように腫れあがった両頬というコミカルな外見で描かれた。多汗症なようで常に団扇で顔を扇いでいる。
本編タイトルにおいても『4-Ⅱ』にて特殊NPC化。父にも似た低身長で手足の短いずんぐりとした体格だが、まつ毛の長いキレ細目など特徴的な顔立ちをしている。甲冑のデザインは、サイバーなデザインの銀色の鎧の各所に葵紋が施されている。
同時期に放送開始されたTVアニメに登場した際も『4-Ⅱ』に準拠したデザインで登場している(甲冑はゲームと異なり、一般的な南蛮胴・陣羽織姿となっている)。性格はゲーム版とは全く異なり傲慢。上田城の戦い(第一次)以降真田家に対し強い嫌悪を抱いており、事あるごとに家康に真田の取り潰しを要求している。混沌を好む風魔小太郎にいいように扱われるなど、物語に都合のいい小物として描かれていた。大坂の陣を前に、弟・幸村へのやりきれぬ思いから苦心する信之の姿を嘲笑する態度をとっていたが、稲姫から怒りを買い平手を浴びせられる。その後、信之と二人でしばし談話し、表向きは変わらず不遜な態度をとっていたが、共に腹を割って心情を吐露したことでわだかまりを払拭させた。戦後は泰平の世を守るべく政務に従事する姿が描かれた。
台詞
「この秀忠もこれよりは、泰平の世のため父上のお役に立ちたく存じます」(2Empのイベント・「2代目」より)
「父上が自ら出陣なされたか・・・我らも続け!」(3の徳川家康の章・大坂の陣より)
「守成において、この秀忠の右に出る者なし!」(4Emp特殊台詞)
「処分は何としても直にお聞きしたかったもので」(真田丸イベント台詞)
関連タグ
徳川軍 徳川家康(父) 稲姫(義姉(家康の養女であるため))
徳川秀忠(史実)