大アルカナの一つ。
初老の男性が玉座に腰を掛けているイラストが描かれていることが多い。文字通り彼は皇帝であり国家を統治する存在であることが窺い知れる。
4というのは季節や方位などでよく用いられるとおり万物を印象付ける数字であることから大きな権力者、という意味合いを強めていると考えられる。
また、女帝のカードが母親を象徴するアルカナであるのと同様に皇帝のカードは父親を象徴するアルカナでもあることから人間関係などで皇帝のカードが出たときは男性的な意味合いを持つことが多いと言えよう。
正位置の意味合いとしては「支配」「安定」「責任感」等があり、逆位置の意味合いとしては「横暴」「傲慢」「独断的」等がある。