金鯱

きんしゃちまたはきんこ

文字通りしゃちほこに金箔を貼ったもの。

曖昧さ回避

1. しゃちほこに金箔または金板を張ったもの。本項にて解説
2. サボテンの一種。
3. 1を由来とした競馬の競走名 → 『金鯱賞』

概要

一般的にしゃちほこと言えば、名古屋城に飾られている金ピカの方(いわゆる金鯱)がよく知られている。

瓦製の鯱に金箔を張ったものと木造の鯱に金板を張ったものの二種類がある。

この金鯱が初めて天守閣の飾りとして用いられたのは安土城もしくは大阪城のどちらかと言われている。

しかし、徳川幕府の時代になってからは城の建築に関わる規制・禁止令が出た事でしゃちほこに金を用いる城はどんどん減っていき、さらには当時の財政難という事情も加わってその身を溶かして金策の足しにされたり質が低下したしゃちほこが飾られるようになっていった。

また、過去にしょっちゅう盗難被害に遭っているなど、色々と踏んだり蹴ったりな金ピカ生物である。

関連タグ

しゃちほこ　城　天守閣

キンシャチ(けものフレンズ)……金鯱をモチーフに生まれたけものフレンズのキャラクター。