概要
原義では「男性社会の中で特権的な地位を得た女性」を指す。
既存の秩序を崩されると自身の地位も失うので、政治的には保守主義者であることが多い。
インターネット上では、フェミニズムに反対的あるいは無関心な女性が「名誉男性」とフェミニストから呼ばれる。単に「名誉」と蔑まれる。
極端なミサンドリー主義の女性活動家は男性の淘汰・撲滅を目標としており、フラワーデモのようなフェミニズム運動に男性が参加することすら嫌悪する女性もいる。そうした女性からすれば、男女平等を謳うフェミニストすら「名誉男性」に見えるという。
つまり、何が中立で、何が正義かは、各人の視点によって大きく違うことを意味している。
なおネット上では性別を偽るユーザーも珍しくない。自分を女性と偽った男性のアンチフェミニストも確実に存在する。(中にはトランスジェンダーの人もいる)
また、逆に男性と偽って女性蔑視的な投稿をする女性もいる。(2018年に放火予告をして逮捕された20代女性は、複数のアカウントを用意し、サブアカウントで医学生の男性と偽って女性蔑視的な投稿を繰り返し、本アカウントでツイフェミの正当性を主張していた。)
もちろん誹謗中傷に相当する言葉である。
Twitter上のフェミニストたちに名誉男性認定を受け、名誉男性呼ばわりされた某女優が誹謗中傷で訴訟を起こし、名誉男性という言葉が誹謗中傷だと認定された。
関連項目
名誉白人:アパルトヘイト時代の南アフリカにおいて日本人、台湾人、韓国人らは白人と同じように商業活動することが許されたため「名誉白人」と呼ばれたが、実際はほとんど差別対象であった。