データ
- 別名:怪鳥
- 身長:62メートル
- 体重:4万トン
- 出身地:ゼルダポイント
概要
第32話「ゼルダポイントの攻防」に登場。
爆発性ガス「ゼルダガス」の開発者である根津博士(演:寺田農)の娘のアサミ(演:小出由華)が飼っていたオカメインコがゼルダガス爆発事故の際、突然変異を起こして怪獣化してしまった姿。恐らくゼルダガスにより怪獣化した模様。
毎時1500kmの速度で飛行することができ、口から黄色の破壊光線と吸引光線を放つ。両爪は鋼鉄よりも硬い。
アサミの命を奪ったゼルダガスが保管されているゼルダポイントに向かって飛行しており、当初はゼルダガスを憎んでいると思われ、ティガやGUTSらに攻撃されてしまう。
しかし、本当の目的は自身の命を引き換えに危険なゼルダガスをこの世から消し去る事だった。
吸引光線で全てのゼルダガスを吸収すると同時に絶命。GUTSによって宇宙に運ばれると、根津博士の魂と合体して光の鳥に変化し、ティガの導きでアサミの魂と共にこの世を去っていった。
尚、『ウルトラマンタイガ』ボイスドラマによるとトライスクワッド結成以前にウルトラマンフーマがこの怪獣と思しき金色に光る青い目の美しい鳥と遭遇したらしい。
ゼルダガス
この事件の原因となったゼルダガスとはそもそも劇中の時代より約20年前に北海道エネルギー開発研究所所長であった根津正親博士が石油に代わる新たなエネルギー資源として開発した物質だった。
しかし気化すると爆発する危険性もあるため学会から危険視され、安全性の問題からか根津博士は相手にもされていなかった。
そして北海道にあった根津博士の自宅の実験室にあった目薬一滴ほどの量のガスのサンプルがふとした事で大気中に漏れ出してしまい、自宅は周囲の原生林共々爆発、その時自宅にいた博士の娘アサミも死亡してしまった。
その事件により根津博士は呪われた科学者として学界から追放され、ガスも全て地球防衛軍に押収され、その後の地球防衛軍解体により、ガスは全てゼルダポイントに封印された。この事は軍の機密事項であったために限られた人間しか知らずサワイ総監は知っていたがイルマ隊長は知らなかった。もしゼルダポイントに封印されたガスが爆発した場合の被害は日本の10分の1が焼失してしまうほどらしい。その為、総監は通信に割り込みをかけて事情を知らないGUTSに真正面からシーラキートと戦うように指示した。
なおごく普通のインコに過ぎなかったシーラはこの事故の後に怪獣化したが怪獣化の原因もこのゼルダガスであった事は否定できそうにない。
余談
本来の姿が先に描かれ、それがボロボロになるような形が決定稿となった。