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編集者:薔薇さま道場
編集内容:地上駅時代について

概要

大阪市西成区玉出東1丁目にある南海本線南海高野線および汐見橋線の駅(NK06)。

公式には高野線の一部である汐見橋線は、事実上当駅が起点になっている。

開業は高野線が先行し、高野鉄道の勝間(こつま)駅として開業、のち阿部野駅に改めた。旧南海鉄道に併合された際に南海本線にもホームが追加され岸ノ里駅となる。このとき高野線はなんば駅乗り入れを開始し、連絡線も設けられたが、ホームは南海本線を跨ぐ形で設けられていた汐見橋駅発着列車専用ホームのみで、なんば発着列車は通過していた。戦後、高野線は漸次なんば発着列車が中心となり(以後、文中では高野本線と称する)、1970年になんば発着列車専用ホームが増設された。

その後、600V→1500Vへの昇圧を経て、1985年より高架化工事を開始。高野本線と汐見橋線は、ここに完全分断されることになる。特に汐見橋線は、高架化工事の影響で南海本線とも一時期は分断されたことがあった。

高架化工事の進捗に合わせ、1993年に南海本線の和歌山港方400mの位置にあった玉出駅を統合し、現在の岸里玉出駅に改称。1996年に汐見橋線のホームも高架化され、南海本線とつながり、一連の高架化工事は完了した。

駅構造

現在

高野本線は相対式ホーム2面2線、南海本線は島式ホーム1面2線、汐見橋線は単式ホーム1面1線。

欠番の5番線はホームのない通過線である。

なんば方で南海本線と高野本線とが二股に分岐している関係上、高野本線ホームと、南海本線および汐見橋線ホームとは距離があり、双方は長い連絡通路で結ばれる。改札は北方の岸里口と南方の玉出口があり、玉出口から高野本線ホームへ向かうには、南海本線ホームを通らないとたどり着くことができない。

南海本線は普通のみ、高野本線は各停のみが停車する。

のりば路線上下方向隣の駅
1高野本線下り堺東河内長野方面帝塚山駅(NK51)→
2高野本線上りなんば行(萩ノ茶屋今宮戎停車)天下茶屋駅(NK05)
3南海本線下り和歌山市関西空港方面粉浜駅(NK07)→
4南海本線上りなんば行(萩ノ茶屋・今宮戎通過)←天下茶屋駅(NK05)
6汐見橋線北行汐見橋行西天下茶屋駅(NK06-1)

ホーム有効長は6番線のみ2両、その他は6両。

岸ノ里駅時代

1970〜1985年

玉出駅統合前の旧・岸ノ里駅は単式ホーム6面6線と島式ホーム1面2線で構成され、2・3番線が島式ホームだった。南海本線と高野本線は地上駅、汐見橋線は高架駅。

1・2南海本線下り堺・和歌山市方面主に2番線
3・4南海本線上りなんば行(萩ノ茶屋・今宮戎通過)主に3番線
5高野本線下り堺東行汐見橋発のみ
6汐見橋線北行汐見橋行当駅始発はこのホーム
7高野本線下り堺東・河内長野方面なんば発のみ
8高野本線上りなんば行(萩ノ茶屋・今宮戎停車)

ごく一部設定があった汐見橋〜堺東直通列車は、汐見橋発は5番線を発車したあと7番線を通過し、汐見橋行は8番線を通過してから6番線に入線していた。

1986〜1992年

高架化工事に際して2番線と3番線、6番線が廃止になり、一時、単式・相対式複合5面5線の駅になっている。南海本線のホームは島式化されることになり、従来の相対式ホームは廃止になった。汐見橋線ホームはのちに、地上部に一時的に移設されている。

高架化にともない、番線が高野本線→南海本線→汐見橋線の順で振り直され、現在にいたる。

関連

南海電気鉄道 大阪府内の駅一覧

岸里駅玉出駅・・・OsakaMetro四つ橋線の駅。四つ橋線岸里駅は、南海では天下茶屋駅に相当する。

編集者:薔薇さま道場
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