概要
駅ナンバリングは南海がNK69、近鉄がO23。
アルファベット表記は南海側がハイフンなしの"KAWACHINAGANO"、近鉄側がハイフンがある"Kawachi-Nagano"である。
南海電気鉄道側は難波から来た約半数の列車が当駅を始終着としている。急行は当駅以南各駅停車。
近畿日本鉄道側はほとんどの列車が大阪阿部野橋方面へ直通運転している。当駅に発着する電車はほとんどが大阪阿部野橋に直通する準急だが、平日には急行も設定されており、朝に当駅発、夕方に当駅着が設定されている。夜は大阪阿部野橋行きや古市行き普通電車もある。
なお、戦時中は今の近鉄と南海が国策により合併していたこともあり、同じ会社の駅だった時期もある。
駅構造
橋上駅舎は南海と近鉄で共有。改札は別々で、のりば番号は連続していない。橋上駅舎の駅名表示には、西口が南海、東口が近鉄のフォーマットが使われている。
2010年から2013年4月にかけて工事が行われ、現在はノバティながの北館・南館それぞれに向かうペデストリアンデッキ、駅北側への階段、中2階への階段がある。西出口にはエレベーターと上り専用エスカレーター、東出口には改札内外共用エレベーターとエスカレーター、中2階側には上り専用エスカレーターがある。
南海電気鉄道
島式2面4線のホームを持つ地上駅で、1・3番のりばが本線、2・4番のりばが待避線である。ホーム有効長は20m車両8両分及び17m車両10両分であり、1995年から2003年にかけて急行ズームカー10両編成運転では、4番のりばで増結、2番のりばで切り離しが行われた。
2番のりばからは上下線の発着が可能で、当駅折り返し列車は2番のりば・4番のりばに発着。
駅長を設置。滝谷駅-天見駅間の各駅を管轄する。
2018年3月、ホームの放送が更新され、高野線の駅では初めて電車到着時に英語による自動放送が流れるようになった。
のりば | 路線 | 方向 | 行き先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 南海高野線 | 下り | 林間田園都市・橋本・高野山方面 | 本線 |
2 | 南海高野線 | 下り | 林間田園都市・橋本・高野山方面 | 待避線 |
上り | 中百舌鳥・堺東・天下茶屋・難波方面 | 折り返し列車 | ||
3・4 | 南海高野線 | 上り | 中百舌鳥・堺東・天下茶屋・難波方面 |
近畿日本鉄道
古市駅が管理する有人駅。
もともとは島式ホーム1面2線を持つ地上駅だった。かつての1番のりばに柵を設置し、架線、場内信号機、出発信号機、ATS地上子などや古市寄り約60mより先の線路を撤去したため、かつての1番のりばの線路には保線用車両しか入れなくなっている。
現在はかつての2番のりばのみを使った片面1面1線で発着を賄っている。ホーム有効長は5両。長野線の単線区間では滝谷不動駅でしかすれ違えないので、当駅に到着した電車は4分ほどで発車し、2駅先の滝谷不動駅で後続の電車とすれ違う。
のりば番号がなくなった後、駅の放送から「2番のりばに」もしくは「2番のりばから」と流れていた部分がなくなり、いきなり「電車がまいります」もしくは「大阪阿部野橋行き準急が発車します」などと流れる。
近鉄では「河内国分」や「大和西大寺」の「河内」「大和」といった旧国名や「大阪阿部野橋」の「大阪」を小さく表記するが、当駅は市の名前のため、旧国名を含めて大きく表記される。ただし路線名は「長野線」であり、車両の行先表示幕も「普通 長野」となっているなど、案内の統一は取れていない。
当初は当駅を途中駅として観心寺に至り、金剛登山鉄道に接続し千早方面まで延伸する構想があり、2線のホームを有していた。1923年に大阪鉄道が当駅から観心寺への路線を申請し、1927年に国から認可されたが、工事は行われず1959年に失効した。
利用状況
近況
南海電気鉄道
近畿日本鉄道
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は72,154人である(近鉄 令和5年度 移動等円滑化取組報告書より)。
年度別利用状況比較表
事業者名 | 南海電鉄 | 近畿日本鉄道 |
---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 31,033人 | 14,990人 |
2009年(平成21年)度 | 29,910人 | 14,583人 |
2010年(平成22年)度 | 29,968人 | 14,623人 |
2011年(平成23年)度 | 29,554人 | 14,449人 |
2012年(平成24年)度 | 29,551人 | 14,170人 |
2013年(平成25年)度 | 29,851人 | 14,140人 |
2014年(平成26年)度 | 28,495人 | 13,316人 |
2015年(平成27年)度 | 28,569人 | 13,884人 |
2016年(平成28年)度 | 28,279人 | 13,755人 |
2017年(平成29年)度 | 28,032人 | 13,652人 |
2018年(平成30年)度 | 27,511人 | 13,515人 |
2019年(令和元年)度 | 26,892人 | 14,001人 |
2020年(令和2年)度 | 21,218人 | 9,097人 |
2021年(令和3年)度 | 21,520人 | 10,323人 |
2022年(令和4年)度 | 23,010人 | 10,807人 |
2023年(令和5年)度 | 23,181人 | 10,563人 |
隣の駅
南海電気鉄道 | ||||
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高野線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
「こうや」・「りんかん」 | 金剛駅 | 河内長野駅 | 林間田園都市駅 | |
快速急行 | 金剛駅 | 河内長野駅 | 三日市町駅 | |
急行 | 金剛駅 | 河内長野駅 | 三日市町駅 | 当駅〜橋本駅間は各駅停車 |
| 千代田駅 | 河内長野駅 | 三日市町駅 | |
準急行 | 千代田駅 | 河内長野駅 | 三日市町駅 | 朝の当駅発難波行き、夜の難波発三日市町行き |
近畿日本鉄道 | ||||
長野線 | ||||
| 汐ノ宮駅 | 河内長野駅 | 急行、準急共に長野線内は各駅停車。 |