ジム・キャノンⅡ
じむきゃのんつー
RGC-83ジム・キャノンⅡは、アニメ『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する架空の兵器。
機体説明
一年戦争終結後、ジム・キャノンやRX-77D量産型ガンキャノンのデータを元に支援用MSの集大成として開発された機体。
生産ラインの大部分はジム・カスタムとの共用化が図られており、動力炉及び基本フレームはほぼ同一の構造となっている。
ガンキャノンなどと同様、両肩に2門のキャノン砲を装備しているが、より高出力なジム・カスタムのジェネレーターを流用している為、それまでの実体弾砲ではなくビーム・キャノンが採用されている。
重力下での精密射撃は腰のスタビライズド・ギアが展開し機体を安定させる。
外装にはガンダムNT-1のフルアーマー・システムのコンセプトが受け継がれており、チョバム・アーマーに類似した重厚な複合装甲を身に纏う。
武装はジム・カスタムと共通のジム・ライフル、シールドを装備。更に本機は支援機ながら近接戦闘も想定されており、左前腕部にショート化されたビーム・サーベル1基を格納している。
支援砲撃機の中では優秀であった為か、その後のグリプス戦役の際にもティターンズやエゥーゴの双方によって使用された。
バリエーション
ルシアン・ベント専用機
反ティターンズ組織「ケラウノス」所属の機体で、物資や人員の不足から中距離支援以外にも近距離戦闘にも対応するよう左腕に二連のヒートホークをマウントされているのが特徴。
また一時期はダズル迷彩が施されていたが、後に廃止された。
ジム・キャノンII[ホワイトコーラル]
上記のルシアン・ベント専用機の改修型。
カラバから供与されたパーツを用いて近代化改修された機体であり、右肩のビーム・キャノンが新型のメガ粒子砲に、左肩のビーム・キャノンが観測機器に変更されている。
また、肩アーマーに起立式のアンテナを装備され、頭部センサーも変更されている。
改修によって上半身の重量が増加した為、脚部の追加装甲を外してバランスを維持している。