概要
いわゆる「なりきり玩具」で、2020年10月31日に、劇中にでてくる50種の音を収録した竈門炭治郎仕様のモデルが発売された。
刀身を付け替えたり外したりすることで、3つのモードに切り替え可能となっている。
水の呼吸モードではボタンを押す毎に水の呼吸の型の台詞と効果音が、ヒノカミ神楽モードではヒノカミ神楽円舞の台詞と効果音が鳴り、アクションモードではボタンを押して本体を振ることで効果音が流れる。
2021年4月24日には胡蝶しのぶ仕様のモデルが発売。
2021年7月31日には我妻善逸仕様のモデルが発売予定。
余談
……ぶっちゃけ鬼滅の刃という作品は大人でもかなり人を選ぶタイプの話であり、ネット上では発売前から「ごっこ遊びをする年齢の子供たちが、鬼滅に興味を持つのか」「もっとリアルにして完全な大人向けで出してほしい」と言われたりもしていた。
が、アニメが歴史に残るレベルのメガヒットになったことや多数のコラボレーションなどで年齢を問わず人気が沸騰しまくった為、子供たちの間でも鬼滅は大人気となりDX日輪刀もスマッシュヒットとなっている。
バンダイがスポンサーとなっている番組でCMが放映されており、仮面ライダーやスーパー戦隊の放送中にも流れている。
評価
ハッキリ言ってしまえば非常に悪い。
というのも、まず見た目が刀としては水や炎が噴き出ているというあまりにもニチアサ感が強くシュールな造形になっている為、絶妙に本作の作風に合っていない(補足しておくと水の呼吸を始めとする剣技はあくまでも水や炎と言った性質を剣技に応用するという物なので、実際は水も炎も吹き出ているわけではない)。しかも所々で肉抜きや色が省略されるという有様で、手抜き感が強いのも評価が低い原因となっている。
音声も50種類以上あると言えば聞こえは良いものの、実際はアニメの進行度の関係上、9割以上が水の呼吸であり、ヒノカミ神楽の音声は実質一種類しか入っていない。更に音質もそこまで良いものとは言えず、泣きたくなるような優しい音(低音質)とまで言われる程、ガビガビの音声になっている。
ここまで見ればまだ子供向け玩具として十分と思うかもしれないが、何と値段が6000円という超高価格であり、大人が子供にポンと買い与えるにはあまりにも高すぎるという有様である(例として仮面ライダーのベルトも単品でここまでの値段は流石に存在せず、これを超える値段の商品があったとしても基本的に小物アイテムとのセットでの販売になる為、如何に異常かが分かるだろう)。
これらの要素が相まって「バンダイが鬼滅の刃で搾取しようとしている」と言われてしまっており、そのシュールさ故に大人のネタにされてしまっているのが現状である。
その為、Twitter等では「2代目グルメスパイザー」というあまりにも不名誉な称号を与えられてしまっている(ただ、玩具としてまともに遊べているだけグルメスパイザーと比べたら遥かにマシな事は言うまでもない)。