概要
現在我々の暮らす世界とは別の宇宙。パラレルワールドや異世界と呼ばれるものに近い。
ウルトラマンAにおけるマイナス宇宙
ゴルゴダ星を参照。
エレメントハンターにおけるマイナス宇宙
ゼロの壁と呼ばれる境界領域の向こう側に存在する宇宙。構成元素や物理法則自体はこちら側の宇宙と同様らしい(エレメントハンター最終話ではシンエヴァのマイナス宇宙にも通じる描写が展開されているが、その描写の舞台はエレメントハンターではマイナス宇宙ではなく11次元空間であった。スケールでかい)。地球に似たネガアースと呼ばれる惑星が存在し、地球とは別の進化を遂げた生物が生息している。
劇中で起きている元素消失は、地球上の元素がゼロの壁を越えてマイナス宇宙のネガアースに流れ込む現象。ゼロの壁の突破はGANTZ球にも似たポータルに触れれば人間にも可能であるが、マイナス宇宙を認識するための次元フィルターローブと呼ばれる脳の組織が発達している子どもでなければネガアースで正常な行動を執れなくなる。
後述するエヴァンゲリオンの碇シンジやゲンドウは完全な次元フィルターローブを持っていなかったがゆえにマイナス宇宙を様々な様子で観測していたのかもしれない。
エヴァンゲリオンにおけるマイナス宇宙
なんの脈絡も無くぽっと出で現れた新設定(エヴァではよくあるが)なので、唐突に現れて度肝を抜かれたファンも多い。しかし原型となる設定自体は旧アニメ版には登場し、第十二使徒レリエルのディラックの海がそれに該当すると思われる。負のエネルギーで満たされた空間(=虚数空間)に内向きのATフィールド(斥力)を展開することで自然界には存在しえない異次元を確保し、そこにエヴァを引きずり込んでパイロットに絶対的な孤独を与え、精神を浸食しようと試みてた。
この虚数というモノ自体が、乗算して負の値が出てくる自然界には存在しない概念であり、人間の理性と想像力によって存在が確定したイマジナリーなモノと捉えるならば、難解な劇中の描写もある程度頷けるのではないだろうか。